今年のトリは鳥の話 2014.12.23
今年もあと1週間ほどで終わりですね。
振り返ると今年は、小説が2作完成して私にしては実りの多い年になりました。年内に出版できるかと思ってましたが、どうやら2月の中旬になりそうな気配。あわてて粗悪品を出しても意味がないので、ここはじっくり柿の実が落ちるように待ちたいと思います。
柿と言えば、今年も庭の柿の木がたくさん実をつけました。ウチの2本の柿の木は種から生えたために両方とも渋柿で、渋抜きをしないと食べられません。
焼酎につけてから箱に密封して1週間ほどで甘くなるんですが、今年はどうも失敗続きで、柔らかくなりすぎたり、渋が残ったりでした。その失敗作はジャムにしたりしましたが、とうとう処理に困って、最近は柿の木に餌場を作って鳥の餌にしています。
最初は用心して寄り付かなかった鳥たちも、近頃は餌を置くと、あっという間に食べてしまいます。寒くなって、だんだん餌が少なくなってきたせいかもしれません。そんな鳥たちを見ながら昼ごはんやコーヒーを飲むのも、また良いものです。
4コマ漫画のほうは、来年で23年目に入ります。
ドラゴンズの選手も少しずつ主力に若手が増えて来て、来季あたりは漫画でも若手の比重を増やさないといけないかもしれません。
ここ数年は野手では井端、荒木、森野が漫画の登場回数も多かったですが、最近は平田、高橋周あたりも増えています。2人ではバリエーションが少ないので、もう1人くらい出て来てくれると嬉しいんですが、誰になるんでしょうねえ。
投手のほうは吉見、浅尾をはじめ大野、又吉、福谷、祖父江、岡田と、若い世代に戦力が増えて来たので、割と良いバランスになってきました。やはり漫画でもベテランに馬鹿なことはさせられないので、若手の役割が大きいんですよね。
さて、これから年末年始の仕事を前倒しで片づけなくては。年賀状や忘年会もあり、まだまだ正月までハードルがいくつか待ってますが、とりあえず、皆さん、良いお年をお迎えください。
抑えて増田さん 2014.11.23
私も「くらはしかんの画竜点睛」という1コマ漫画と文を書かせてもらっている月刊ドラゴンズですが、このたび編集長が増田さんに代わりました。
増田さんとは何年前だったか、ドラゴンズが優勝した年の中日スポーツの企画だったと思いますが、峰竜太さんと女性アスリートの方と私の三人で鼎談する企画を担当されて、そこで知り合いになり、その後、ドラ番キャップも務めておられ、ときどきお目にかかったりしました。その後は昇進されてデスクになり、遊撃隊のように特別企画を担当されることが多くなりました。
増田さんの記事や企画は、一言で言うと遊び感覚にあふれていて、中スポの紙面だと、そこだけ浮いている感じがするほど異彩を放つもので、しかもほぼ同世代ということで持っている引き出しのアイテムが私と似てるんですね。増田さんに画才があれば(あるのかないのかお聞きしたことはありませんが)、私より面白いドラゴンズの4コマ漫画が描けるのではと思います。
そんな増田さんが月刊ドラゴンズの編集長になったと聞いて「これは何かが起こるぞ」と思いましたが、やはり始まりましたよ。12月号に新連載「編集長が行く」で、いきなりボディービルの応援の話。冒頭こそ「ドラゴンズに応援団が帰ってきた」というフリになっていますが、すぐに早慶戦の応援の話になり、後半はボディービル。ボディービルのことが書きたかったのは明らかです。しかもボディービルダー3人が表彰台でポージングをする写真が大きく載って、これまでの月刊ドラゴンズでは見たこともないページになっています。
