オリジナルCD 2018.12.21
このところグリム・スパンキーに、どっぷりつかっていますよ。
あんまり若い世代の音楽には興味をそそられることがなかったのですが、これはやられましたね。
今年の夏ごろ、たまたまラジオで聴いて「おっ」と思い、小さな紙切れにバンド名をメモしたまま数カ月。視界の片隅で気にはなっていたものの放置していましたら、また偶然にテレビ出演しているところを目撃。私のメモには「グリムス・ファンキー」って書いてありましたが、正しくは「グリム・スパンキー」と知りました。
3年前にメジャーデビューしてアルバム4枚(ほかにミニアルバム2枚)を出しているようですが、レンタルで3枚借りて延々聴いてますよ。若いアーティストだから買ってあげるといいんですけどね。すみません。
長野出身の男女2人組で、まず女性ボーカルの声が圧倒的です。私はイーグルスのドン・ヘンリーとかハスキーボイスが好きなんですが、この松尾レミさんの声は女性っぽさもありつつ、どこか乾いた爽快感がありますね。特に高音のザラザラ感がたまりません。彼女が主に作詞作曲をしているというのも驚きです。男性のギタリストもまた魅力的で、70年代初頭のロックを彷彿とさせる音色とフレーズで、その年代の音に親しんできた人には物凄く心地がいい音作りになっています。始めから意図したものではなく、いろいろな音楽を聴いているうちに辿り着いたのが70年代ロックだったということのようで、それにあの声と曲作りのセンスが加わって、本当に見事な融合になっています。
すでに映画やテレビ、CMなどに数多く曲が採用されているようで、先日もテレビを見ていたら効果音的に使われているのに気づきました。このバンドがブレイクすると、似たような音楽が溢れることになるかもしれませんが、あの声だけはなかなかマネできませんからね。独自の道を進んで行って欲しいと思います。
レベルは全然違う話ですが、このところ私もオリジナルCDを作りましたよ。
いつも練習している公民館でボイスレコーダー1台で録音したので音質は良くないですが、まあ記録の意味も込めて作ってみました。
題して「公民館にて/奏優風」。私が作ったオリジナル6曲入りです。これもなかなか泣かせる曲ぞろいです。自画自賛。
コンサートのときにでも活動費かせぎに販売しようかと思いますが、詳細はまだ未定です。
こんなことをやりつつ今年もあと10日ですか。早いものです。
今年は昨年来の腰痛に加えて夏から肩痛も始まり、ちょっとギターを抱えるにも支障が出るように。五十肩でしょうから時期が来れば治まるとは思いますが困ったものです。
来年はどんな年になるのか。猪突猛進の亥年ですが、私は相変わらず牛歩の如く行くことになりそうです。では良いお年を。
ドラOB会から功労賞 2018.11.28
秋のキャンプも終わり、プロ野球も完全にオフシーズンに入りました。
このところドラゴンズもファンフェスタや球団納会などが終了し、12月からは個々の選手がイベントに登場するくらいで、いわゆるネタの閑散期ですね。この時期をいかに乗り切るか、ドラゴンズ関係のマスコミ人にとってはつらい時期になります。まさにエサの少なくなった冬山をうろつく獣状態ですね。夏場なら見向きもしない根っこや落ち葉まで口にして飢えをしのぐようなものです。
ただこの冬は新監督の就任やスーパールーキーの話題などで、多少は食いつなぐことができるではないかと期待していますが。
さて先日の11/25にドラゴンズのOB会がありまして、私も呼ばれて出かけました。
なんと功労賞をいただけるということで連絡をもらったときは耳を疑いましたが、どうやら本当のようで驚きましたねー。いつも漫画で選手や監督コーチに失礼なことばかり描いていて、とても功労があるとは思えず、逆に私のほうから感謝状かなにか出さなければいけないと思うんですが…。まず着ていくものに困りましたがスーツを買う予算もなく、とりあえず青系のネクタイを買って、古いジャケットと青いシャツで出かけましたよ。場所は名古屋・栄の国際ホテル。入口の案内板に南山大学アメリカ民謡研究会の名前があって、私も在籍したことがありますので懐かしく、ちょっと覗いてみましたがすでに終ったようで、ドラゴンズOB会の控室に変わっておりました。
受付を済ましてロビーで待っていると、ドラゴンズOBだけでなく、中日新聞、中日スポーツ、ドラゴンズの関係者が入り乱れて、私も久しぶりにお会いする方ばかりで挨拶が大変でした。
