今月は投資した3つのファンドがいっぺんに償還されました。
特に第159号ローンファンド Lucky Bank 65億円突破記念が22ヶ月の運用期間でしたが、たったの7ヶ月で元本返済されてしまいました。
その分得られる利息が減ってしまいましたが、逆に言えば、融資先はかなりの経営体力があり、他の金融機関からの借換可能な優良企業だと思われます。
なんにしてもラッキーバンクに投資した全ての資金が今月償還されてしまいました。
ここ最近、投資家数の増加で新たに投資しようにも、ものの数分で完売してしまう始末。
9%以上の案件があると投資申請時に画面がフリーズする状況は相変わらずです
今回も利回り9%の第292号に投資しようとクリックしたら、画面がフリーズ・・・。
しばらくした後ページが切り替わったらもう募集終了してました。
本来ならファンド毎に少額資金を入れつつ、分散投資を試みたいところですが、今回みたいに弾かれ続けていてしまうと待機している資金が多くなってしまう懸念があったため、思い切って利回り8%の第293号に集中投資してしまいました。
流石に8%台だと若干余裕が出てきて投資しやすくなりますね。
ラッキーバンクは第一順位根抵当権の極度額と不動産査定評価額がほぼ拮抗しているファンドが大多数。
なにかリーマンショック級の経済不況が起き、不動産価格が大幅下落した場合、いくら第一順位根抵当権を設定しても元本毀損してしまう可能性は否定できませんが・・・。
でもまぁ100年に一度の経済不況なんてなかなか起きないし、投資とリターンの関係は本来こういうものであり、リスクを背負って高いリターンを得るのが基本です。
投資した第293号のファンド物件は東京都中央区のオフィスビルであり、銀座駅、日本橋駅、三越前駅、八丁堀駅、茅場町駅、人形町駅、東銀座駅、月島駅など多くの駅があり、しかも東京の中心、利便性の高さはダントツ。
中央区の将来の人口推移をみても増加傾向,、この事から資産価値はまだまだ高水準で推移するはずですので、ここはリスクを取って集中投資!
運用資金 | 償還金 | 貸倒金 為替差損 |
分配金 | 源泉微収税 | 収益 (税引後) |
年利換算 | |
7月 | ¥440,000 | ¥440,000 | ¥0 | ¥3,298 | ¥671 | ¥2,627 | 8.995% |
【4/20募集】第98号ローンファンド ラッキーバンク・インベストメント第2期決算記念 \70,000
【3/19募集】第86号ローンファンド Lucky Bank 40億円突破記念 \120,000
【11/15募集】第159号ローンファンド Lucky Bank 65億円突破記念 \250,000
【7/12募集】第293号ローンファンド 東京都中央区×東京都中央区 \460,000
年利換算で約10.8%出ています。
順調過ぎて怖いくらいです。
10%もの利息が付く金融商品ってなかなかないですからね。
投資信託や株でも5%がいいところ。
でも銀行と違って元本保証がないので不足の事態を想定して、事業者ごとに分散投資を心がけましょう。
トラストレンディング
の親会社であるトラストファイナンスの財務状況か29年6月期が公開されました。
エクセルでグラフ化。
純利益はさほど増加していませんが、資本金が増えていっていない状況から、確実に会社の利益が増え、利益準備金の増加により純資産が増えていっています。
親会社の体力が増えていっている状況は、ソーシャルレンディング事業の倒産リスクを軽減し、我々投資家の資金を守ることにも間接的に関わってくるので、この財務状況は大変いいことだと思います。ソーシャルレンディングがどの程度の収益が上がっているのかは不明ですが、親会社がいい業績を残しているので健全性は守られていると思われます。
運用資金 | 償還金 | 貸倒金 為替差損 |
分配金 | 源泉微収税 | 収益 (税引後) |
年利換算 | |
7月 | ¥200,000 | ¥0 | ¥0 | ¥1,806 | ¥368 | ¥1,438 | 10.836% |
不動産担保付ローンファンド35号 \100,000
不動産担保付ローンファンド26号 \100,000
なし
なし
なし
遅延が発生している【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト2号と【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド2号の新たな報告もなしで目立った動きがありません。