もし私なら、たとえボディービルが書きたくても、せめて半分はドラゴンズの話にしてカモフラージュするところですが、これはもう吹っ切れてますね。第1回なので特に気合が入ったのかも判りませんが、これが続くと清純無垢なドラゴンズファンの少年少女たちからクレームがくるかもしれません。末長く編集長を務めていただくためにも、少し抑え気味に、密かに遊んでいただきたいなあと思いますが、ひょっとしてこれでも密かなつもりなのかな。
とにかく、自分のページ以上にヒヤヒヤして「編集長が行く」を拝見することになりそうですよ。
遅れてます 2014.10.31
寒くなってきました。暖房器具はまだ出していませんが、そろそろ手足も冷たくなって、重ね着だけでは我慢できなくなりつつありますね。
さて前回、今年中に歴史小説を出版するとお知らせしましたが、どうも出版社がご多忙のようで、なかなか作業が進まず年内の出版が怪しくなってきました。あんまり年の暮れの忙しいときに出版してもどうかと思いますので、こうなったら年明けでもいいかと思いますが、どうなることやら。とにかく少々遅れますので、ご了解ください。
今度、出版する予定の小説は戦国時代の話で、分量としては前作の「赤き奔河の如く」より少し長めですが、2年弱で完成しました。「赤き〜」がほぼ10年かかったのと比べると私にしては驚異的な速さということになります。
さらにその後、少し書き足りないことがあったので姉妹作のような小説を書きました。これは前々作の「飛鳥残照」とほぼ同じ分量ですが、「飛鳥〜」が6年近くかかったのに比べ、今回は5カ月。資料が揃っていたとか、いろいろ要因はありますが、それにしても速くなったなあと自分でも感心します。別に早く書けば良いというものでもないですが、書くリズムが身についてきたということかもしれません。一文字ずつ積み上げて、やがて大きな作品にするというのはピラミッドを造るような感じで、完成したときの達成感や満足感がありますね。そのために1日のうち決まった時間、パソコンの前に座るという生活を続けていると、これが習慣になって何か書いていないと落ち着かないということにもなりそうです。
職業作家ではないので締め切りに追われて滅多やたらに書く必要もなく、関心のあることが見つかれば調べて書くというスタンスで、これからも続けていこうかと思います。戦国時代は想像した通り、かなり手間もかかり制約も多いので、次は再び古代へ戻ろうと思っていますが、これもどうなりますか。しばらくは頭の切り替えのため、ボーッとしていることになりそうです。
とにかく、そんなことで出版が少し遅れそうです。「待ちくたびれて首が長くなった」との嬉しい声もいただいておりますが、風邪は首から引くとも言いますので、少し縮めて温かくしてお待ちください。すみません。
長いオフのために 2014.9.24
そろそろペナントレースも終了寸前。ドラゴンズはとうとう浮上できず今年もBクラスが決定のようです。
戦力が若手に移行する過渡期ですから、多少の低迷はやむを得ないところですが、それにしてももう少しての打ちようはあったような気もします。今年、ドラゴンズが低迷した理由は、もちろん大半がチーム内にありますが、チームの外にもあるように思います。つまりこれまでなら広島や横浜といったチームは戦力的に中日より下で、主力に怪我人が出たりすると下降線をたどるのが常でした。
ところがこのところどちらも積極的に外国人を補強し、それが上手く機能して戦力ダウンを極力防いだ形になりました。相対的に、目立った補強のないドラゴンズは苦戦することになったわけです。
若手が育って主力になるのが理想ですが、勝ちを求めるのならば外国人の補強が手っ取り早いですね。来季、中日はどうするんでしょうか。