昔お世話になったドラ番の記者さんが、いまやずい分出世されて役職についていらっしゃるので、年月の長さをあらためて感じましたね。私のほうは相変わらず、しがない漫画家のはしくれのままですが。
大広間に現役選手も含めて100人近い人が入って、まずは白井オーナーのお話。登壇する足取りはゆっくりですが声は力強く、杉下さんの話やらキリストの山上の垂訓まで、元気にお話されましたよ。
次に鈴木孝政OB会長、与田新監督のあいさつに乾杯と続いて、今季引退した岩瀬、荒木、浅尾さんの表彰などがあって、いよいよ功労賞。司会のCBC宮部アナが近くにいましたので、あらかじめ出番を聞いて食事も控えめにしておりました。
壇上で鈴木会長から記念品として陶器の花入れと大理石の置時計をもらいまして、ここでスピーチですが、なにしろ目の前にオーナーや球団社長、与田監督らの一番偉い方々のテーブルがあるので大変です。なるべく遠方を見るようにして、と思っても後方は現役選手の皆さんが並んでいるので、これまた困りました。
なんとか考えてきたことをお話して、何カ所か笑いも取ることが出来て無事終了。肩の荷が降りて、ようやく食事にありつくことができました。そのうちに山本昌さんがあいさつに来てくれたので、これは座っているわけにもいかないなあと思い、山﨑さんのところへあいさつに行きましたよ。
何度か山﨑さんや山本さんのパーティーに呼んでいただいたことがありますが、人垣がすごくてご本人に寄り付けず、いつも挨拶もなしに失礼しているので、山﨑さんとは何と初対面。隣にいた昌さんも立ち上がってお話しましたが、二人のデカいこと。三国志の関羽と張飛を思い出しましたね。その後も川又さんや井上さんなど懐かしい方々とお話して、楽しいひとときを過ごさせていただきました。
心配していたほどじゃなかったなあとホッとして帰ろうとすると、贈呈していただいた花入れと置時計が箱入りになって手元に。これが重いこと重いこと。五十肩の私は功労賞の重みをヒシヒシと実感して、あらためて感謝しつつ帰路につきました。家で計ったら二つ合わせて12キロありました。誠にありがとうございました。
ドラゴンズは再生するか 2018.10.11
今シーズンもあと1試合を残すのみ。すでに順位は確定して、ドラゴンズは5位となりました。
最下位じゃなかったのは気分的に多少救われますが、これも阪神の自滅で転がり込んだ5位ですからね。もし13日の最終戦が阪神との最下位決定戦になっていたら、どうなったか判りませんよ。監督も森さんから与田さんに交代すると発表されました。落合監督時代からチームを支えてきた森さんですが、近年は6年連続Bクラスということで交代もやむを得ないところでしょう。低迷の不満があちこちに溜まってきていましたので、心機一転の意味でも首脳陣の刷新は必要かと思います。
率直なところ、与田さんが監督になるとは私の想定内にはなかったんですが、おそらく一般のドラファンの方も同様でしょう。ファンが気づかない判断基準があるんでしょうね。与田さんは中日OBですが、移籍後はドラゴンズや名古屋との関わりも薄く、そのあたりがポイントかなと思いますが、あんまり推測で書いちゃいけませんね。
NHKでの解説や侍ジャパンのコーチ経験などもあるので、全国的にファンを拡大できる可能性もあって、なかなか上手い人選かもしれません。心配なのは地元名古屋圏からの支持ですが、これは今後のコーチの人選次第ですね。やはりある程度は中日OBを起用して、ファンが親近感を持てるようなスタッフにしないと、いろいろと難しいことも起こってきます。要はバランス感覚ですが、それはスタッフの人選で試されることになるでしょう。
そしてもう一つ大切なのは、編成と現場の関係です。森さんは編成として残るようですが、現場のことは現場がやりやすいようにするのが一番で、双方の意識がずれたままだと谷繁監督時代のように悲惨なことになります。森さんもそれを見て来ているので、失敗を繰り返すことはないと思いますが。
いずれにしろ監督が誰になろうとドラファンは応援し続けるわけで、なんとか再生させていただきたいですね。
応援するにおいては、ファンもグラウンド上の野球だけに専念させていただきたいものです。あまり裏事情とかに低迷の原因を持っていかなくてもいいように、とにかく長期低迷をしないということですね。
