あっという間の年末 2013.12.3
今年はドラゴンズも11月中に契約更改を終えて、12月は新人選手の入団発表と、選手のイベント参加、トークショーや野球教室があるくらいで、いったいどうやって話題をつなぐのかマスコミの方も大変な季節になってきました。そのおこぼれで話題を拾う4コマ漫画家などは、すでに年末年始のネタ枯渇に等しい状況で恐々としている昨今です。
何だか一気に冬が来た感じで、わが家の庭も落ち葉だらけ。ハナノキの紅葉がきれいだなと思っていたら、あっという間に散ってしまってヤマボウシも柿の木もすでに枝だけになってしまいました。
昨年は大豊作だった柿も今年は50個ほどしか生らず、おまけに甘くする工程に日を置きすぎたのか、柔らかいのばかりになって少々失敗でした。
その代わりでもないでしょうがフェイジョアが知らぬ間に実を落としてくれました。ちょっと変わった味ですが、これもまた自然の恵みということで、ありがたく食べています。少々酸っぱくて皮を厚めにむくと中心部に甘みがあります。我が家ではほとんど私しか食べませんが、たぶん栄養があるんじゃないかなーと思いつつ食べています。
今年を振り返ると、前半は「男依音頭」のCD制作と普及活動で江南市、各務原市を中心にPRしました。
後半はギターの会の活動が活発になって、この先の展開が楽しみです。また歴史関係でも先日、江南市の生駒家について生駒英夫さんの講演を拝聴しましたが、新たな出会いもあってこれもまた面白いことになる感じです。この先も自分の関心のあることを同好の人たちと続けていければと思います。残り少ない人生ですから、何か楽しい環境を自分で作って、楽しく過ごすのが幸福ではないかと近ごろ切実に思いますね。ぼやぼやしていると、あっという間に人生も終末になってしまいますから。
ちょっと早いですが今年の総括でした。
谷繁丸の出港 2013.10.28
ドラゴンズの来季スタッフも固まり、いよいよ11月の秋季練習から本格始動ということになりました。
それにしても谷繁さんが監督とは驚きました。私は落合さんの復帰はないものだと思っていたので、あとは立浪さんしかないだろうと予想していましたが、考えていた以上に白井オーナーの意志と行動力は強かったですね。オーナーの力とはこういうものかと、あらためて感服しました。落合さんにチームの立て直しを頼むときに、やはり立浪監督ではOBの干渉が少なからず付いてきます。落合さんのチーム強化の構想では、残念ながら中日OBで使える人材は少ないようで、それは前回の監督時のコーチ陣を見ても明らかです。
落合さんの眼鏡にかなったスタッフで動かすためには、OBと距離を置くことができる谷繁さんが良いという判断だったのでしょう。立浪さんも谷繁さんも勝負ということに関しては、どちらも厳しいものを持っていると思いますが、やはり人間関係となると中日生え抜きの立浪さんはOBに配慮しなければいけない部分があります。
名古屋地区だけでは解説者のワクもそんなに多くありませんから、なんとかユニホームを着たいというOBも多いでしょう。そういうチーム強化以外の要素が入ってくると、やはりダメなんでしょうね。
私も長年ドラゴンズのファンですから、できれば馴染みのある人たちがコーチになって、チームが上手くいけばそれに越したことはないと思っています。しかしこの2年の成績を見ると、やはりそれは無理だったなあと落胆しています。