それと今年のセ・リーグで特筆すべきは、広島が前田を巨人戦に先発させたことでしょうね。前半こそマエケンの巨人戦登板は2試合(1敗)でしたが、オールスター後にはここまで4試合(1勝2敗1分け)に登板。成績自体は大して巨人を苦しめたとは言えませんが、やはりエースをぶつけることで本気で向かってくるんだという意気込みは伝わったはずです。
おかげで今年は巨人独走ではなく、3強争いで終盤まで面白い展開になりました。巨人戦を避けて15勝を上げた昨年より、今年のほうが価値があると思いますね。もう、心置きなくメジャーへ旅立ってください。
さて私は漫画を描きつつ、歴史小説も細々と書き続けておりますが、3年ぶりに新作が完成して今年中に出版の予定です。
今回は人気の高い戦国時代を舞台としておりますので、前作よりは読みやすい物語になっているんじゃないかと思います。 現在、出版作業中で、出来上がりましたら真先にこのHPでお知らせしたいと思いますので、乞うご期待といったところです。ドラゴンズファンには今年も長いオフになりますが、歴史に興味のある方は私の小説でも読んで、春を待っていただければと思いますよ。
ドラへの素朴な疑問 2014.8.22
お盆も過ぎてペナントレースも最終コーナーを回ったところ。
夏場の6連戦続きで投手力の弱いチームは落ちていくと前回書きましたが、みごとにドラゴンズが落ちましたね。まだ4位には留まっているものの、どうも他球団と比べて精彩を欠く気がします。球団のフェイスブックにもファンの不満が山のように書き込まれていますが、負けるとイライラが募るし、表現の仕方に違いはあれど、皆さん「何とかしてくれ!」という気持ちは同じだと思います。
私も今期の選手起用には、ときどき「?」と思うことがあって、そういうものが重なると気分がモヤモヤしますね。もちろんチーム内のことが全部公表されるわけではないので、選手の怪我とかファンには判らないこともありますが、そのあたりは敏感にフォローするような情報提供というか情報漏えいがほしいですね。それを上手くやるのが中日スポーツの役割かもしれませんが。
とりあえず私が最近感じる素朴な疑問を列挙してみましょう。
@ なぜ結果の出ない先発投手を使い続けるのか?
どう見ても先発して5イニングも抑えられない投手を、しかもローテーションで使うのは疑問ですね。谷間で様子見に機会を与えるくらいならわかりますが、改善の傾向も見られないのに投げさせては、チームも連勝できないし、その投手にも気の毒です。「このポイントを改善してこい」と課題を出して、それが出来た段階でまた機会を与えるという形じゃないと、何度も同じことを繰り返すだけでしょう。
代わりに投げさせる投手がいないということかも判りませんが、それにしても他の投手にもチャンスは与えないと。2軍には若手がたくさんいるでしょう。浜田のように大化けする素材がいるかもしれませんよ。中継ぎで投げている投手でも先発で行ける人はいるでしょう。代わってリリーフに2軍の若手を起用するとか、もう少し柔軟な起用をするべきではと思いますね。硬直化している気がします。
A ショートを結局、誰にするのか?
誰にするんですか、結局。今季の構想は高橋周じゃなかったんですか。早々に断念したということは余程、彼に不適格な要件があるということでしょうか。しばらくエルナンデスが好調で皆黙っていましたが、やはり外国人では応急措置の感じがします。岩崎を放出して若い三ツ俣を獲得し、高橋周と競わせる方針かもしれませんが、それにしても将来より今が問題なわけで。
あの打撃を生かしたいのは皆共通の意見だと思うので、代打だけじゃなく、ときどきは高橋周をショートで使わないと、成長もないと思うのですが。ルナに代えてサードというのも来季は無理でしょうし。
B 和田の穴は藤井で埋めるのか?