すべて新監督の双肩にかかっていますが、あの幅広い双肩なら大丈夫でしょう。お願いしますよ、与田さん。
終戦間近 2018.8.13
お盆です。「おれたちゃドラゴンズ」も15日までお休みをもらいました。
週に一度休んでいるとはいえ、まとまって休めるのは盆と正月だけ。なんだかオアシスにたどり着いたようにホッとしています。
それにしてもドラゴンズです。2位以下の混戦が長く続き、これはAクラスの望みもあるぞと期待していましたが、いまだに最下位。しかもジリジリと下降しつつあります。現在、借金13で今季最悪、3位チームとも5ゲーム差となりました。
あとは開き直った選手が、偶然にも力を発揮して好結果を出すという、理屈以外の幸運に賭けるしかなくなってきました。
現在45勝58敗1分けで、残り試合は39試合。現在の3位チームが借金3ですから、ドラゴンズがその付近まで上がろうとすると25勝14敗。それでやっと70勝72敗1分けで借金2です。
現状を見ると残り試合を2勝1敗ペースで勝てるとはとても思えず、他チームとの絡みもあるでしょうが、今季のAクラス入りもかなり困難になったと言わざるをえません。
今季の開幕直前にラジオ出演したときに、リスナーの順位予想があまりにもドラゴンズ下位だったので、「今年は優勝争いできますよ!」と景気よく大見得を切ってしまいましたが、どうやらお詫び申し上げることになりそうです。
今季の残り試合の課題としては、京田、福田、高橋、鈴木博らに経験を積ませることと、岩瀬の1000試合登板を達成することが重要ポイントかと思います。そのあたりをクリアして、来季への布石にするということでよろしいんじゃないでしょうか。
今季のドラゴンズの敗因はなんだったのか。
昨日までのヤクルト戦で、2試合連続で終盤に逆転されたのを見ていると、選手個々の力量の差を感じざるを得ません。他チームは良く見えるというのを差し引いても、小さなチャンスをものにしていくあの勝負強さは、総合力というより選手個人の力量に負うところが大きい気がします。広島の強さも同様でしょう。
それは一朝一夕に改善できるものでもないので、個々の選手が鍛錬を積むしかないでしょうが、もう一つは選手の起用についてです。
よく言われているように活躍した選手を、次の試合で投手の右左、あるいは相性で使わなかったりすることが見受けられます。たしかにデータは参考にはなりますが、それでは苦手な投手を攻略しようという努力が不必要ということにもなりかねません。左打者なら右投手を打つ練習だけで良いということになります。やはり好不調の波というものはあるので、たまたま好調時に、今まで打てなかった投手を打って攻略法に気づくということもあるでしょう。データに頼って判断するのは楽ですが、選手の状態を観察して今は使い時だという判断も重要ではないでしょうか。
データを起用の根拠にするというのは、選手を納得させるためということもあるのかもしれません。それは一応平等にチャンスを与えているように見えますが、上記のようにチームにとっては成長を阻害する要因にもなります。
監督をはじめコーチ陣も、もちろん勝とうと思って指導をしているはずですが、現状で強くなっていないことが問題です。チームの数年後を見据えて、この選手を重点的に使う代わりに、申し訳ないが他の選手には控えてもらうという決断。それもまたチームを思う愛情でしょう。選手個々にそそぐ優しい愛情とは別に、そういった厳しい「チーム愛」が今一つ足りないようにも思えます。星野監督などは「俺がこのチームをなんとかするんや!」という痛々しいくらいの愛情で、ときには涙を流して選手を放出しもしました。どちらかというと森監督は選手には優しいですが、やや家族愛的になりすぎて、厳しい決断というものが出来なかった気がします。中日OBではないということが関係するかもしれませんが、「ドラゴンズ愛」というスローガンの中に、そうした厳しいチーム愛もふくめて考えるべきではと思います。言うのは簡単ですが、実際は一番難しいところでしょうね。
15日の終戦記念日を前に、終戦のようなことを書いてしまいましたが、ここからひっくり返すようなことがあれば、もちろん大歓迎ですよ。 チェストー! 気張れ、ドラゴンズ!! (西郷どん風に)
雲をつかむ話 2018.7.24
暑すぎますね。
温暖化がこのまま進むと大変なことになると、夏になるたびこのHPでも書いてきた気がしますが、本当にそんな状況になってきましたよ。
