北川村

幕末勤王の志士中岡慎太郎を輩出した村としてはあまりにも有名です。慎太郎においては、この村の農業の振興にも貢献し、田畑の区画整理、柚子の栽培の推奨等を進めたようです。
今では柚子の栽培が盛んとなり村の農業の中心となっています。また、この柚子の加工品の製造も盛んに行われています。


中岡慎太郎館  icon HP

中岡慎太郎館 中岡慎太郎館斜め撮り
国道55号線をごめん・なはり線奈半利駅を少し東に進んだ所より、北へ進路を取ると国道493号線になります。この道を道なりに進んでいくと所々に案内の看板が出ていますので、それに従って進みますが、途中なんだかグルグルと回っているような感覚になります。でも、恐らくこれが道の良い所を選んでルートを決めているのだと思われました。
その道を走っていると、ちょっと小屋が現れたと思ったらふいに中岡慎太郎館の建物が目前にそびえます。古い武家屋敷のような造りの外観が重厚さをかもし出しています。
幕末タイムトンネル 建物の中は時計回りに巡るようになっています。まずは、幕末タイムトンネルと称する所を抜けて慎太郎の世界に入っていきます。
展示は時系列に幼い頃から順を追って、慎太郎に関係する当時の出来事などが記されています。要所要所に再現ビデオによる展示もあって、これを観ていてもかなり勉強になります。
同じ土佐出身の倒幕を実現した主要人物の坂本龍馬の事は、書物も多く見る機会も多かったのですが、こと中岡慎太郎についてはほとんど見かける事がなかったので、漠然とした感じでしかありませんでしたが、今回ここに来て漠然とした物がはっきりとしてきたように思います。
この建物の2階では、その慎太郎の人となりが分かるような個々のテーマでまとめられて展示されています。とにかく何でもできる方というのが全てを観た印象でした。やはりかなりの優れた人物だったようで、ここの展示にもあるようにもし生き延びていたらと考えると、日本も変わっていたかもしれません。
1つ私として残念だったのが撮影禁止だった事。そんな事で、画像は建物の外観と中に入ってすぐの幕末タイムトンネルの物だけです。撮影をしていたら受付のおばさんに注意されました。2階には撮影禁止の表示があったのですが、1階にはなかったんですけどね。
駐車場あります。入館料:一般500円、小・中学校300円、園児以下無料。
2005.6.5(日)新規


中岡慎太郎生家跡

中岡慎太郎館の道を挟んでほぼ向かい側のやや下がった所で、木々に囲まれてひっそりとあります。
中岡慎太郎像 その生家跡の方へ下りる前の見晴らしの良い場所に中岡慎太郎の像があります。中岡慎太郎の像については室戸岬の方にもありますが、それよりは小型の像です。観た感じはあまり似てないですね。
中岡慎太郎記念碑 中岡慎太郎の事がツラツラと
それから、道を渡る手前の上段には記念碑もあります。その記念碑の後ろには慎太郎の歴史的な事をズラっと書いてあります。これは結構なボリュ−ムがありますので、読んでしまうには時間を要するように思います。
木々に埋もれて 門(禁煙です)
さて、生家跡の方へは細い道を下りていく事になります。そうすると、昔のお屋敷らしい門があります。ここを抜けると敷地内に入っていくわけですね。歩いていくと母屋の全様が徐々に見えてきます。
中岡慎太郎生家外観 中岡慎太郎生家外観
この建物については、昭和42年に復元されたもので、茅葺屋根になっていて独特の雰囲気をかもし出しています。やはり屋根に目がいきますね。見慣れている物ではないのと、かなり厚みがあるんですね。圧巻です。
中岡慎太郎館内観 中岡慎太郎館内観
建物の中に目を向けると、玄関と思われる所の真正面には壁があって、そこから左右に分かれますが、お客さんの場合は右に流れるんでしょうね。左側の部屋は誕生の間となってましたから。名称の通りらしいです。でも、普段は何に使っていたのでしょう。
右側の部屋は4畳が2間、3畳が2間、仕切りの襖を取り払って14畳程度の部屋になってました。造り的にはいわゆる田の字型のものです。
囲炉裏がある さて、玄関から入った所真正面の壁の向こう側に炊事をする部屋があります。ここで食事をするのかどうかは分かりませんが、囲炉裏があって、土間には釜戸があります。この囲炉裏良いですね。
他の部屋には天井があるのですが、この炊事をする部屋には天井がありません。屋根裏部屋みたいな物があるのでしょうか。直接屋根の萱が見えています。
入場無料。駐車場は特にないので、中岡慎太郎館の駐車場を使うといいでしょう。すぐ近くにおみやげ物屋があります。
2005.6.5(日)新規