松井佑はどうなんですか。あるいは堂上剛は? 年長の藤井にチャンスを与えるということかもしれませんが、もう少し他の選手にも機会を与えてはどうでしょう。競争したほうが互いにレベルアップするし、不満がくすぶってないか心配です。
こんなところでしょうか。結局、すべて選手起用のことでしたね。
おそらくは谷繁監督は選手として忙しく、判断は各部門のコーチの判断に任せていると思いますが、今季の結果を見てから来季は手を打つということでしょうか。もう残り30試合ですから、来季の希望の兆しをファンは期待してると思いますが。
部外者には判らない事情もあると思いますが、中スポのドラ番さん、紙面でも、こっそりでもいいから解説していただきたいですね。
セミは出たけど… 2014.7.24
梅雨が明けて、今年も暑い夏が来ました。
今年は蝉の鳴き始めを、初めて聞きましたね。16日の早朝、庭で「ギーギー」と低い音がするので「なんだ?」と思って聞いていたら、だんだん調子が上がって「ビービー」になり、ついには「ジージー」になって「ああ、蝉か」と思った次第。地面から出て来たばかりだったかもしれません。
耳を澄ましてみると、少し離れた雑木林からも「ジージー」とか「シュワシュワ」とか聞こえてきて、こっちが気づかないうちに夏は始まっていたのでしょう。
カレンダーを見ればもう学校は夏休みに入っていて、昔はあんなに心待ちにしていたのに気づかないとは、私も大人になったものです。
プロ野球もオールスターが終わって後半戦に入りました。ドラゴンズは5割ラインを浮き沈みしていますが、この先、正念場の6連戦が続きますから、投手力が弱いチームは脱落していくでしょうね。
ドラゴンズの先発投手は、山井、大野、雄太、浜田は何とか合格、故障明けの吉見はまだ勝てず不安が残るところ。そのほかカブレラは音沙汰なしで、岩田、朝倉も難しそうです。こんなときこそチャンスなんですが、誰か出てこないものでしょうかねー。灼熱地獄のナゴヤ球場から脱出できるチャンスなんですが。
多少、期待が持てるのが広島のマエケンです。さんざん「巨人戦に当てろ!」と言ってきましたが、今年もここまで巨人戦の登板は2試合止まり。
ちなみにあとは中日戦4、横浜戦4、ヤクルト戦1、阪神戦0で、あきらかに勝ち星稼ぎの意図が見えますが、オールスターで3イニング投げて、後半戦は2カード目からの登板のようです。
中6日で回ると8月末までは、阪神、巨人、阪神、巨人、阪神、中日の順で当たることになります。やっとノムケンも勝負する気になったようで結構なことです。
あれだけカープファンが熱い応援をしてくれるわけですから、上位チームに真っ向勝負するのは当然でしょう。あとは雨とか違和感でマエケンの登板がずれないように祈るのみです。
他チームの選手に期待するのも情けないので、なんとかドラの若手投手に出てきてほしいですね。
こうなったら鈴木翔ですか。あとは山本昌さん。働き盛りの世代は何してるんでしょうかね。セミじゃないですが、活躍できる時期は、あっという間だと思いますよ。
交流戦を混入戦に! 2014.6.29
ドラゴンズは4位で交流戦を終え、上昇の兆しが見えたかなというところです。
しかし交流戦て、日程がスキスキですよね。あの間延び感はなんとかならんものかと思います。
選手の負担を考えて、移動に1日確保するから仕方ないんでしょうが、それにしても梅雨前の良い季節の時期にこれでは、勿体ない気がします。
そこで私は考えましたよ、ヒマなので。 交流戦を3分割して、その間にリーグ戦をはさみこむんです。
現状の交流戦24試合を維持するとして、これを8試合ずつに分割。8試合終わった段階でリーグ戦6連戦をはさんで、また交流戦8試合。これを繰り返すわけです。つまり交8、リ6、交8、リ6、交8となるわけです。
こうすればそれほど間延び感がなくなり、セ球団の営業的にも良い(?)ことになります。確かにスケジュールを組むのがまた大変でしょうが、そこは知恵を絞っていただいて、球団の収益アップにもなりますから何とかしてください。