過去の記事を見てみると2000年の『おれドラ周辺記』で、「酷暑で名古屋が砂漠化し、ドラゴンズも長野へ移転」みたいなことを書いてますが、冗談じゃなくなってきましたね。連日に死者が出るような暑さでは、なにか根本的な対策が必要じゃないでしょーか。アメリカのニュースを見ていても、竜巻、洪水、台風、山火事など異常気象によるものが頻繁に報道されています。気象予報士のマルシアーノとジンジャー・ジーはもう名前も覚えてしまうくらいおなじみです。
いくら広いアメリカと言っても、こんなに気象被害が起こるのはシェールガス採掘から出る温暖化ガスの影響じゃないかと思うんですね。地中から漏れ出す温暖化ガスは拡散するように思いますが、これほど連続して被害が出ているところを見ると、アメリカ大陸の上空に留まっているのかもしれません。
無論、地球規模でも海面上昇などの被害も出ているので、いい加減にアメリカもパリ協定に参加して、温暖化阻止の方策を地球規模で考えないと、自国の災害も止まりませんよ。
日本でも先日、西日本の集中豪雨で大きな被害が出て、今も暑い中で復旧活動をされていますが、あのとき我が家の横の道も大水になって車も通れないほどになりました。車が浸水しそうだったので避難させましたが、以前には軽自動車が水に浸かったこともありました。
雨雲レーダーで雨の様子を見ていましたが、普通は雨雲の動きとともに移動していくものですが、一カ所に長時間集中して降るために被害が大きくなるんですね。雲と関係なく、ある一点に湿った空気が流れ込む状態が出来てしまうと、いつまでもその地点で雨が降るわけです。いつ雨が弱くなるのかも判らないので、どうしようもない状態になります。
酷暑対策としては、やはり雲を作って太陽光をさえぎるのが一番有効でしょう。雲ってどうやって作るんでしょーね。まさしく雲をつかむような話です。
どなたか知恵のある方が方法を開発して、たとえば市や町の単位でも一時的に雲を作って気温を下げることが出来れば、依頼は殺到するでしょう。かなりの収入も見込めるビジネスになるんじゃないでしょうか。
下町ロケットとかボブスレーとか、皆さんいろいろ研究されていることはあるでしょうが、ちょっとこの雲プロジェクトに集中しませんか。下町どころか日本の、いや世界の運命がかかってますよ。
ひょっとしてこれも以前に書いたかな。もう暑さで記憶もあやふやになってきました。
こんな応援歌どう? 2018.6.20
このところ思わぬことからブログとユーチューブを始めました。
ブログのほうは「おれたちゃドラゴンズ ダイジェスト」ということで4コマ漫画の紹介を、またユーチューブのほうは「 WE ARE DRAGONS ! / Just A Baseball Player」の2曲をアップしました。TOPICSでご案内していますので、ここでは繰り返しませんが、なかなか大変でしたよ。
歌だけでは淋しいので動画を作ろうということで、25年分の原稿を引っ張り出して、主な登場人物の印象的な場面をピックアップ。全部で100枚くらいでしょうか、字幕が読みやすいように加工して、曲に合わせて字幕を入れて、やっと完成。
さらにYouTubeにアップするにはファイル形式を変えなければいけないということで、フリーソフトをさがして変換。登録するのもアカウントやら何やら判らないカタカナばかりでチンプンカンプン。
やっとアップできたようですが、もう一度やれと言われてもできるかどうか。よく皆さん、こんな面倒なことをクリアしてやってますね。まあ、慣れれば簡単なんでしょうが。
ブログのほうは、話には聞いてましたが入力が非常に楽ですね。ホームページに記載するには、改行やらスペースやら文字サイズなど細かい指示も入力する必要がありますが、それがまったく必要なしで簡単に書き込めます。
ただ画面のレイアウトが固定されているので、ホームページのように自由には作れませんね。4コマ漫画の紹介にはブログで十分なので、今後はこのスタイルでと思っていますよ。
本当は歌ももう少し、しっかりとしたカラオケを作ってと思いましたが、とてもそこまでやる気力がなく、ギター1本の演奏で私の歌唱ということで公開しました。かなり恥ずかしいですが、これ以上のこともできないので仕方ありません。Do my bestです。
