インフルエンザ騒動 2009.12.18 夏休みの話をしていたと思ったら、もう年末。月日の経つのは早いものです。
私のようなヒマな人間でも、なぜかこの時期には妙に忙しくなるのは不思議ですね。忘年会や年賀状など、この時期にしかない行事が入ってくるせいもあるんでしょうが、年内に片付けたいという気分的なものもあるんでしょう。
それとやっぱりお正月休みというのがクセ者です。三が日くらいはお正月的行事もあって仕事が出来ない。その分、お正月前後にシワ寄せがくるわけです。5日締め切りなんてのもあるんですが、ほぼ年内にやっておかないと無理でしょう。まあこのご時勢ですから、仕事があることには感謝しなければいけませんが。
そういえば私が慌しいのにはもう一つの原因があって、先月の後半から発熱して喉にも痛みがあり、仕事をしつつも寝込んだりしておりました。
最高で38.5度の熱が出たために、てっきりインフルエンザと思い、日曜日に救急外来へ駆けつけましたよ。我が市で一番大きい総合病院なんですが、あろうことかインフルエンザの検査キットがないという話。「どうしますか、タミフル飲みますか」と若いお医者さんにバクチみたいなことを言われて、これ以上寝込むのもかなわないと思いタミフルを5日間飲みましたよ。「途中でやめると耐性ウィルスができるので必ず飲みきってください」と脅されて、おとなしく飲んだのに熱が下がらない。その後、いろいろありまして他の病院で3度の血液検査の結果、原因がわかりました。甲状腺にウィルスが入ったとかいうことで、完治までに3、4ヶ月かかるという話です。
正しい薬ももらってほぼ日常生活に戻りましたが、それにしてもタミフルはなんだったのか。ワクチンが不足しているのは知ってましたが、検査する手段まで不足とは、しっかりしてもらいたいですね。備蓄タミフルを無駄に使用して、国民のみなさんに申し訳ない気分です。
インフルエンザでなかったということは、この先インフルエンザにかかる可能性もあるわけで、仕事をしている夢を見たときのように疑似体験で疲れてしまいました。
比較するのも失礼ですが、ちょうど私が発熱した日に、いしいひさいちさんが体調不良で仕事を休むという話を耳にし、やはり皆さん大変なんだなーと思った次第です。我々のような自営業者は、なかなか定期的に健康診断など受けている人は少ないと思いますが、面倒がらずに受けなければいけませんね、と言いながら受けませんが。
とにかく、やはり健康第一です。私も早く朝日新聞の「ののちゃん」が見たくて仕方ありません。いしいさんの早期復帰をお祈りしております。それでは皆さん、健康に気をつけて、ちょっと早いですが良いお年を。
安土城址訪問記 2009.10.6
夏も終わって、めっきり涼しくなりました。今年の夏は暑い期間が短くて助かりましたね。米作りの農家などはお困りかもしれませんが、私が子供の頃の40年くらい前は、このくらいの気温だったように思います。夏休みの日誌に書く最高気温が32度でしたからね。
この春に家の外壁の塗装工事をして、どうせならということで熱遮断効果のある塗料でお願いして、ついでに屋根裏に排気用のファンをつけて酷暑に備えたわけですが、効果があったのか無かったのか判らず、まあそれほど暑くなかったので効果があったんだろうと思っているところです。
さてこの夏、私は例によってほとんど外出することもなかったんですが、新聞の盆休みを3日間いただいて滋賀県へ行ってきました。何が目的かは秘密ですが(隠すほどのことでもないけど)、途中で安土の付近を通ったので、かねてから行きたかった安土城址へ寄って来ました。
説明するまでもなく、安土城は織田信長の建てた琵琶湖畔の巨城で、完成して数年で本能寺の変が起こり、その直後に安土城も焼失。そのために幻の城と呼ばれるわけで、実物はどんなだったか、歴史ファン、城郭ファンはいろいろと空想して夢見がちになり、周囲に気持ち悪がられるわけです。安土城の最も特徴的なのはその天主の外観で、記録によると7層のうち2層目が八角をしていたとあり、最上階は金色という他に例のない独創的な姿だったようです。安土山の近辺に3ヶ所ほどハコモノの展示館ができていて、それぞれに復元模型が展示されているようですが、私は先を急いでいたので、そちらはパスしました。
