山田由美in葉山

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「定常社会」を目指して……

 地球は有限なのに、人類は増えすぎました。自然環境も、ずいぶんと破壊されてしまいました。一部の資産家だけがますます富んでいく「金融資本主義」の限界も、もはや明らかです。
 わたしたちは、方向転換する時期に来ています。少子化が問題になっていますが、その傾向そのものは、悪いことではありません。多くの女性が、広い選択肢を持てるようになったということでもあります。
 人口増加が止まり、若い世代が貴重な存在になれば、未来の世界は、ゆったりした「定常社会」に落ち着くのではないでしょうか。

 2015年春の選挙で町議会議員になりましたので、ブログ『山田由美in葉山』で議会報告をしています。こちらでご覧下さい。

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 議会報告は、年に4回発行しています。最近の号については、ブログにも載せております。

 わたしは1962年、8月15日生まれ。獅子座で血液型はO型。葉山小学校、葉山中学校、横須賀高校、慶應義塾大学理工学部を卒業後、塾講師とイラストレーターの仕事をしてきました。
 葉山町の竹田医院でも、12年ほど看護助手として働いています。医療や介護の現場の様子がわかるので、議員としての知見に反映できていると思います。
 趣味で書いている小説は、投稿サイト「note」でもご覧いただけます。「#恋愛SF」や「#古典リメイク」「#源氏物語」もしくは「#レンズマン」などで検索してみて下さい。

 漫画とアニメで育っています。「ポーの一族」、「日出処の天子」、「ベルサイユのばら」、「エースをねらえ!」、「はみだしっ子」、「綿の国星」、「キャンディ・キャンディ」、「うる星やつら」、「キャッツアイ」、「北斗の拳」、「デビルマン」、「伊賀のカバ丸」、「王家の紋章」、「アルカサル」、「シャコタン・ブギ」、「イグアナの娘」、「T・E・ロレンス」、「寄生獣」、「ファイブスター物語」、「すげこまくん」、「彼方から」、「風光る」……好きな作品は数え切れず。才能が足りなくて漫画家にはなれなかったのですが、いずれリタイアしたら、再び漫画も描いてみたいと思います。

小説の部屋

宇宙SF「天使の眠る星」

ステラ

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ジャスミン

短編小説「地球美化委員会」

    地球美化委員会、本編へのリンク

短編小説「あの世≠ナ待機中」

    あの世≠ナ待機中、本編へのリンク

宇宙SF「胡蝶の夢 宇宙篇」

    胡蝶の夢 宇宙篇、本編へのリンク

「紫の姫の物語」

「紫の姫の物語」表紙

 日本が世界に誇る古典、源氏物語を現代女性の視点でリメイクしました。男優位の社会で、女性たちが悩み苦しみ、精神的自立を果たしていく物語です。葉山図書館収蔵。

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ブルー・ギャラクシー 「サマラ編」

サマラ

 未来の宇宙。人類の文明は、地球周辺の保守的な市民社会と、辺境の違法組織に分裂しています。辺境の違法都市で暮らすシレールには、年上の恋人がいましたが……

    サマラ編、本編へのリンク

ミッドナイト・ブルー 「茜編」

ブルー・シリーズ表紙

 主人公のシヴァは、辺境の違法都市で生まれ育った男。相棒は、知能強化犬のショーティだけ。ある日、シヴァは初恋の少女によく似た、バイオロイドの娘に出会います。バイオロイドというのは、人類が創り出した奴隷種族。シヴァは不純な動機で、彼女を娼館から買い取りますが……

    茜編、本編へのリンク

ミッドナイト・ブルー 「グリフィン編」

イラスト

 茜編から五年後。シヴァはある日、辺境を支配する最高幹部会に拉致され、相棒のショーティを人質に取られます。

    グリフィン編、前編へのリンク

    グリフィン編、後編へのリンク

ミッドナイト・ブルー 「ハニー編」

イラスト

 グリフィン役から降ろされ、最高幹部会に幽閉されていたシヴァが、新たな仕事を提示されますが……

    ハニー編1へのリンク

    ハニー編2へのリンク

    ハニー編3へのリンク

ブルー・ギャラクシー 「ユーシス編」

イラスト

 戦闘用強化体である紅泉(こうせん)は、趣味で"正義の味方"をしています。内心は"恋に恋する乙女"ですが、強すぎるため、男性からは敬遠されてばかり。その紅泉が、嵐の海で溺れていた美青年、ユーシスを拾いますが……