実はこの歌は数年前に作りまして、出来れば女性アイドルグループにでも歌ってもらうとドラゴンズの応援もまた華やかになって良いのではないかと思いましたが、なかなか実現の運びに至らず、今回の公開となった次第です。聴いていただいたファンの方の賛同があれば、また実現へのパワーになるのではと願っていますが、どうでしょうね。
現状のドラゴンズの応援歌は男性ボーカルが多くて重い感じがしますが、若い女性のボーカルなら球場の雰囲気もパッと華やかになって、ドラゴンズのムードも明るくなるのではと思いますが。
とりあえず皆さん、一度聴いてみてください。また苦心の動画もご覧いただけると作った甲斐がありますので、よろしくお願いいたしますよ。
時流への対応 2018.5.13
5月も中旬になって、やっと気温も落ち着いてきたかという感じです。
4月に夏のような気温の日が続いて、私は電気ストーブを片づけるついでに扇風機を出して使ってましたが、数日で再び寒くなり、またストーブを出して扇風機を片づけましたよ。その後またストーブと扇風機を交代させ現在に至っておりますが、こんな経験は初めて。季節の変わり目が激しくなってきたということでしょうか。
もういいだろうと思って昨日は冬用の掛布団を干して片づけ、毛布だけで寝ました。今日は雨でまた気温も下がり、ひょっとして夜は寒いのかなと心配しますが、もう意地でも出しませんよ。
さて2月に出版した「乱雁」のPRもほぼ終了。新聞やラジオなどで取り上げていただきました。
地域性の濃い作品なので、この尾張地区や広くて東海三県くらいの方に読んでいただければいいかなとは思っています。PRをする前から愛知県下の図書館、たしか8カ所だったと思いますが、さっそく入れていただき少し驚きました。新刊リストから選んでいただいたんでしょうか。現在では12の図書館に増えていて、ありがたいことです。あんまり図書館に入るのが早いと売り上げに影響するという心配も無きにしもですが、そんなけち臭いことは言いません。一人でも多くの方に読んでいただければ、出版した甲斐があったというものです。
ドラゴンズは相変わらずBクラスの戦いを続けていますね。
いろいろ問題はあるかと思いますが、一番はチャンスで打てないことでしょう。あれほどキャンプでバットを振って練習してきたのに打てないということはどういうことなんでしょうね。他チームを見てると軽々と打っているように見えてしまいます。
選手の資質なのか、コーチングの問題なのか、素人の考えでは何とも言えませんが、それにしても何か問題があるように思います。一つ思うのは、近頃はボールを動かす、いわゆるツーシームとか不規則回転のボールを投げる投手が増えて来ています。かつてはフォーシームできれいな回転をさせるのが良い投手と言われていましたが、打者を打ち取るために手元で微妙に変化をさせるわけです。そうした投球の流行ということもあるので、昔の打撃の常識のままでは、ヒットの確率が悪いということがあるのではと思います。昔はダウンスイングでと指導されていたものが、現在はアッパー気味のほうがヒットが出やすいというフライボール革命もメジャーリーグでは定着しています。
微妙な変化に対応するためには、できるだけ手元までボールを引きつけて、速いスイングでミートするしかないと思います。そのためには重心を後ろに残し気味にする必要があります。今、日本のプロ野球で長打を放つ打者は、筒香にしても柳田にしても、皆この打撃フォームで、それに比べるとドラゴンズの打者はまだボールを迎えにいっているフォームがほとんどのように見えます。
このフォームで打つにはスイングスピードを速くしなければいけませんが、どうせ猛練習するなら漫然と打ち続けるよりは、速いスイングをすることに汗を流した方が良いでしょう。
同じ野球とはいえ時代とともに傾向が変わるので、それに対処していかないと勝負になりません。
そう言えば私の漫画のほうも、近頃は締め切り時間が早くなったようで、8時半になるともう催促の電話が鳴ります。昔は9時半ころまで大丈夫だったんですが、東京方面にも流すようになって9時になり、8時45分になり、とうとう8時半。
あんな漫画でも下書きから完成まで1時間はかかります。そうなると7時半にはアイデアが出来ていなくてはならず、もうとても試合中のネタを拾うことが困難になってきました。面白い漫画にするために、できるだけ時間いっぱいまで待ってネタをさがして、速いスイングで仕留めたいとは思いますが、試合序盤の3回4回くらいがリミットでは難しいですね。絵を簡単にして作画時間を短くするのも限界に近いし、困ったものです。