昔からドラゴンズは野武士野球とか言われたように、あまりチームの戦略とか細かい野球理論で勝ってきたチームではありません。剛速球のエースが投げて、一発長打の当たれば飛ぶ主砲がいて、ときどき足の速い人が走る、そんな個人個人の才能でファンを魅了してきた歴史があります。その主人公たちは目立つ反面、彼らが不調になればチームもどん底という繰り返しでした。やはり継続してチームの強さを維持しようとすると、飛び抜けた個人の素質だけでなく、普通レベルの選手がいかにレベルアップできるかが課題で、2割3分しか打てない打者たちが2割6分打つようになれば、チームとしてかなり攻撃力がアップします。
打撃コーチは、1人の超一流バッターを育てるより、10人の二流バッターを一流にする指導をすれば、チームの攻撃力も安定するでしょう。あとはその中から選手個人の力で超一流に成長することもあるはずです。
投手にしても、ノーコンで使えず試合の途中で名古屋まで帰された投手が、低めのコントロールをマスターしただけでエースと呼ばれる存在にまでなったりします。このポイントさえマスターすれば、二流投手も1軍で仕事ができるというポイントがあるでしょう。超一流は作らなくてもいいから一流を作る指導をお願いしたいと思いますね。
私の印象だけで言うのも失礼ですが、やはり名コーチとなる人は現役時代に脇役だった人が多いような気がします。主力選手のような当たれば飛んでいく長打力とか、持ち前の腕力で投げれば剛速球という才能がなくて、いかにすればそれを得られるかと工夫を重ねて人一倍試行錯誤をした人でないと教える引き出しも持てないでしょう。
主力選手でも当然、悩んで考えてプレーをしてきたでしょうが、身体能力で劣る脇役の人たちは、それをカバーする工夫から始めなければならず、それは今の選手たちも同じことで、全員が主力並みの身体能力ではありませんから、彼らを指導するときに良いアドバイスができるのだと思います。もちろん脇役でも考える努力の足りなかった人は、山のようにいるとは思いますが。
とにかく新たな谷繁丸の出港です。
中日の選手兼任監督というのは、私が漫画を描き出して初の経験で、漫画としてもどんな形になるのか今はイメージがつかめず迷っている段階ですが、現場が動き出せば見えてくることでしょう。
順風満帆のときもあれば大荒れのときもあるでしょうが、ファンとして見守っていきたいと思いますね。
来季のドラを夢見て 2013.9.16
そろそろペナントレースも終了間近。巨人の優勝が決まってからだと悔しいので、今のうちに今年の総括をやっておきましょう。
このHPでも3月や5月の段階で書いていたことですが、今年は成績不振と若手への切り替えという年だったようです。予想を裏切って優勝争いに驀進してくれるかと期待していたんですが、残念ながら予想通りの展開になってしまいました。
レギュラーの高齢化で若手へのシフトが課題と言われてきたドラゴンズ。不動のレギュラーとしてチームを支えてきた荒木、井端のコンビが不振で姿を消し、森野がセカンドへ回ることでサードとショートに若手が入る余地ができました。サードには結果を出し始めた高橋周が、ショートには堂上直が入っています。
持ち前のスイングスピードで長打が出始めた高橋周は来季もサードで使ってみたいと思わせるものがあります。今年の開幕直後は覇気がなく、まだまだ出て来るのに時間がかかるかなと思っていましたが、少しのキッカケで覚醒するというのは、やはり良い才能を持っている証拠でしょう。お見逸れしました。
ショートは正直なところ、まだまだこの選手で行こうという決心はつきませんね。守備では岩崎、堂上直、森越といったあたりが候補ですが、打撃ではまったく物足りません。岩崎や堂上直も良い打撃をするときもあるし、岩崎、森越は足も使えます。期待性はあると思いますが、もう二皮くらいむけないと、来季は井端や荒木が再びポジションを占める可能性が大きいでしょう。撃てないのならバットを短く持つとか、若手のうちはそういうがむしゃらさがあっても良いんじゃないでしょうか。外野は大島の不調で、藤井、平田がセンター、ライトで起用されました。藤井も故障してしまいましたが、外野手は野本、堂上剛、松井佑とほぼ横並びの選手がいますので、来季は和田を代打に回して、若手で外野を組んでもらいたいですね。