余計なお世話ですが、展示館が何ヶ所もあるのは観光客も迷うし、運営費の問題もあるだろうし、1ヶ所に集約できないものかと思った次第です。泉下の信長様も「天下統一を果たせなかったワシへの当て付けか! 展示館ぐらい統一しろ!」とお怒りではないでしょーか。
安土山のふもとで見上げると、たいした高さでもないように見えたので、「せっかくだから登ってみるか」ということになり、私は失礼にもサンダルばきで登りかけたんですが、これがなかなか大変。なにしろ石段一段の高さが高すぎる! 高いところでは40cmほどの段差もあり、それがまた不揃いで、一定の高さの階段に慣れた人には非常に登りにくい。一段登るのにも、どこが最も低いか探して左右に移動するという有様で、おそらく戦国時代の武将も「上様はこんな石段を造りゃがって」とブツブツ言いながら登ったんじゃないでしょーか。
そしてまた頂上付近にあった石の大きいこと。この巨石を上げるのに、一体何人の人足が圧しつぶされて死んだんだと途方に暮れるような大きさでした。
なんとかやっと頂上まで登り、琵琶湖の対岸を眺めて信長気分を味わってきましたが、頂上近くの帰り道で3、4歳ほどの子供が手を引かれて登ってくるのに出くわし、それが一番驚きでしたね。まだそれほど整備が進んでいない様子で、それだけに築城当時の雰囲気が多分に残っている印象でした。近頃映画にもなったそうですが、今後、整備されてパイプの手すりがついたり、きれいに舗装されたりすると味わいが激減する恐れがありますので、まだ行ったことのないファンの方は、今のうちに見ておいたほうが良いと思いますよ。開発整備もセンス良く行っていただきたいと願うばかりです。
軽い気持ちで登ったのはいいんですが、1日のエネルギーの約半分を消耗し、その後のスケジュールが影響を受けたのは言うまでもありません。
滋賀県は京の都にも近く、また交通の要衝の関が原の西出口、さらには北陸からの通り道ということで、戦国時代に多くの城が建てられました。
秀吉の長浜城、光秀の坂本城、三成の佐和山城、浅井氏の小谷城、勝家の北ノ庄城あたりが有名で、江戸期には彦根城が登場するわけですが、そのほか小城を数えたらどれくらいあるでしょうか。すごい数になると思います。まさに城郭ファンには宝の山ような場所ですね。
近頃、女性にも歴史ファンが増えたそうで、それはそれで喜ばしいことですが、こうしたファンに迎合するあまりに当時の雰囲気を大きく変えるような整備開発をしたり、史実に合わないような復元をしたりということは絶対避けていただきたいと思いますね。
ということで安土城址訪問記でございました。
多忙な夏 2009.7.15
そろそろ梅雨明けも間近、オールスター直前ということで、ちょっと更新しておきましょーか。
ドラゴンズはなんとかチーム状態も落ち着いてきて、選手それぞれの持ち場も決まってきて上り調子ですね。ただ巨人の独走状態は変わらずで、果たしてシーズン終了までに追いつけるかどうか微妙なところではあります。このところの私は珍しく忙しい状態になっております。一つは『月刊ドラゴンズ』で1コマ漫画「くらはしかんの画竜点睛」が始まったこと。1コマということで簡単な気持ちで引き受けましたが、やってみると意外に難しいことが判りました。
月の初めが締め切りということで、前月の10日から月末くらいまでが選定可能範囲になりますが、あまり古い話題は避けて、かつ締め切りに間に合わせようと思うと、正味15日から28日くらいの範囲で選ぶことになって、意外に選定可能な期間が少ないことが判りました。
漫画に短い文章もつけ、なおかつカラー原稿ということで、1週間くらいはかかってしまいますが、これまでにやったことのない仕事なので、今のところは楽しんでやっております。