北川村 モネの庭 マルモッタン  icon HP

駐車場から 国道55号線をごめん・なはり線奈半利駅を少し東に進んだ所より、北へ進路を取ると国道493号線になります。この道を道なりに進んでいくと案内の標識があるので、それを見落とさないように細い道に右折れし、坂を少し登るとそこにあります。
散策路 水の庭
チケット販売所にて入園料を支払ってその横に散策路があるので、その道を登っていきます。もちろん途中にある草花を見ても、この季節だと綺麗にそして生き生きとしている様子伺えます。
分岐もあり、進む散策路によっては違う景色が見えてくるのですが、YAMAの家ではモネと言えばこれでしょうという、太鼓橋が見える場所に来ました。
睡蓮の咲く池 赤色の睡蓮の花
ベストショット! 絵と同じ風景
太鼓橋の上からは睡蓮の咲く池の様子が伺えます。ここからの眺めも良いのですが、やはり視界に睡蓮と共に太鼓橋が見えるスポットが良いですよね。そんな事で散策路を進んで行きます。
この途中、バラのアーチがいくつかあります。時期的にはもう少し早い方がより美しいバラのアーチが見られたと思います。一応記念撮影はしました。
さて、肝心の睡蓮の方ですが、赤色と白色もしくは淡い黄色の花が咲いていました。でも、ここで大事なのはモネが自分の庭で咲かせようとして実現しなかった青色の睡蓮の花です。が、時期的に早過ぎたのか残念ながら青色の睡蓮の花を見ることはできませんでした。
それでも、庭の雰囲気というか、そこにある植物達がかもし出してくれる雰囲気がほっとする感じです。
一部、絵にかかれた庭を再現している場所があります。絵を置いてありますので、それと見比べてみると面白いですね。
自然の森
遊歩道として山の中の小道を歩くコースです。途中に展望台があります。おおむね大人で1時間30分程度の行程です。時間がかかり過ぎるのでYAMAの家は歩きませんでした。
遊びの森
水の庭に隣接される形でります。子供用のアスレチック施設がある広場があったりもします。結構な広場があるので、子供達が走り回るにはちょうどいい所です。こちらもYAMAの家では様子を伺っただけで行きませんでした。
ギャラリー・インフォメーション
ギャラリー入り口 中には絵があります
水の庭とは駐車場をはさんで向かい側にある施設です。中ではモネの絵を展示してあったり、お土産物を販売していす。今回柚子ゼリーの試食がありおいしくいただきました。しかし、実際に購入するにはちょっと高めの価格設定がネックかな。こう思っているのはYAMAの家だけかもしれませんが。なお、この施設でもチケットの販売はされているので、先にこちらに来てあとから水の庭に行ってもかまいません。
また、”レストラン モネの家”や、パンを販売している”手作り工房”があります。当日は暑かったもので、ソフトクリームを購入して食べました。これも価格は高めです。同じ買うなら、カップに入った、ソースのかかった方をお勧めします。こちらは断然おいしそうです。YAMAの家はコーンの物を買ってしまいました。なお、パンの方はユズパンがお勧めです。ほのかなユズの香りがして良いです。
花の庭
花の庭全景 アーチ
花の庭から建物を見る ギャラリー・インフォメーションを抜けると、目前に草木がたくさんあり、噴水のある庭が下方に広がると共に、さらにその向こうに自然の山々が眺められて気持ちの良い空間ができあがっています。
そして、下段に降りるとそこが花の庭になります。いろんな草花が所狭しと植栽されそれぞれが主張していて良いですね。端の方に門があって、その門から建物に向けてアーチ上の構造物があって、そのアーチの両サイドを草花で彩っています。大変綺麗ですね。
その他、あれこれと散策できるようになっていますので歩いてみてください。
この庭の隣にハウスがあって、そこで植物を育てているようです。また、販売もしていますので、お気に入りの植物が見つかったら購入することもできます。
2005.6.5(日)新規