かつて交流戦も1カード3連戦でしたが、これを2連戦にした大英断ができたくらいですから、これくらいの作業は何ということもないでしょう。
4コマ漫画で私はこれを「混入戦」と名付けましたが、それはともかく、いろいろ試行錯誤は続けるべきだろうと思います。
そしてドラゴンズ。近頃、チームが落ち着いてきましたね。
何が一番落ち着いてきたかというと、谷繁選手兼任監督ですね。ドラゴンズでも久しぶりの兼任監督で、ご本人も選手やコーチも、どう振る舞えば良いのか、どう対処すれば良いのか戸惑いがありました。
谷繁さんも、監督だからと妙に固い対応になっていたように思います。ベンチで表情を崩さす、置物のように座っていて、コーチも手出しできないようなムードがありました。それが近ごろは良いプレーのときには表情がゆるんだり、声を上げたりと自然な態度に変わってきて、周囲のコーチとも軽口を交わしているように見えます。変な緊張感が消えて、選手も普通にプレーできるようになってきました。
特に開幕当初、ストライクが入らずに崩れた投手陣が、このところは持ち直し、四球病も治まりました。あれも変な緊張感のなせる業だったのかもしれません。これから吉見投手も復帰するし、戦力はアップするでしょう。平田選手の怪我は痛いですが、代わって出番の少なかった藤井、松井佑、堂上剛が出て穴は埋まる気がします。
とりあえずは阪神、広島を抜いて、そのあと巨人にどこまで迫ることができるかでしょうね。それと注目のマエケンの巨人戦登板。ここまで2試合に投げていますが、チームが下降線をたどっても、ちゃんと巨人と対戦してくださいよ。カープ女子だけじゃなく、巨人ファン以外は期待してますからね!
4番打者のイメージを崩せ! 2014.5.22
交流戦が始まりましたが、まだまだドラゴンズは借金生活。4連勝したかと思うと4連敗で、なかなか浮上できません。
一番の原因は先発投手が不安定で、四球を多発してタイムリーを打たれるケースが目立ちます。
打線は昨年よりは活発ですが、開幕から4番を任されてきた平田選手がここにきて6番に降格になりました。ずっと3割を維持して、まずまずの成績だったものの、得点圏打率が低いために今一つ物足りない印象がありました。解説者などからも、つなぎのバッティングよりも4番として自分が決める打撃をしろという指摘が多くなっていました。
しかしながら今季初めて4番に座った若者ですから、こんな短期間で完璧な4番打者になれるものではありません。3割をキープしているだけでも上出来だと思います。
あまり早急に成長を求めずに、もっと長い目で見ましょうよ、皆さん。
だいたい4番打者という出来上がったイメージに、必ずしも合わせなくてはいけないわけではないでしょう。
昔の狭い球場なら長打の打てる打者が4番に座って、ドカンとホームランで得点したものですが、球場も広くなったし変化球も多彩になって、そうそうホームランも打てません。
3番、4番、5番、6番とつなぐバッティングをすれば順調に点は入るわけで、これがいけないというのは根拠がないでしょう。かつての4番打者のイメージを守りたいというだけの事です。
特にドラゴンズの打者は飛び抜けた長打力があるわけではないので、つなぐ攻撃をするほうが効率よく得点できます。と、素人の私は思うんですが。
月刊ドラゴンズの3月号「画竜点睛」で描きましたが、あんまり4番を意識するとプレッシャーに押しつぶされるので、調子が落ちたら好調な人に交代して、変わりばんこにやったらどうでしょう。
どんどん交代するうちに4番の意味が薄れてきて、自然とプレッシャーもなくなるのでは?ゴメスはどうにかなっちゃいましたが、森野、平田、ルナ、和田の4人で回して、たとえば5打席ノーヒットなら交代。で、どう? ファンも新たな注目ポイントが出来て、たとえ負け試合でも固唾をのんで見守るのではないですかね。
怒られるかもしれませんが、まあ野球は楽しんで見るものですから、そんな楽しみ方もいいんじゃないでしょーか。
とにかく私が言いたいのは、平田選手、がんばれ!