読者から見ると、ものすごく手を抜いているように見えるでしょうが、そんな裏事情もあります。デーゲームは時間に余裕があるので、できるだけゲーム中の話題を拾いたいとは思いますが、これができるのはほぼ週末だけなんですよね。
選手の心配より、私のほうも時代の流れに対応する方法を考えたほうが良いのかもしれません。
新年度! 2018.4.8
プロ野球も開幕して、今年のドラゴンズはどうかなと見てましたが4連敗スタート。なかなか世の中は甘くありません。
開幕カードがマツダスタジアムの広島戦だったこともありますね。昨年も2勝10敗ですから、今年も苦戦しそうですよ。
私は月刊ドラゴンズ4月号「くらはしかんの画竜点睛」で開幕カードの広島戦対策を提案しまして、これは先発投手のリレーで最少失点に抑えて勝ちの可能性を高くするという方法でした。あとのない優勝決定戦などではときどき見られる方法ですが、これを開幕でやるというのは前例もないでしょう。シーズン途中でこんな無茶はできませんが、開幕ならまだ投手の疲労もないですし、実際オープン戦では先発陣がリレーして投げたりもしています。なりより相手が広島で、しかもマツダスタジアムですから、2失点くらいまでに抑えないと勝ち目がないということを考えると、力のある先発投手が次々登板して、最後はストッパーにつなぐというのが勝利の可能性が一番高い戦法でしょう。
実際、3戦で先発した小笠原、ジー、笠原とも中盤から後半に打たれ敗戦。いずれも6回まで投げましたが、開幕カードですから疲労も普段以上ということを考慮すると、5回までで交代のほうが良かったように思います。
先発投手をあまり早く交代させると育たないとか言われますが、負けては仕方ないでしょう。勝ちをつけてやって育てていくという考え方もあると思います。特に今のドラゴンズは若い先発が多いですからね。マツダでの広島戦は今季あと10試合。これを無策で戦うと昨年のように借金を積み重ねることになって、またBクラスという結果が待っています。この対策を月刊ドラゴンズ5月号で書きましたので、次はぜひ採用していただきたいですね。森監督も思い切ったことをやらないと、来季はどうなるか判りませんから集大成のつもりで采配していただきたいですね。
4月から新年度になり、私もいろいろ生活パターンが変わりました。
東海ラジオで出演していた「DEEP IN TOKAI」の『ギタ女への道』も3月いっぱいで終了。半年間で前野アナにギターを教えるという企画でしたが、後半は少々ハードルを上げ過ぎました。最初の課題曲の「友よ」はコードが3つということもあり無難にできましたが、次の「今宵の月のように」から最後の「3月9日」はちょっと難しかった。実は2曲目は井上陽水の「夢の中へ」を予定していたんですが、古すぎて前野アナもリスナーも知らないということで、急きょ新しめの曲に。ところが新しい曲はコードが難しくて、さらに前野アナのお仕事が忙しくて十分に練習もできないようで最後は息切れ状態でした。
それでもギターを買って多少は弾ける状態になったと思うので、この先も前野アナにはギタ女の道を歩んで行ってほしいですね。最後に発表するはずだった瀬戸電のオリジナル曲も、どこかで使う日が来るといいんですが。また昨年度やっていた地区の役職も終了、さらに地元のミニコミ紙で長年連載していた4コマ漫画も終了しました。
時間の余裕もできるので新しいことをやろうかなと考えているところです。「乱雁」の出版にからんで歴史関係の講座の話もいくつかあって、その準備もしないといけませんが、まずは部屋の掃除からかな。
今季のドラ陣容 2018.3.14
長かった冬もようやく終わりのようで、春らしい日差しになってきました。
冬の間、苦労して窓際の日向に並べて乾かした洗濯物も、もう室内の日陰でも大丈夫そうです。今朝は小さな電気ストーブを2つ片づけました。あと大きいのが2つありますが、これも灯油がなくなったら終了です。
昨年4月から務めていた地区の組長も、この3月いっぱいで任期満了。ゴミ当番やら広報の配布など、まだ役目は残っていますが、それでも3月31日まであと何日かと指折り数えて、なんだか時効成立を待つ犯罪者のようだなと今朝ふと思いましたよ。