藤井、野本、大島、平田、堂上剛、松井佑。名前を聞いただけでも立派な外野陣です。それと堂上剛は内野の経験もあるので、内野の若手が伸び悩むのならば内野で併用ということも考えても良いかと思いますね。堂上兄弟で二遊間ということも、将来的にあってもいいんじゃないでしょうか。アライバ以上に息の合ったプレーが見られるかもしれません。
そうして一番気になるのが次の首脳陣です。
私の個人的な希望的観測にすぎませんが、来季はもう立浪監督しかないでしょう。
コーチ陣も密かに考えたりしていますが、さすがにそれをここで書くと失礼に当たる方もいらっしゃいますのでやめておきます。
ただ今年も2軍から上がった若手が、バントができなかったり守備の連係プレーがいい加減だったりというのを見ると、まずはそういう基本を徹底して教えることが大切だと思いますね。1軍に上がる若手は、まずバントや守備固めの場面で使われるのが当然でしょう。それができて初めて次の段階に上がれるわけで、もうちょっと戦略的な育成をしないと育つものも育ちません。
来季はルナが帰って来るし、クラークも残留しそうで和田を含めてファーストは彼らの競争でしょう。キャッチャーはまだまだ谷繁が意地を見せていますので本格的な交代はなさそう。でも今年の松井雅の成長は期待を抱かせるものがありました。
先発投手陣では吉見、山内がどこまで復帰できるか。彼らの復調がないとまた苦しいシーズンになりますね。山本昌、川上のベテランには負担はかけられないし、山井、中田賢も安定する根拠が見当たらない。現状で考えられる先発陣は大野、カブレラのみ。可能性としては実績のある雄太、岩田、伊藤と若手の西川といったところでしょう。
完全にコマ不足なので岡田、武藤あたりを先発にして、若手をリリーフに起用するしかないと思いますが、どうでしょう。
来季、どんなドラゴンズになっているか楽しみに夢見つつ、もう今年は野球の話はこれで閉店ガラガラ。
マエケンと選挙と胃カメラ 2013.7.18
暑いのと忙しいのと怠け癖で、久々の更新となりました。
オールスター休みに入って、野球がないせいか気持ちものんびりして更新する気分にもなりました。
ドラゴンズは単独3位で前半戦終了。一時は最下位だったのが、よく持ち直したものです。と言っても借金は9で、下位チームが落ちて行っただけなのかもしれません。それでもペナントレースは順位争いですから、3位なら上出来です。それにしても巨人ですよ。成績を見ると広島とDeNAに9勝2敗で、7つずつ貯金してるじゃないですか。18ある貯金のうち14がこの2チームからということで、どうなってるんですか、カープとベイは。
特にカープは前田健という球界を代表する投手がいるにもかかわらず、巨人戦で投げたのが開幕カードの1回だけ。巨人戦は避けて勝利の確率の高い他のチームに当てるということなのでしょう。それで7つも負け越しているということは「巨人の独走は仕方がないよー。それよりウチは3位に食い込んで悲願のCSに出たいんだよー!」ということですね。それでCSに出たとしてカープファンは誇らしいですか?
ベイスターズのほうも三浦が巨人戦には1回しか投げてませんが、これは何とも言えません。今の三浦がマエケンほどのレベルにあるかというと難しいところなので。でも怒っておかないと三浦に失礼ですね。三浦も巨人戦に投げんかーい!