「月ドラ」と「じゃらん」 2014.4.22
4月も中旬になって、ドラゴンズの戦い方も次第に落ち着いてきましたね。今は5割ラインにいますが、主力が故障で抜けるようなことがなければ、今年はAクラスはもちろん、優勝争いにも参加できるんじゃないでしょうか。
さて、私も1コマ漫画を描かせてもらっている月刊ドラゴンズ。4月号から内容を大きくリニューアルされました。
以前のN編集長の時代にもかなり内容が刷新されて驚きましたが、今回また編集長が交代されて、これまでアマチュア野球のコーナーを担当されていたAさんが編集責任者になられたとのこと。
4月ということでキリのいい時期でもあり、就任と同時に大幅な誌面刷新となったようです。一時に多くの新コーナーを企画し切り替えるのは、かなりの労力が必要だったはずですが、内容も一層バラエティに富んだものになりました。
ずっと以前から月刊ドラゴンズの記事の多くは、中日スポーツのドラ番記者さんが掛け持ちで書いていらっしゃって、どうしても中日スポーツの記事と似たり寄ったりで、目新しさに欠けるところがありました。
中日スポーツは当然読んでいて、それでも物足りないドラゴンズファンが月刊ドラゴンズを読もうとするわけで、中スポにないコンテンツをどれだけ盛り込めるかが月ドラの課題だと思います。
たとえば新聞では掲載できない選手のロングインタビューとか、家族や私生活とかというプライベートな部分にまで踏み込んだ内容などがファンには嬉しいわけで、そういった方面へ比重をおいた刷新になったようです。
私の「画竜点睛」のコーナーも59回になったそうで、ほぼ5年ですか。月日の経つのは早いものです。気の抜けたような漫画を描いていると私も刷新されそうなので頑張らなければと思います。
意欲的な月刊ドラゴンズに、これからも期待したいですね。
話は変わって、先日あるところで歌ってきました。
近所の公民館に集まるギター仲間の3人で、初ステージでした。練習の甲斐もあって上出来だった思いますが、何組かの出演者の中で、岐阜からお越しの「じゃらん」というおじさん3人組の演奏に参りました。
3人とも丸刈り頭で、うち2人は「プロレスの方かな?」と思うほどの良い体格。一番小柄な方がリーダーとのことですが、演奏が始まるとそのリーダーの歌とギターの達者なこと。特に声が良かった! 他のお二人の巧みなリードギターと力強いカホンも素晴らしかったです。オリジナル曲ばかりでしたが、ブルース系なのかフォーク系なのか、ジャンルに当てはめるのが失礼な感じの演奏でした。
プロじゃなくても、アマチュアの中にこんなにも良い音楽を発信できる方々がいるんですね。岐阜の山の中でログハウスを建てて暮らしていらっしゃるそうで、自宅で野外コンサートもされるとのこと。自然の中であんな音楽を聴いたら最高でしょうね−。
マエケンよ、巨人と戦え! 2014.3.25
今年のプロ野球も、まもなく開幕です。
ドラゴンズは新監督になって、どんな戦い方をするのか、楽しみ半分、不安半分といったところでしょうか。最初から何事もうまくいくはずもないので、温かい目で見守っていきたいと思いますね。それより私が心配なのは、広島がまた巨人とタッグを組むような戦い方をするのかというところですね。
月刊ドラゴンズ4月号の「画竜点睛」にも書きましたが、昨年の前田健の巨人戦先発は4試合で3勝を上げています。
うち2試合は9月に入って巨人の優勝が確実になってからで、2試合とも勝っています。シーズンの序盤から巨人戦で登板していれば、巨人の独走に歯止めをかけることになったはず。ちなみに昨年の他チームのエース(と思われる)投手の巨人戦先発はというと能見が8試合(3勝3敗)、大野7試合(3勝4敗)、石川7試合(3勝3敗)、三浦4試合(1勝3敗)。だいたい普通にローテを回せば7、8試合は当たるはずなんです。
CS出場が悲願だったのは判りますが、エース投手を首位チームとの対戦から外せば、首位はますます独走、エースを当てられる2位以下はますます混迷ということになって、さっぱり優勝争いが面白くなくなります。
横浜の三浦も4試合と巨人戦登板が少ないですが、三浦が絶対的なエース投手かという問題もありますので、マエケンほど深刻な問題ではないかもしれません。
ただ、巨人の貯金31のうち、横浜から13、広島から6と半分以上なのを見ると、この2チームが巨人独走に力を貸しているように見えてしまいますよね。
広島も念願のAクラスが達成したからには、正々堂々と首位チームに挑んでいく戦い方をしてほしいと思います。
カープファンも応援するチームのエース投手が首位チームを倒すところが見たいはずで、それ以外の野球ファンも、球界を代表する投手が強力打線とどんな勝負をするか見たいに違いありません。
ハイレベルな真剣勝負こそ野球ファンが本当に求めるもので、それを奪う監督ではプロ野球の本質を取り違えていると言われても仕方ないでしょう。素人の目線から見てそう見えるだけで、何かほかにマエケンを巨人戦で投げさせられない事情があるのかもしれませんが、今年は本当にたのみますよ、野村監督。野球ファンはマエケンが何試合、巨人戦に登板するかカウントしてますから!