それとは別に今、中日スポーツの1面左上に、不定期でサントリーの広告が載っておりますが、その中で4コマ漫画を描かせていただいております。これは角ハイボールのPR広告なんですが、この角ハイが飲める名古屋近郊のお店の紹介も兼ねた漫画ということで、実際にお店を訪問させていただいて、お店の特徴や雰囲気を取材し漫画で表現するという、少々手間のかかる仕事になっております。
普段あまり外出しない私が、最近は名古屋市内はもちろん、遠方へも出歩いて面白い経験をさせてもらっています。岡崎も15年ぶりくらいに行って、変わらぬ駅ビルに感激したり、廃れたと聞いていた岐阜駅前の開発振りや、初めて行った四日市の賑やかさに驚いたり。なによりも名古屋駅前のビル群には唖然とするばかりで、30歳前後にはこのあたりを闊歩していたはずなのに、まったく浦島太郎状態で空を見上げておりました。さらに3年ぶりくらいに行った駅前の紙問屋が廃業してホテルに変わっていたりで、時の流れをしみじみと感じたりしました。
ほかにも地元の中学校で恒例の4コマ漫画講座があって、今回はさるPTA新聞に投稿させるということをやってみましたが、どれくらいの生徒が投稿したのか、はたして掲載される作品があるのかどうか楽しみではあります。
そんなことでいろいろと仕事がからんだおかげで、あちこちにミスが出てきて文章の文字数を間違えるなんて初歩的なエラーもやってしまいましたが、ちょっと気を引き締めてこの夏を乗り越えようと思っております。
最近のテレビ中継 2009.5.20
ペナントレースが始まり1ヶ月半、すでに交流戦が始まる時期になっています。
ところで皆さん、最近どうやって野球中継を見てますか。なんだか巨人戦がテレビ番組欄から消え、どこへ行ったかと探したらBS日テレのほうへ移動してるんですね。他にも横浜戦がBS−TBS、ヤクルト戦もBS−フジと、それぞれ関連テレビ局のBS放送へとシフトして、アナログ放送から姿を消してしまいました。デジタル放送への移行を促す戦略なのかもしれませんが、なかなか厄介なことです。幸いこの東海地区はドラゴンズ戦の中継が多くて、ドラゴンズ主催試合はほとんどアナログ放送で見ることはできますが、それでも年間で約40試合ほどテレビで見られない。ケーブルテレビなどを契約すれば良いんでしょうが、そこまで経費をかける収入もない。
どうしようかと悩んでいたところ、家内が強引にNTTの光テレビというものを契約してきて、そのためにデジタルテレビも購入して「まったく勝手なことをやってくれたものだ」と私はブツブツ文句を言っていたんですが、なんとこれでJsportsなどの中継が見られるし、BSデジタル放送もいける。ほぼ、ほとんどの中継が見られることになって一気に文明開化がやってきた感じになっております。
テレビを寝室に置いたので、仕事場と寝室を行ったり来たりしなければいけない面倒さはありますが、そんなことくらいは仕方がないと諦めて、今日もウロウロしながらマンガを描いております。
とりあえず、そんなことで観戦はできるんですが、マンガを描くときに私はパソコンで見ることが多くて、描きたい場面で画像を止めたりして描くわけです。パソコンのHDに録画するのでそういう技ができるんですが、それがまだアナログ放送対応のパソコンなんです。デジタル放送対応のパソコンを買えばいいんですが、とても手が出ない。デジタルテレビでやろうとすれば、やはりHD内臓のテレビかビデオじゃないとできないということで、一難去ってまた一難というところです。
時代の境目だから仕方がないのかも知れませんが、大変ですね。私は人間自体がアナログなので、時代に振り回されるばかりです。というか対応できる収入があれば問題ないわけか。さびしい話になりました。
(後日付記/ その後、横浜、ヤクルト主催試合はCSへ移って見られず、またJsportsでの中日、広島主催試合のほとんどが、光テレビでは放送されないことが判明しました。いい加減にしろー!)