結局、弱いチームがこういう戦術を使い出すと、CSというシステムが悪弊を生むわけで、そんなことならCSやめちゃえということになっていきますよ。それにしてもマエケンにしても三浦にしても、阪神戦に当たる回数が多いのはなぜでしょう。もしかして2位くらいは引きずり下ろせるという算段でしょうか。意図的かどうかわかりませんが、阪神を苦戦させるということは結果として巨人を援護することになります。なんだか怖いですねー。そういうことなんでしょうか。真剣に応援しているのが、ときどきイヤになったりしますよ。
他の話題にしましょうか。
今度の日曜は参議院選挙ですね。あんまり政治の話はしないほうが良いかもしれませんが、こっちも真剣に考えるのが、ときどきイヤになりますね。
いろいろ課題があって、すべての公約をチェックし出すと、どの政党に投票したらいいか判らなくなります。でもどうせ実現する公約は1つあるかないかですから、全部の公約を考慮するよりも、1つか2つ本当に実現してくれる可能性を感じられるところへ投票すればいいと思いますね。とりあえず私は原発は廃止、消費税アップ凍結、それから公務員と議会の改革ですね。これだけでも実現すれば大満足です。あとのTPPとか憲法の改正なんかは正直判りません。
まあ、あんまり政治の話をすると反対意見のメールが来たりするのでやめますが、それにしても原発維持という意見が意外に多いのが、私は信じられませんね。いいんですか、本当に。原発立地の人は仕事が無くなるとかおっしゃいますが、原発の代わりに自然エネルギー発電所を造ればいいじゃないですか。それなら仕事も維持できて、人口も減らないでしょう。そんな施設なら国が補助しても、国民も大して反発しませんよ。原発じゃないといけないという理由はないはずです。くれぐれも反対のメールは送らないように。
他の話題にしましょうか。
先日、胃カメラ検査を初体験しました。結果は異状なしで良かったんですが、むちゃくちゃ辛いですね、あれ。
その数日前にテレビで女性タレントが「胃カメラをやってもらいながら寝てしまいました」とか言っていたので、「そんなもんならやってみるか」と決断したんですが、はずかしながら涙が出ました。
どうも検査の前に喉へ麻酔薬を流し込むんですが、看護師さんが私の舌の上へ注射器で流し込んで、舌の上は麻痺しても喉は効いてなかったようで、痛いのなんの。これからは自分でしっかり喉へ当てないとダメですね。鼻からのカメラだと痛くないそうで、女性タレントはそれだったのかもしれません。上からマリコじゃなくて鼻からカメラだったんでしょう。卒業おめでとうございます。
そしてどうもこの胃の痛みは精神的なストレスのようで、いろいろ思い当るところはありますが、一番大きいのはこの6月に地元の小学校で教育講演会というのをやりまして、それが要因だったのではと思います。あんまり柄にもないことを引き受けると体に無理が出るよという教訓になりました。
まあ、無理なく淡々と生活するのが一番いいんでしょうね。そうします。ではまた。
コーヒーブレークの過ごし方 2013.5.26
プロ野球も交流戦の真っただ中ですが、ドラゴンズは4連勝したと思ったら5連敗で、まだ上昇の兆しは見えませんね。
これまで貧打をカバーしてきた投手力が、吉見、浅尾など故障者続出で大幅にダウン。さらにボールが飛ぶようになったために力のない投手は余計に打ち込まれるような状態です。
野手の方もこれまでレギュラーで戦ってきた井端、荒木、森野、和田、谷繁というメンバーが高齢化して、さすがにかつての力を出すことが難しくなってきました。
高木監督が自ら「私はコーヒーブレーク」と言ったように、来季は新監督になるのが球団の既定路線のようですから、選手たちも無意識のうちに気合が入らないのかもしれません。
今年は誰かが復帰して状況が変わるというような期待も持てないので、このまま低迷が続いて、3位を狙うのが精一杯という感じですね。もう打順を変えるとかの小手先のやりくりでは、状況は改善しないように見えます。
徐々にメンバーが若手に交代して新陳代謝するのが理想ですが、特に野手はここ何年も不動のレギュラーで戦ってきましたから、次世代への切り替え期間は大幅に戦力ダウンになるのは避けられないでしょう。
チームとしてもそんな時期だし、今年の特に後半は若手を起用することになるんじゃないでしょうか。ファンとしても今年はそういう期間だと納得して、それこそ「コーヒーブレーク」と割り切って応援するのが精神衛生的にも良いような気がします。