    ユーシス編、本編へのリンク

ブルー・ギャラクシー 「帰郷編」

イラスト

 紅泉たちが故郷の違法都市に帰ってきた時、妹分のダイナが初めて一人で戦いに臨みます。

    帰郷編、本編へのリンク

ブルー・ギャラクシー 「ルディ編」

イラスト

 ダイナは十五歳になり、初めて市民社会を訪問します。そこで十二歳のルディに出会い、熱烈に求愛されますが……

    ルディ編、本編へのリンク

ブルー・ギャラクシー 「乙女の楽園編」

イラスト

 十六歳になったダイナは、司法局から護衛任務を依頼され、違法強化体であることを隠して女子校に転入します。

    乙女の楽園編、本編へのリンク

ブルー・ギャラクシー 「ジュニア編」

イラスト

 違法都市で、シヴァそっくりの少年を発見した紅泉と探春は……

    ジュニア編、本編へのリンク

ブルー・ギャラクシー 「天使編」

天使編イラスト

 バイオロイドの少年ミカエルは、自分を創った違法組織から脱走したものの、遺伝的欠陥による脳腫瘍に侵され、死を待つ日々でした。世界に絶望するミカエルが、紅泉と出会ったことから、物語が始まります。

    天使編、前編へのリンク

    天使編、後編へのリンク

ブルー・ギャラクシー 「セイラ編」

イラスト

 ミカエルは紅泉の故郷で麗香の助手として暮らすことになりましたが、彼を慕うセイラもそこにやってきました。ミカエルはまだ、紅泉を思い続けているのですが……

    セイラ編へのリンク

ブルー・ギャラクシー 「ミオ編」

イラスト

 紅泉はある日、犯罪被害者であるミオと知り合います。"正義の味方"として優しく接したため、ミオに愛されてしまい、困惑することに……。一方、事件の犯人はミオのすぐ傍にいました。

    ミオ編1へのリンク

    ミオ編2へのリンク

    ミオ編3へのリンク

    ミオ編4へのリンク

ブルー・ギャラクシー 「泉編」

イラスト

 成人したダイナは違法都市ティルスで、総帥の秘書として働くことになるのですが……

    泉編へのリンク

レディランサー 「アイリス編」

登場人物

 惑星連邦軍から脱落して放浪中の青年エディが、船乗り見習いの少女ジュンと出会うことから、物語が始まります。

登場人物

    「アイリス編1」へのリンク

    「アイリス編2」へのリンク

    「アイリス編3」へのリンク

    「アイリス編4」へのリンク

    「アイリス編5」へのリンク

レディランサー 「ユーレリア編」

登場人物

 ジュンに見合いの話が持ち上がり、エディは真っ青に。娘を手放したくない父親も狼狽します。

    「ユーレリア編」へのリンク

レディランサー 「ドナ編」

イラスト

 ジュンの父親が大学時代の知人女性に誘拐され、辺境に連れ去られます。

    「ドナ編」へのリンク

レディランサー 「チェリー編」

登場人物紹介

 植民記念祭の中で、エディが出会った少女は?

    「チェリー編」へのリンク

レディランサー 「ティエン編」

登場人物紹介

 違法組織のボスの息子ティエンが、ジュンに惚れ込んで誘拐を企んだものの……

    「ティエン編」へのリンク

レディランサー 「帰郷編」

イラスト

 郷里の惑星で同窓会に出たエディは、どうしても好きになれない幼馴染のナイジェルに再会します。

    「帰郷編」へのリンク

レディランサー 「アグライア編」

イラスト

 違法組織の連合≠ノ誘拐されたジュンは、違法都市《アグライア》の総督の地位を提供されます。

    「アグライア編1」へのリンク

    「アグライア編2」へのリンク

ブルー・ギャラクシー 「再会編」

イラスト

 ずっと行方不明だったシヴァが、一族の本拠地である違法都市ティルスに帰還してくるのですが……

    再会編へのリンク

短編 「月よりも冷たい愛」

 私は時々、映画的な夢を見ます。その夢の一つを小説化しました。

    「月よりも冷たい愛」へのリンク

短編 「春の庭」

 やはり、夢から発想した作品です。

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短編 「永劫戦士」

 そのうち、続編を書くかもしれません。

    「永劫戦士」へのリンク

短編 「ミカエラの日記」

 吸血鬼の館に監禁されたヒロインの運命は……?

    「ミカエラの日記」へのリンク

中編 「星の降る島」

 人類滅亡の後に、ただ一人残されたマークは、人工知能レオネによって冷凍睡眠から起こされます。

    「星の降る島」へのリンク

短編  「星雨記」

 世界各地に、洪水伝説があります。氷河期の終わりに伴うものかもしれないし、小惑星の激突に伴うものかもしれません。ギルガメシュ叙事詩にある洪水伝説から、空想してみました。

    「星雨記」へのリンク

短編 「惑星映画」

 下積みの長い女優に、とうとう巡ってきた最後の役は?

