
備後西国 第22番 鬼臼峯・萬松山 徳雲寺
広島県庄原市東城町菅751平成27年(2015)10月 現在
本尊は聖観世音菩薩で、秘仏とされています。開山は山口県泰雲時二世覚隠永本禅師。文安年(1444)中、覚隠禅師がこの山に住む鬼神を教化して寺を建立、そのため禅師に帰依 して自分の角を折って献上したという故事により寺に鬼の角があります。また1km山中に自然石の通称鬼石があるが、鬼の字に角を書きません。末寺五十余カ寺、四世より八世まで禅師号と紫衣を賜わり、そのため勅使門もありあます。開基は宮教元、当時寺領三百五十石あった。現在の伽藍は元文3年(1738)三回目の火災以降のものです。
(参考)芦田川文庫 原田太朗著「備後西国三十三カ所」
















アクセス
庄原市東城の町並みから国道314号を7kmほど北上する、途中東城トンネルを抜けさらに直進すると右手に山小屋風の建物が見えてきます。ここを東へ山道を1kmばかり進むと視界が開け、道路がかなり広くなった所へ黒ぽい門だけがぽつんと見えてきます。勅使門です、門の前は大型バスでも数台は駐車可能な程広く、山門のすぐ傍まで車で行けますが、ここへ車を停めて木々が生い茂る参道を歩いてみましょう。山門への道の途中へも駐車場があります。