八幡先生、安らかに 2014.2.20
2月15日、漫画家の八幡太郎先生が73歳で急逝されました。
心筋梗塞ということで、まさに突然のことでした。連絡をいただいたのが17日の夜で、実は私の身内が14日に亡くなり、16日は通夜、17日は葬儀で、初七日の読経の最中でした。
メールで連絡をいただいたものの、とても信じられずに、「いつも冗談の好きな先生だから、ひょっとして生前葬で皆を驚かそうということかな」とも思いましたが、翌朝に新聞に死亡記事が掲載されていて観念しました。18日に通夜、19日に葬儀と参列してお顔も拝見しましたが、非常に良い表情で眠っておられ、「あー、よく寝た」と言って今にも起き上がり、「かんちゃん、びっくりしたろう」と笑いそうな気がしました。
名古屋で漫画の雑誌を作るとか、展覧会やイベントを企画するとか、いつも突然に思いついて我々を驚かせる先生でした。
先生との出会いは、私が大学を卒業後にイラストを勉強しようとして入ったデザイン学校の講師をされていたことで、初めてお名前を知りました。授業の一つにコミックイラストの授業があり、1コマ漫画などを課題として描いていました。
私はイラストレーターになるつもりでしたが、気楽な漫画のほうが性格的に合っていたのかもしれません。結構真面目に課題をこなして、先生に覚えていただいたようでした。とは言っても十数人のクラスでしたが。結局そのデザイン学校は中退してしまいましたが、その後、先生が編集を担当する雑誌のスタッフに呼んでいただいたり、新聞の漫画企画を手伝わせてもらったりと、いろいろと実地でマスコミやデザインの仕事を体験させてもらいました。レイアウトなど編集作業を覚えたのもその経験のおかげだし、初めて漫画の連載を名古屋の夕刊紙でさせてもらうようになったのも先生の働きかけがあってのことでした。
先生は非常に社交的で、漫画だけにとどまらず広い交友関係をお持ちで、さまざまに活躍していらっしゃいました。私は対人関係が苦手で、あまりそういうお付き合いができないために次第にお会いすることも少なくなっていました。それでもときどき連絡が入って、突然我が家へいらっしゃることもありました。
ドラゴンズの高木前監督とも交友があり、一昨年には沖縄キャンプをいっしょに訪問しようと連絡がありましたが実現しませんでした。たしかそれが会話をした最後で、あとは水族館の魚の絵を描いたと昨年の年賀状に写真が載っていました。名古屋という場所で、しかも1コマや4コマ漫画という希少なジャンルで、長年生きていらっしゃったのは並大抵のことではなかったろうと思います。先生のような先人のおかげで、私なども4コマ漫画を続けていられるのだと思います。そういえば中日スポーツにも私が描き始める十年ほど前に、ドラゴンズの4コマを描いていらっしゃいました。
突然いなくなられて、まだ亡くなった実感がありません。今日も私の漫画を見て「ちょっと手抜きだね」とかおっしゃっている気がします。
せめてもの供養にと思い、19日の中日スポーツの漫画に八幡先生の似顔絵を描きました。きっと空の上でご覧になっていることでしょう。八幡太郎先生、お世話になりました。安らかにお眠りください。そう言えば先生、あんまり寝なくても平気でしたね。そういう不摂生がダメなんですよ。食事はいい加減だし、タバコは吸い過ぎだし、そりゃ心筋梗塞になりますて。ここ数年、前兆もあったそうじゃないですか。病院へ行けば助かったかもしれませんよ。