「デフォルト、貸倒れは必ず起こるもの」と想定したファンド設定をしているので、元本割れが起きるリスクを低下させるにはもってこいのソーシャルレンディング事業提供会社であることは間違いないです。
現に大幅に遅延が発生している【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト2号は20万円投資して還ってこない資金が4,223円あり、その内の利息分14347円ですからね。
元本毀損しても十分元は取れます。
他のソーシャルレンディング会社ではありえない事業形態。
運用資金 | 償還金 | 貸倒金 為替差損 |
分配金 | 源泉微収税 | 収益 (税引後) |
年利換算 | |
7月 | ¥204,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | - |
【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド2号 ¥200,000
なし
なし
なし
営業自粛中ですが分配金は支払い続けています。
みんクレ問題は下記記事にまとめてあります。
みんなのクレジットに業務停止1ヶ月が下った。1週間動向まとめと3月28日の分配金と払戻手数料の怪
みんなのクレジットが近く行政処分へ17年3月24日1日の動き
行政処分1ヶ月が経過したみんなのクレジットの動向と17年4月の分配金・償還金
自粛営業停止中のみんなのクレジット|17年5月の分配日・償還日で過去最大の支払い遅延が発生。
営業自粛中のみんなのクレジット今回も支払い遅延17年6月の分配金結果|親会社から株式譲渡、その狙いとは?
驚愕の事実、みんなのクレジット貸倒れ発生時出資金の約82.3%毀損する恐れ|朗報?東証一部上場企業が元親会社のブルーウォールジャパンに第三者割当増資を実施
みんなのクレジット運用中のファンドを調査・精査し、貸倒れが起きる可能性を検証してみた。
運用資金 | 償還金 | 貸倒金 為替差損 |
分配金 | 源泉微収税 | 一時所得 | 収益 (税引後) |
年利換算 | |
7月 | ¥35,0000 | ¥0 | ¥0 | ¥1,909 | ¥389 | ¥0 | ¥1,520 | 6.545% |
《第82号》不動産ローンファンド 150,000 円
《第79号》不動産ローンファンド 200,000 円
なし
なし
なし
太陽光発電を取り扱っている業者の倒産が増加しています。
2006 年1月から 2017 年 6 月までの太陽光関連業者の「倒産件数と負債総額の推移」 -帝国データバンク-
ソーシャルレンディングのクラウドバンクも太陽光発電を募集・融資しているので、私も他人事ではありません。
帝国データバンクのデータを見てみると・・・。
負債総額が5億円に満たない、中小規模の倒産が全体の8割。
しかし最近規模の大きな倒産も増加。
「資本金別」では、資本金5000万円に満たない企業が全体の9割近く。
2006年1月から2017年6月までの倒産件数は251件。「倒産態様別」では「破産」が236件、全体の9割以上。
2016年「太陽光関連事業者」倒産状況 -東京商工リサーチ-
倒産原因を調べてみると、半数以上が販売不振です。
2006 年1月から 2016年 5月までの太陽光関連業者の倒産動向調査 -帝国データバンク-
会社設立から倒産までの「業歴」は、10年未満が全体の53.0%を占め、太陽光関連事業を主業とする業歴では、10年未満で全体の68.6%を占めています。
このデーターを読み解くと、2012年7月に再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイマス)の固定価格買い取り制度(FIT)が導入され、これを好機と安易に参入した新規企業が太陽光に殺到、その後、買取価格が連続して引き下げられ(導入当初は1Kwh43円が2019年1Kwh21円)、半値も値が下がった為に販売不振に陥り、薄利多売によって利益が減少してしまうような経営戦略がズサンな企業から淘汰されている現象が見てとれます。
しかしながら、太陽光発電のシステム価格、部材や設置費用も年々減少しています。
太陽光発電の変換効率ランキングと最高効率記録の推移