心を静かにして雑誌でも読みながら、ときどきプロ野球の状況をちらっと見て、勝っても負けても一喜一憂せず「ドラゴンズがんばってるな」と心の中でつぶやく。それがコーヒーブレークの過ごし方でしょう。
ファンはそれでいいですが、頑張らなきゃいけないのは若手選手ですね。こういうときに目立ってこそ、次のレギュラーになれるわけで、荒涼たる風景の中で、誰が立ち上がってくるのか楽しみな気がします。もうベテランに頼るのではなく、自分たちがやるんだという気概が必要でしょうね。
野本選手などパフォーマンス的にも秀でていて、リーダーになる素質があるし、彼が中心となって新しいチームが出来れば活気が出ると思いますね。外野手で野本、大島、松井佑、堂上剛、平田、内野手で岩崎、中田亮、森越、堂上直、谷あたりが次の顔ぶれになるんでしょうか。捕手はわかりませんが、結局のところ強肩じゃないと最近のキャッチャーは務まらないですね。
プランターの植物が育つのをときどき観察しながら、ベランダでコーヒーブレーク。今年はそんな年になりそうです。
「おれドラ」連載20周年の御礼 2013.4.25
1993年4月から中日スポーツに連載が始まった「おれたちゃドラゴンズ」ですが、このたびめでたく連載20周年を迎えることになりました。こんなに長期にわたって続いておりますのも、読者の皆様のご愛顧の賜物と感謝いたしております。掲載が始まった当初は、正式な執筆依頼ではなくファンの投稿からの流れで、とりあえず1カ月続けばいいかというくらいの気持ちで始めましたが、半年になり1年になり、気がつけば20年ということで月日の経つのも早いものです。掲載場所も最初は2面の左下の隅に申し訳なさそうに載っていましたが、いつからか右上隅に昇格し、現在に至っております。
思えばこの漫画を描き始めた頃のドラゴンズの監督が高木監督で、今また高木監督を描いているというのも何か縁のようなものを感じます。スタートした頃、しょっちゅう描かせてもらっていた山崎選手もまたドラゴンズに帰ってきて、これもまた感慨深いものがあります。
近ごろは視力と握力と発想力の減退と戦いつつの制作ですが、他にももっと長く連載されている諸先輩もいらっしゃいますし、気力のあるうちは続けていこうと思っています。山本昌投手のように30年も野球をしている人もいますので、漫画の20年など大したことではありませんが、せっかく続けているので何かまた別の境地を体得したいものです。もっと自由な筆致で、のびのびと面白く描けるといいんですが、なかなか…。
まだまだ試行錯誤は続きますが、しばらくはお付き合いください。20周年の御礼でした。
来るか大流動時代 2013.3.21
WBCは残念でしたね。でもまあ決勝ラウンドまで進出できたし、予選敗退のような無様なことにはならず良かったんじゃないでしょうか。
敗因分析など、なかなか厳しい記事も目にしました。采配やら代表チームの練習やら、さらには体制づくりまで、分析すれば課題はあるかもしれませんが、他の参加チームがそれらの点でベストだったかというと、そうでもないでしょう。日本と似たような状況か、あるいはもっと大雑把なような気もします。どうも日本人は真面目すぎて、負けると敗因は何かとか分析しますが、結局はWBCもイベントですから、そんな悲壮感を持って戦わなくてもいいと思いますね。「参加できて楽しかった」でいいと思いますよ。国を背負う重みとか、余計なプレッシャーをかけすぎ感じすぎです。だいたい同じ国ばかりが優勝したら悪いじゃないですか。3連覇なんて申し訳ない。
どの国もシーズン前のドタバタの中でやってるんですから、結局は選手各人の能力の高さが勝敗につながりやすいでしょう。その点で今回はドミニカやプエルトリコが強かったんでしょうね。
日本も松坂やダルビッシュのような突出した選手ならば圧倒できますが、身体能力で劣る部分はチーム力でカバーするしかありません。勝とうと思えば、そういうチームプレーを前もって磨いておく必要がありますね。
おっと、私まで敗因分析になりかけました。どうも真面目すぎていけません。
さてプロ野球の開幕まであと少し。今年のドラゴンズはオープン戦最下位と、ちょっと元気がありません。
まず新外国人のルナとクラークを打線に入れるのは良いとして、ポジションをどうするかが問題ですね。サードにルナは決定のようで、ファーストに森野かクラークを競わせる方針のようです。となるとどちらかがベンチで攻撃力がダウン。森野を外野で使うとなると、ライトの松井佑、平田あたりとの比較になります。