200勝と沖縄キャンプのこと 2009.3.3
ドラゴンズの沖縄キャンプも終了して、今日から名古屋でオープン戦です。ボヤボヤしていると今年のシーズンが始まってしまいそうなので、ここらで一度更新しておきましょう。今年に入っての私のドラゴンズ関連の出来事というと、1月に山本昌投手の200勝記念の祝賀会に行ってきました。報道でもあったようにかなりの参加人数で、オーナーの言葉じゃないですが、ナゴヤドームでやってもよかったんじゃないかというくらいの盛況振りでした。
国内の野球関係者はもちろんですが、ドジャースの元オーナー、ピーター・オマリー氏まで列席されていたのには驚きました。ほかにも競輪や格闘技など他のスポーツ界や芸能界の方々の顔もあり、山本昌投手の広い交友関係を知ることができました。会場前に並んだ花の中には小田和正さんの名前があって、フォーク好きの私は「おっ」と思いましたが、そういえば開宴前に東海テレビ制作の山本昌投手のドキュメンタリーが上映されていて、そのナレーションも小田さんが担当していました。横浜つながり、ということでしょうか。そういえば小田さんも野球好きだなあ。
腰痛持ちの私は長時間のパーティーに耐え切れず、壁際にもたれていましたが、気がつくとドラゴンズの選手が側にたむろし始め、それを見つけたファンの人たちがいっしょに写真を撮り始めて、もしかして全ての写真の背景に疲れ顔のヒゲのおじさんが写り込んでいるかもしれません。申し訳ありません。
そんな大盛況の混雑のため、山本さんに挨拶もせずに失礼してきましたが、記念品の中に山本さんのサインボールがあって「あの人数分、サインしたのかな。ひょっとして印刷?」と少々疑いましたが、ご本人のホームページによると直筆だそうで、誠実な性格をあらためて知った次第です。ひょっとして今回の沖縄キャンプで投げた球数より多いんじゃないでしょーか。
記念品というと私も実は一つ仕事をさせてもらいました。ラジコンマニアで知られる山本昌投手ですが、そのラジコン関係者の企画で「山本昌200勝記念ラジコンレース」という催しがあり、その参加者に配るTシャツに山本さんのイラストを描かせてもらいました。
私もTシャツをいただきましたが、なかなか良い出来で、着るのがもったいない感じです。私にとっても良い記念になりました。この大会の様子はテレビや新聞でも紹介されましたが、RCマガジン4月号にも詳しく紹介されるとのことで、ご覧ください。
そうこうするうちに沖縄キャンプが始まり、そして終わりました。
今年のドラゴンズは今さら言うまでもなく、昨年までのチームの軸となる選手が投打ともに抜け、誰がその代わりをするのかがテーマの年。若手や新戦力がどれくらい出てくるかが注目されたキャンプでした。
川上が抜けた先発投手の穴は先発ローテを5人制にすることで埋める計画とか。山本昌、中田、朝倉、吉見、チェン、小笠原に浅尾、川井、長峰あたりも先発要員になるんじゃないでしょうか。先発を5人にすることで中継ぎを左右3人ずつ、右で平井、清水昭、金剛、左で久本、高橋、パヤノ、そして抑えに岩瀬というのが現状考えられる布陣でしょうか。もちろん先発枠に入れない投手は中継ぎで登板もあるでしょう。
野手ではウッズの抜けたファーストにブランコ、新井が考えられますが、どちらも使えないとなると外野から和田ということも。幸い外野手は藤井、野本が出てきて層が厚くなりました。一応レギュラーとされる李のほか井上、英智、小池もいるし平田、中川、堂上剛、中村公、中村一も伸びてきています。
眼のトラブルで心配される井端、さらには肩に不安のある荒木の二遊間はデラロサに加え、岩崎達が急成長。近い将来、レギュラーを取るんじゃないかという勢いです。また捕手も、不安のある谷繁の控えとして、新加入の小山が元気さをアピールしています。
大木が倒れるとその下に太陽の日が届くようになって新しい若木が伸びるように、うまいこと出来てますね。もちろんいきなり好結果を出すことは難しいでしょうが、実戦経験を経て、やがては大木に育っていくのでしょう。
新しいといえば、近年は沖縄キャンプの情報をインターネットで収集することが多くなりましたが、今年、読谷村でFM局が開局して、ドラゴンズの期間限定の応援番組もできたようです。そこのブログも参考にさせてもらいましたし、2軍宿舎のローヤルホテルのブログにもドラ情報が掲載され、北野マネジャーが造ったグラウンドの階段ネタなどは、中スポより早く紹介されていました。
ほかにも球団ブログも石黒広報とカメラマン氏の2バージョンで動向を知らせてくれるし、また北谷球場に張り付いて動画や写真を紹介されている方など、ひと昔前では考えられなかった情報源が登場して、本当に嬉しい限りです。沖縄キャンプ中に参考にさせていただいた各位に、御礼申し上げます。
と言ってる間に、今季のナゴヤドーム初戦は、幸先良くドラゴンズの大勝! さ〜て今日は誰の漫画にするかな。
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