また汎用太陽電池のセル変換効率も年を追うごとに上がってきています。
海外に目を向けてみると、太陽光による入札での売電価格です。
なんとチリ2.91セント/Kwhになっています。日本円に直すと11.2円/Kwh
日本が21円と比べると半値です。
17年9月1セント=1.11669458円で計算。
これって物価の差で安いんじゃないの?と思って調べてみました。
物価の差を調べる上で色々指標がありますが、ここではビックマック指数を使います。
マクドナルドのビックマックという商品は、全世界でほぼ同じ品質、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など、様々な要因を元に値段が決まっているので、物価を計るのに役立つ指数なのでこれを用いることにしました。
2017年世界のビッグマック価格ランキング - 世界経済のネタ帳
意外に日本より若干物価が高いようです。
ブラジルなんてめっちゃ高い!(リンク先参照)
ということは物価ではなく純粋に売電価格がそこまで下落しても十分採算が取れる事業実態を持ち合わせている太陽光発電事業者がいるわけです。
ということは逆に日本もまだまだ高い売電価格を維持しており、さらなるが下落が起きる余地があると見ています。
現に政府は太陽光の低コストに向けての目標を掲げており、非住宅用太陽光(産業用)は2020年で発電コスト14円/kWh、2030年で発電コスト7円/kWhの見込みです。
住宅用太陽光に関しては、2019年でFIT価格が家庭用電気料金並み、2020年以降は売電価格が電力市場価格並みになることを早期に目指すとの事。
この目標に向けて2017年4月から太陽光の売電価格が固定買取価格から入札方式に変わるようです。(2メガワット以上のメガソーラー発電が対象)
改正再生可能エネルギー特別措置法により、より安く発電できる事業者の電気を優先的に買い取り、家庭などの電気料金への上乗せ分が膨らむのを抑える狙いがあるようです。
この事から事業者はさらなる経費削減、コストカットを要求され、高コスト体質の事業者は今後市場から消え去る運命を持つものと思われます。
さて話は長くなってしまいましたが、クラウドバンクはどうなんでしょうか?
ファンド募集時の説明を見てみると非常に曖昧な表現になっています。
どの企業にどのような形でどこの地区に融資するのか皆目わかりません。
今まで私がクラウドバンクの太陽光関連に投資をした融資先番号を見ると
太陽光発電、風力発電など再生可能エネルギー事業を運営=C社
太陽光発電事業等を運営する企業=J社・Y社
は全て投資した資金は返済されており、毎月部分的に元本の一部を償還しているので、企業の体力もかなりある優良企業と思われます。
しかし、募集時の担保・保証の概要説明では担保の金額が明示されていませんし、どの程度の安全性が確立されているのかさえもわかりません。
投資する上でリスクは非常に高いと言わざるを得ません。
投資をする注意点を上げるのならば、太陽光発電事業1本で運営している企業ではなく、再生可能エネルギー事業を運営する太陽光に投資をする。
基本、ソーシャルレンディングは運用期間が非常に短いのが特徴ですので、それを利用し3ヶ月や6ヶ月物に投資するのもいい手立てだと思います。
しかしながら、上記の政府の方針からソーシャルレンディングに融資を依頼する太陽光発電事業者はこの入札方式に今後果敢に挑戦する猛者達だと思われます。
早期に設備を建築した後、入札方式により設備認定、稼働させながら、低利率なものに借換えをするはずですので間違いなく運用期間が短い短期物に集中的に募集が現れるだろうと推測します。
クラウドバンクに限ってそこまで恐れなくてもいいのではないかなと悠長に構えてもいます。
業界の動向を頭の隅っこに入れつつ、今後の太陽光発電のあり方に留意しながら投資を継続していければいいなと思っています。
っていうか、好利回り案件が出るのは今だけかもしれませんし・・・。
さて、問題の太陽光発電ファンドですが、52号が部分的に一部償還を繰り返しながら今月満期になり無事残りの1,794円が償還され終了となりました。
運用資金 | 償還金 | 貸倒金 為替差損 |
分配金 | 源泉微収税 | 収益 (税引後) |
利回り(年利) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7月 | ¥152,663 | ¥3,653 | ¥0 | ¥804 | ¥156 | ¥645 | 6.1% |