まあ、いろいろ言っても先生らしいご最期でしたね。見事な生き様でございました。
山アさん、お疲れさま 2014.1.20
1月も20日になると、ようやく年末年始の忙しさから日常に戻った気分ですね。
今年は年賀状にするネタもなくて、気が乗らずに勢いで馬を描いてしまいましたが、気の抜けた年賀状ですみません。毎年、仕事関係と家庭用と2パターンの年賀状を作っていて、仕事用は月刊ドラゴンズの新年号のイラストを使わせてもらってますが、それでも結構大変ですね。皆さん同様だと思いますが、年末年始の仕事を前倒しで片づけつつ年賀状も作るという、この仕事のゴチャゴチャ感は何とかならないものかと思います。いっそ年賀状をやめるという手もありますが、もらうと嬉しいですからね。やっぱり出さないといけません。もっと早く年末年始の仕事を片付けておけばいいんでしょうが、そんなことができればこんな苦労はしないわけで…。まあ仕事があるのは幸福なことですから文句を言わず、今年もがんばっていきましょう!
さて昨日は「山ア武司プロ野球在籍二十七年の軌跡」のパーティーに行ってきました。着ていくような服もないのでどうしようかと思いましたが、せっかくのご招待だし、長年マンガで失礼なことばかり描いていますから出かけましたよ。イオンで3000円のジャケットを新調して。
場所はナゴヤキャッスルですが1600人を超える参加者で、天守の間がここまで満杯になったのは、私の経験では初めてでしたね。優勝祝賀会でももう少し空間があったかなと思います。
パーティーの内容は、まあだいたい型どおり、ご本人の挨拶、主催者、来賓の挨拶、鏡開き。山アさんと親交のある福留、田中将、嶋、小山ら他球団の選手、それから山本昌、岩瀬をはじめとするドラゴンズの20人以上の選手が登壇してエールを送り、あとはチアドラとドアラのショーという感じでございました。来賓のノムさんの話が一番ウケてたかな。
あまりの人の多さに圧倒され私は料理に手が出せず、ワイン2杯に、きしめん1杯とウーロン茶をもらいました。お金を払った一般の方々もいますから、あんまり招待者がガツガツ食べてもいけませんからね。
司会は宮地由紀夫さん、神野三枝さん、村上和宏アナと東海ラジオでおなじみの顔ぶれでした。
機会があれば山アさんにご挨拶しようかなと思いましたが、なにしろ沢山の人でごったがえして、とうとうご挨拶できずに失礼しました。
帰宅しておみやげを広げると、トレーナーと記念ボール、本などのほかに、せんべいがあって、これに私のイラストが使ってありました。例のバンザイポーズで、単行本の裏に載せたものを加工されたようです。ひょっとして山ア夫人のアイデアかなと微笑ましく拝見しました。使っていただいて大変光栄です。
山崎さんも現役引退して、すでにバラエティ番組やらCMやら、果てはレーサーにも挑戦なんて報道もありましたが、あんまりせっかちに動いて自分を見失わなきゃいいがなーと余計な心配をしております。
しばらくは解説者をしながら第2の人生プランを、じっくり考えたらどうでしょうね。この東海地区で山アさんの存在が忘れられるようなことは、今後30年はないでしょうから。
また解説で登場されるときは、もちろんマンガでも描かせていただきますよ。ひとまずお疲れさまでした。
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