プロ野球もオープン戦が半分ほど終わって、どのチームも今季の陣容が固まりつつあります。
ドラゴンズは今年はどんなシーズンになるんでしょうかね。6年ぶりのAクラス復帰を目指しますが、戦力的には十分に可能性がありますね。あとは監督の采配次第かなと思います。ちょっと打順を考えてみましょうか。1番CF大島、2番SS京田、3番LFアルモンテ、4番1Bビシエド、5番3B福田、6番2B高橋、7番RF平田(松井佑)、8番C大野奨、9番投手。こんな感じですかね。
1、2番の大島、京田は出塁の可能性が高く足も速いということで先頭に。長打というよりはヒットの確率が高いアルモンテを3番にして得点を稼ぎ、4、5番は長打の二人。右打者が続くので6番に左の高橋を入れて、7番の平田(松井佑)で残ったランナーを返す。
本当は高橋と大野奨を入れかえて、8番高橋から再び打順トップのようにとも思いますが、右打者が並んでしまうので6番に高橋を入れました。まあ、打順は調子によって並べ替えがあるでしょうが、レギュラーはこの顔ぶれでしょうね。
投手のほうでは、先発ローテーションは小笠原、柳、笠原、ジー、大野雄、又吉の6人。控えに吉見、鈴木翔でしょうか。
リリーフ候補は、右では谷元、祖父江、三ツ間、鈴木博、木下雄など大勢います。左は岩瀬、ガルシア。抑えに田島ですが、調子によっては鈴木博と交代することになるかもしれません。
当然、故障などもあるので、山井、松坂、浅尾、阿知羅、福谷、伊藤準ら、他の投手もチャンスはあるでしょう。
今季は若手投手の成長と、攻撃面ではヒットの確率の高いアルモンテの加入と、京田、福田、高橋の成長で、戦力的には昨年よりアップしています。あとは勝負どころでの監督の采配で、どれだけ勝ちゲームを増やせるかでしょうね。
平均的な戦力があれば70勝ほどは勝てますが、ビハインドのゲームをどれだけ勝ちに変えられるかが勝負です。勝ちパターンの投手を投入したり、代打の選び方など監督の采配で、10勝ほど勝ちゲームを増やすことが出来れば優勝争いに加わることができます。昨季は1年目ということで様子見だった森監督。今季は思い切った采配を見せていただきたいものです。今年結果が出ないと、そろそろ交代という声も出てくるでしょうから、背水の陣でのシーズンになりますね。健闘を祈りますよ。
「乱雁」の装丁 2018.2.8
やはり今年も2月からの更新です。1月はいろいろあって忙しかったですよ。
さて1月中に出版の予定だった歴史小説「乱雁」ですが、ちょっと最後に手間取って2月へずれ込みました。ようやく私の手元にも届いて、方々へ発送しているところです。そのうちに書店やネットにも登場することでしょう。多くの人に読んでいただけるといいんですが。
物語の内容はTOPICSのほうを見ていただくとして、ここでは装丁の話題を。
今回も装丁を自分でやりまして、ほぼ満足のいく出来になりました。どちらかというと人生の悲哀を感じる物語なので、カバーデザインもしみじみとしたイメージで作ってみました。
想定していたより空の色が白く飛んでしまいましたが、それも面白いかと思います。自分で撮った写真を加工して作ったので、できればカバーを広げて見ていただきたいですね。ちなみにこの写真の場所は、主人公の前野長康や蜂須賀正勝が若いころ駆け回っていた、愛知県江南市の木曽川の川岸から岐阜の稲葉山(現在の金華山)を望む風景です。当時とは違うのかもしれませんが、彼らも眺めた風景かと思えば感慨深いものがあります。
タイトルを説明してしまうと面白くないので言いませんが、カバーデザインもそれをイメージしたものです。表紙も色違いで同じデザインにしたので、カバーを外して中も見ていただきたいですね。
前作の「卍曼陀羅」は川並衆のイメージで水の青色を基調にしましたが、今回は茶色を基調にしてみました。はかなく悲しい人生のイメージです。あまり空が青いより、かえって良かったかもしれません。
これで歴史小説の出版は3作目になりました。書きたいテーマはほぼ書いてしまったので、もう当分は出版することはなさそうです。もう一つ抱えている作品があるにはあるんですが、これはいつ完成することやら。老後の楽しみでなるべくゆっくり、積み木を積むように遊びながら書いていくつもりですよ。
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