中小企業支援型ローンファンド第230号 41,663円
バイオマス発電ファンド3号 12,000 円
上場企業事業拡大支援ファンド30号 16,000円
小型風力発電ファンド3号 83,00円
太陽光発電ファンド52号 1,794円
なし
6月同様問題なく分配金が入ってきています。
運用資金 | 償還金 | 貸倒金 為替差損 |
分配金 | 源泉微収税 | 収益 (税引後) |
年利換算 | |
7月 | ¥70,000 | ¥0 | ¥0 | ¥571 | ¥115 | ¥456 | 9.789% |
オータムキャンペーンローンファンド36号 70,000円
なし
アメリカの不動産は調子がいいようで常時9%~10%の利回りです。
運用資金 | 償還金 | 貸倒金 為替差損 |
分配金 | 源泉微収税 | 収益 (税引後) |
年利換算 | |
7月 | ¥100,000 | ¥0 | ¥0 | ¥793 | ¥161 | ¥632 | 9.516% |
カリフォルニアローンファンド22号 100,000円
なし
なし
なし
5月にマネオに口座開設を行い投資を開始してから2ヶ月たち、ようやく分配金が入るようになりました。
運用資金 | 償還金 | 貸倒金 為替差損 |
分配金 | 源泉微収税 | 収益 (税引後) |
年利換算 | |
7月 | ¥60,000 | ¥0 | ¥0 | ¥500 | ¥1010 | ¥399 | 10.0% |
なし
なし
なし
マネオと同じく5月に投資資金を入れましたが、2ヶ月で分配金が入ってきました。
まだ初期に投資した【第1弾】バイオマス発電ローンファンド(第3次募集) \130,000の案件分しか分配金は入ってきておりません。
再生可能エネルギーに特化した案件を随時募集で、クラウドバンクで紹介したように、そのリスクが太陽光に有ることを念頭に入れて投資していかなければなりません。
グリーンインフラレンディングで投資した太陽光ファンドを見てみると・・・。
中国地方に太陽光発電を設置し、プレミア価格の36円/Kwhでの売電価格、不動産抵当権評価額が13億7300万円であり、かなり余裕のある担保。
入札による売電価格の決定はまだこの案件では適用になっていない。
しかしノンリコースローン(不動産を売却しても借金が残った場合、支払いは必要なくなる)が気になりますが・・・。
だからこその好利回りを実現しています。
クラウドバンクと違い「いつ、どこで、なにを、どのように」が金額とともに明示されており、投資する上で利回り12%にも関わらずこの安心感!!
こちらの方が投資する上一番なのは言うまでもありませんね。
しかし、グリーンインフラレンディングの関連会社のA社を経由しての融資ですので、グリーンインフラレンディングが倒産した場合は元本が還ってこない可能性も0ではないので、これ以上の投資金額の割増は控えたほうが良いと判断。
運用資金 | 償還金 | 貸倒金 為替差損 |
分配金 | 源泉微収税 | 収益 (税引後) |
年利換算 | |
7月 | ¥970,000 | ¥0 | ¥0 | ¥2,138 | ¥0 | ¥1703 | 2.645% |
【第1弾】バイオマス発電ローンファンド(第3次募集) \130,000
【第2弾】バイオマス発電ローンファンド(第13次募集) (2案件) \50,0000
【第15弾】メガソーラーローンファンド(第11次募集) (2案件) 340,000
なし
なし
なし
グリーンインフラレンディングとマネオに投資した分の分配金が入り始めましたので6月から分配金が税引前で1,879円の増加、年利換算で+2%の増加です。
運用資金 | 償還金 | 貸倒金 為替差損 |
分配金 | 源泉微収税 | 一時所得 | 収益 (税引後) |
年利換算 | |
7月 | ¥2,546,886 | ¥443,653 | ¥0 | ¥11,819 | ¥2,399 | ¥0 | ¥9,420 | 8.081% |
利回り(年利)の計算は月毎の分配金(税引き前)と一時所得の合計から運用資金を割って12か月で掛けた単純なものであり、かなり大雑把です。
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