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●元和2年(1616)
●元和3年(1617)
●元和4年(1618)
●元和5年(1619)
●元和6年(1620)
●元和7年(1621)
●元和8年(1622)
●元和9年(1623)
●元和元年(1615)
閏6月13日−幕府、一国一城令を発し、諸大名に支城、砦を破却させる。
7月−幕府が,大坂方に加わった浪人が大名家へ仕官することを許可する。
11月29日−江戸幕府が各地の政情や民情を視察する巡見使を設置する。
12月26日−幕府、大阪夏の陣の論功行賞を行なう。
5月11日−幕府が悪銭の使用と撰銭(えりぜに)を禁止し,金1分=銭l貫文の取引厳守を布令する。
6月7日−家康の重臣本多正信(79)没。
6月−幕府が所領、石高に応じた軍役を走める(元和軍役令)。
7月5日−将軍秀忠の弟、松平忠輝が伊勢に配流される。
7月26日−天台宗の僧で家康の政治顧問だった南光坊天海が大僧正となる。
7月−幕府が幕府領の徴租法を定める。年貢米は米3斗7升を1俵とし、口米(くちまい)は1俵につき1升、口銭は100文につき3文とする。
8月−幕府が関東の16定船場に対し,舟渡定めを通達する。
9月18日−幕府が家康の死後、駿府より移住の諸士に、宅地を神田に与える(駿河台の始まり)。
9月29日−幕府が市民に対し喧嘩・刑場・火事場への群集を禁じる。
9月−豊臣秀頼の正室だった千姫の再嫁問題から、津和野藩主坂崎直盛が千姫奪取をくわだてるが、追及されて自害,改易となる。
10月14日−幕府が一季奉公・人身売買を禁止する。
11月−幕府が1駄40貫目までの重量制限など、伝馬(てんま)・駄賃荷物についての法令を出す。
この年、芝崎村の神田明神を湯島台に移す。
3月−幕府が庄司甚右衛門が申請していた公認の遊郭を設置する件を許可し、規定を定める。
5月20日−幕府が諸駅の人馬宿賃を走める。
6月12日−将軍秀忠が上洛の途につく。
7月21日−幕府が転封(大名の異動)に関する法度を出す。
9月1日−幕府が外様大名の薩摩藩主島津家久に松平姓を与える。
この年、幕府が画家狩野探幽を京都より召し、御用絵師とする。
林羅山が「朝鮮信使来貢記」を著す。
1月1日−幕府が江戸城大奥に法度を走める。
2月12日−幕府がふたたび撰銭・金銭売買の禁止令を出す。
3月4日−幕府が江戸城内に紅葉山(もみじやま)東照官を造営し、4月17日には神体を移す遷宮を行う。
8月10日−将軍秀忠が熊本藩のお家騒動を審理する。
8月11日−幕府がイタリア船の寄港地を平戸・長崎に限定する。
12月−幕臣阿部正之が江戸の道路を視察し、水道について沙汰する。
この年、日本橋が再建される。
2月−幕府が一季奉公・人身売買を重ねて禁止する。また無断で暇取(ひまとり)や失踪する欠落者を元の主人の下に呼び戻すこととする。
4月−幕府が中山道沿道農民に宿場常備の人馬補充の夫役である助郷(すけごう)を命じる。
5月15日−幕府が、町人・浪人が武家の宅地に居住することを禁止する。
12月26日−幕府が重ねて人身売買の禁止と罰則などを命令する。
12月−長崎代官村山等安が叛逆罪に問われ、一族とともに処刑される。
2月11日−幕府が江戸城の石垣・枡形(ますがた)の修築を諸大名に命じる。
3月−幕府が浅草に幕府領からの年貢米や買上米を収納する米蔵を建てる。
4月24日−家康の外交顧問だったイギリス人ウィリアム・アダムズ(三浦安針、57)没。
11月−都市計画の一環として神田川を開削する。
12月22日−幕府が人身売買の禁止と欠落者の罰則を発布する。
2月28日−観世太夫身愛(かんぜだゆうしんあい)が御成橋で観進能を興行し、諸大名は桟敷を設け、見物人が多数集まる。
3月21日−将軍家剣法指南役柳生宗矩が徳川家光に剣法を伝授する。
3月−幕府が純金・粒銀の改鋳を行う。
5月1日−幕府が鉄砲鍛治国友寿斎に鉄砲の鋳造を命じる。
7月27日−幕府が、九州の諸大名に命じ、日本人の外国船での渡航・武器輸出入・外国人への日本人売り渡しを禁じる。
8月−西国諸大名に難破・漂着船救助についての法度を出し、諸港に立札をする。
12月13日−織田信長の弟で茶人でもある織田有楽斎長益(75)没。
12月24日−狩野探幽が山王社歌仙を描く。
2月10日−幕府が喧嘩争論・火事場への弥次馬を禁止する。また、撰銭(えりぜに)の禁止を定め、駅馬駄賃(えきばだちん)の荷物重量を40貫目と定める。
2月18日−幕府が諸大名に江戸城本丸・天守台の修築を命じる。
2月−オランダ商館長レオナルド・カンプスとイギリス商館長リチャード・コックスらが江戸へ下向して進物を献上する。
6月−幕府が諸国巡視のため使者を派遣する。
8月5日−幕府が大名の転封について法度を出す。
9月−幕府が山林竹木の伐採、年貢米の未納などの規則を定める。
11月10日−江戸城本丸が完成し、将軍秀忠が移る。
12月8日−伏見定番根来(ねごろ)盛重を和泉国代官に任命するとともに、根来同心100人を江戸へ召集し、鉄砲組に編成する。
12月24日−幕府が美濃部茂勝を初の川船奉行に任じる。
この年、大久保彦左衛門忠教が「三河物語」を著す。
毛利重能が珠算の教科書「割算書」を刊行する。
1月25日−幕府が大奥の法度を定める。
2月15日−幕府が武家屋敷内に町人・浪人が居住することを禁じる。
4月26日−幕府が江戸城西の丸法度10か条を定める。
4月−幕府が大脇差・朱鞘などの異装のかぶき者を取り締まる。
7月−幕府が捨子を禁止し、育児法を定める。
8月−幕府が大坂の陣で篭城戦に参加した浪人を赦免する。
10月13日−幕府がキリシタンの原胤信や松浦三之介ら24名を芝で火刑に処す。
12月−幕府がポルトガル人の国内居住地を制限するとともに、日本人のルソン(フィリピン)渡航を禁止する。