    「惑星映画」へのリンク

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政治経済の部屋

 映画『ハンナ・アーレント』を、ご覧になりましたか。『本当の悪は、平凡な人間が行う悪』というテーマです。第二次大戦後、ナチスドイツの幹部として法廷に引き出されたアイヒマンは、冷酷な悪魔などではなく、『考えずに命令に従った』だけの官僚だったとか。

 『全体主義の起源』というアーレントの著作によれば、『思考を停止するのは、凡庸な人間』だそうです。邪悪とは、個人の愚かさや無責任の集積なのですね。

 わたしたちもまた、『真剣に考えない』ことで、巨大な邪悪に加担しているかもしれないのです。戦争や原発再稼働、環境破壊……
 世の中には、戦争によって利益を得る人々がいます。彼らにとって、情報を操作するなど容易いこと。わたしたちは、騙されないよう用心しなければならないのだと思います。

 一般に、人々の不安をあおって、ある方向へ進ませる手管が使われています。たとえば地球温暖化については、諸説あることを心に留めておいて下さい。

 現在の地球は、氷河期にあるそうです。地球上に通年、大陸氷床が存在する時期を、氷河期と呼ぶのです。その氷河期の中でも、寒さが厳しい氷期≠ェ終わった後の、比較的温暖な間氷期≠ノあたります。

 現在、大気中の二酸化炭素濃度が増していることは事実のようですが、そのことが、どれだけ危険なのかは、判断が難しいようです。
 過去には、もっと二酸化炭素濃度の高い時代もありました。古生代や中生代のことです。酸素濃度が高い時代もありました。巨大昆虫が栄えていた時代のことですね。大気成分は、時代と共に大きく変動しているのです。

 四十六億年の間、地球環境は、幾度も大変動を繰り返しています。大陸の分布、太陽光度、地球軌道の離心率、地軸の傾き、生物による光合成、海水の大規模循環、火山活動など、様々な要素がからむので、今後も変動は続きます。

 地球は、過去に幾度も厳寒期を経験してきました。全球凍結の『スノーボール・アース』という時代も、何度かあったようです。いったん氷河面積が増えると、『アイスアルべド・フィードバック』によって、坂道を転げるように寒冷化が進行するそうです。二酸化炭素による温室効果が、生命を守っている面もあるのです。

 今はたまたま温暖ですが、明日また、寒冷化の方向に動くかもしれません。たとえば、火山が大規模な噴火を起こすと、それだけで冷害が生じます。あるいは、メタンハイドレートの崩壊のような事件によって、一気に温暖化が暴走することもありえます。どちらが起こるのかは、予測が難しいところです。できたら、何も起こらないで欲しいのですが。

 人類の生存は、かなりの程度、幸運の連鎖の上に成り立っています。わたしたちに必要なのは、その幸運に感謝し、もっと謙虚になることではないでしょうか。軍備に回すお金を、教育や研究に振り向けることが、一番の安全策だと思います。

日本の外に出た日本人

 わたしの父は、戦前のブラジル生まれです。わたしの祖父の代に日本から移民して、農場を経営していました。季節労働者を雇い、コーヒーや綿花を育てていたそうです。月に一度は豚を潰して、臓物を煮込み料理にしたり、ソーセージなどを作っていたとか。祖父が早くに亡くなり、女子供だけでは農場を維持できないため、日本に引き上げてきたのです。

 郷里の九州では、『外国帰り』の子供は、何かと苛められたそうです。少年時代の父は、ある日とうとう、いじめっ子を階段の上から、柔道の技で投げ落としてしまったとか。以来、いじめはなくなったということですが、その子が無事でよかった……。
 わたしがつい、日本人の『当たり前』からはみ出してしまうのも、そんな父の影響かもしれません。子供の頃からずっと、ブラジルではああだった、こうだったという話を聞いていましたから。

 それにしても、昔の日本人は勇敢でした。よくも、地球の反対側まで移民に出かけていったものです。当時の日本もやはり、大航海時代のヨーロッパのように、若い世代が増えて働き口を求める『ユース・バルジの時代』だったのですね。

 これからは、若い世代が多いアジアやアフリカからの移民に来てもらい、日本を元気づけてもらうことが必要かもしれません。もちろん、そのためには、日本がもっと魅力的な国≠ノなっていないといけませんが……

 とりあえずは、女性がもっと政治に進出し、男性が家庭に進出することではないでしょうか?
 誰であっても、もっと自由に、自分を肯定して生きていける世の中になりますように。私も、そのための努力を続けていくつもりです。

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