このあたりが流動的で、打線の落ち着きのなさにつながっていると思いますが、現状では大島、荒木、ルナ、和田、井端、クラーク、松井佑、谷繁という打順でしょうかね。しばらくは新外国人を使ってみようということになるんじゃないでしょうか。
今季は、和田選手の調子次第ではレフトも巻き込んで大流動が起こるかもしれません。
投手陣では、先発が吉見以外に結果が出ず心配されています。
現状で合格点なのは、吉見、山内の2人。ここに山本昌、中田賢、雄太、大野、伊藤、ブラッドリー、カブレラ、岩田、西川あたりから4人起用しなければいけません。雄太と大野がかろうじて使えるかというところでしょう。山本昌はローテで使い続けるのは難しそう。リリーフでは右で田島、武藤、小熊、山井、左で小林、高橋聡、岡田、岩瀬と、こちらは簡単に名前が上がります。当面はここから2人を先発に回すしかないでしょう。キャンプで評価の高かった武藤と、オープン戦で無失点を続けている岡田あたりを先発に起用したいですね。
まだ川上や朝倉、三瀬といったベテランもいるし、先発では結果の出ない投手を短いイニングで投げさせてみるのも良いんじゃないでしょうか。打線も投手陣も流動的な部分が多いので、選手の調子を見ながら起用することになり、うまくいけば凌げますが、失敗すると悪循環にはまる恐れもあります。
それこそ首脳陣の腕が問われるシーズンになりそうですが、まああんまり真面目になりすぎず、敗因分析などしなくても良いように楽しみたいものです。
ライブTVに拍手! 2013.2.9
ふう〜、冬眠してました。
まだまだ寒いですが、春のキャンプも始まったので、いつまでもグダグダしてるわけにもいきませんね。
春のキャンプといえば、今年は画期的なことが始まりました。「ドラゴンズライブTV」ということで、なんと球団がキャンプのライブ映像を流してくれています。素晴らしいですね〜。広報部なのかファンサービス部なのか知りませんが、とにかく新しい試みに拍手です。これまでだとこの時期は沖縄の情報が少なくて、どこかにネタがないかと探したものです。特に映像の情報は、夕方のニュースで流れるかどうか不確かなところを、各局ハシゴしながら見ておりました。いくら「今日は新外国人が柵越えを連発しました」というニュースがあっても、どんなユニホームだったか、どんな状況か判らないと絵に描きようがなかったんですね。まあ、いい加減に描く場合もかなりありましたが。その映像が、しかも私の仕事時間に間に合う早さで見られるというのは、本当にありがたいことです。
昨年はかなりファンサービスに力を入れたものの、観客動員数には効果がなかったようで、球団としてはさらなる工夫に力を入れているのでしょう。
バックネット裏の座席の環境を快適にする工事も行われました。たしかに球場の座席は狭くて硬くて、トイレへ立つにも周りの人に配慮する必要があって、そこで3時間以上座っているのは、よっぽどの野球好きじゃないと無理でしょう。球団関係者はもちろんですが、マスコミ関係者もかなり広々とした環境で観戦できるので、一般客の感覚に疎くなるんじゃないかなと思います。
映画館でも2時間の映画を観るのにスプリングの効いた椅子です。3時間以上の野球の試合を硬い椅子で、しかも内野席なら倍の観戦料を取るわけですから。よっぽど面白いものが見られればいいんですが、そのあたりのバランス感覚でしょうね。
観戦料を下げたくない気持ちも判りますが、下げたほうが観客数が増えて収入増になるんじゃないでしょうかね。飲食代は増えるわけで。なりよりも空席が目立つスタンドよりも満席のほうが選手のやる気もアップするでしょう。まあ、何度も書いてきたことなので、このへんで止めておきますが、「ライブTV」のようにいろいろアイデアを試みて、良い結果のものを継続していくということでしょう。
球団ホームページではブログのほかフェイスブックでの情報発信も始まったようです。ただ、あまりネット情報が充実すると、親会社の新聞の売れ行きにも関係しそうで難しいところですが。新聞の売れ行きに少しでも貢献できるように、4コマ漫画も頑張らねばいけません。あ、ネットでも配信してるか。
ややこしい時代で、あまりすべての変化についていこうとすると自分を見失いますね。必要なことは利用して不要なものは身に着けず、私は今年もシンプルライフでいこうと思います。今年もよろしく。
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