備後西国 第26番 能救山 岩屋寺

広島県神石郡神石高原町小畠386

平成26年(2014)8月 現在

写真 本堂

写真 納経

 天平11年(739)行基が開創し岩屋山能救寺と号したと伝えられています。永仁2年(1294)に山内土佐守通資の嫡子、上野守通忠が禅僧玉州是宝和尚 を請じて再建しました。更に応永7(1400)年九鬼城主馬屋原但馬守正国ならびに嫡子蔵人丞宗治が再建し、能救山岩屋寺と改号して菩提寺としました。九鬼城落城の後、福島左衛門大夫に末寺、寺領を没収されました。その後、この一帯が九州中津藩領となり、小畠代官所村田倫房の時、中津藩主奥平候の寄進をあおぎ再興しました。

(参考)芦田川文庫 原田太朗著「備後西国三十三カ所」   

   
写真1-1
本 堂
写真1-2
 
 
写真2-1
鐘楼と薬師堂
写真2-2
 
 
写真3-1
本堂から山門と鐘楼を望む
写真3-2
寺前は田圃が続いています
 
写真4-1
山門はかつて中津藩の備後飛び領
小畠代官所の表門
写真4-2
山門にある中津藩奥平家の定紋
 
写真5-1
山門は道路沿いです
写真5-2
全 景

アクセス

 国道182号を福山方面から北上、神石高原町に入りしばらくすると、道の駅「さんわ182ステーション」があります。ここから2kmほどで県道259号との分岐点、信号のある交差点を左(西・上下方向)に進み、山に沿った2車線の道を5㎞ほどで小畠の集落です。県道27号との信号のある交差点を右(東方向) に曲がります。200mほどで町立病院と神石高原町役場の前を進み、家並みがまばらになって来ます。先ほどの交差点からおよそ1.2km田圃の中のバス停「岩屋」の手前に「岩屋寺」の案内があり右手に細い道を入ると、600mほどで茶色い瓦の本堂が見えてきます。山門のすぐ前に広い駐車場があります。
 東城方面からだと、国道182号を南下、消防署がある交差点を県道27号へ西進すれば小畠の集落です。

 

 

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