貸付先をプロットして見えてくる優良物件と地域別特色、米国不動産ソーシャルレンディング投資

ソーシャルレンディングの特性を活かした少額からの米国優良不動産を間接的に投資ができるアメリカンファンディングとガイアファンディングですが、金融庁の規制の元、詳しい貸出先が開示できないルールになっており、納得行く投資がままならないのが現状です。
そんな不明瞭な状態とは言うものの、少ない開示情報を元に貸出先を精査し地図上にプロットしてみたら、十人十色、地域別特色があることを発見しましたのでお伝えします。

アメリカンファンディング・ガイアファンディング2つのソーシャルレンディング業社の貸出先場所から見えてくる優良物件場所

2017年1月現在、アメリカンファンディングとガイアファンディングは以下の場所のアメリカ不動産に貸付をしています。（地図参照）

テキサス・カリフォルニア・ハワイが特に多く案件が募集されており、積極的にファンドを組成している状況が見て取れます。

ガイアファンディング投資物件場所一覧

2018年1月ガイアファンディングアメリカ不動産投資物件場所一覧 https://jp.batchgeo.com/map/4e089a12e7eae9b80afb09d496d2cf8d
テキサス州ガーランド市スプリングクリーク地区ウッドランド
テキサス州マンヴェル市
テキサス州ダラス市サウス・ダラス地区
テキサス州ヒューストン　ヒューストンハイツ地区
テキサス州ダラス・フォートワースメトロプレックス
テキサス州ダラス・フリスコ地区
テキサス州ダラス・プレイノ地区
テキサス州コリン・ダラス群サックス市
テキサス州コリン・アレン地区
テキサス州グランドプレーリー市
テキサス州フォートワース市
テキサス州アーリントン
テキサス州ガーランド市
アラバマ州バーミンガム
カリフォルニア州サンフランシスコ市テレグラフ地区
カリフォルニア州サンフランシスコ市ユーリカバレー地区
カリフォルニア州サンフランシスコ市ノイバレー地区
カリフォルニア州サンフランシスコ、インナーリッチモンド地区
カリフォルニア州サンフランシスコ、ノースビーチ地区
カリフォルニア州サンフランシスコ、レイクディストリクト地区
カリフォルニア州サンフランシスコレッドウッドシティ
カリフォルニア州サンカルロス地区
カリフォルニア州サンノゼ市(シリコンバレー)　ハンチェットパーク地区
カリフォルニア州サンノゼ（シリコンバレー）カンブリアパーク地区
カリフォルニア州ロサンゼルス　サンタモニカ地区
カリフォルニア州カスパー市
カリフォルニア州バーリンゲーム市
カリフォルニア州エルクグローブ地区
カリフォルニア州マリンカウンティ、ケントフィールド
カリフォルニア州ロサンゼルス　サンタモニカ地区
カリフォルニア州マリーナ・テル・レイビーチコミュニティー
カリフォルニア州ヘイワード
ノースダコタ州マウントレイル郡スタンリー市
サウスカロライナ州マートルビーチ
コロラド州デンバー市
ワシントン州、ベリアン地区
ワシントン州、カークランド地区
ハワイ州オアフ島カイルア地区ケオルヒルズ
ハワイ州オアフ島ノースショア地域
ハワイ州オアフ島カネオヘ
ハワイ州オアフ島ホノルル・パロロ地区
ハワイ州オアフ島ホノルル地区
ハワイ州オアフ島カアアワ地区
ハワイ州オアフ島ハレイワ地区

アメリカンファンディング投資物件場所一覧

2018年1月アメリカンファンディングアメリカ不動産投資物件場所一覧 https://jp.batchgeo.com/map/d2c784b7961633a007cc4c9166c38c03
テキサス州パーカー郡ウィローパーク市
テキサス州タラント郡フォートワース市
テキサス州ヒューストン市
コロラド州ジェファーソン郡リトルトン市
カリフォルニア州コントラコスタ郡サンラモン市
カリフォルニア州ロサンゼルス郡ウィネットカ地区
カリフォルニア州ロサンゼルス郡チャッツワース地区
カリフォルニア州ロサンゼルス郡カノガパーク市
カリフォルニア州ソラノ郡ディクソン市
カリフォルニア州サンタ･クララ郡キャンベル市
カリフォルニア州サンタクララ郡ロスガトス市
イリノイ州シカゴ市
インディアナ州インディアナポリス市
ニューヨーク州ルーズベルト市
オハイオ州クリーブランド市
ハワイ州オアフ島ホノルル市

テキサス案件が集中している理由

ヒューストンの夜景テキサス州のGDP成長率は全米でもトップクラスの伸びを示しており、国別経済都市ランキングを見ると東京都に次いでカリフォルニア州は第3位である。
税制や法制度面でも非常にビジネスに適した環境であり、人件費や生活費などのコスト面も主要都市に比べて低い。
空港の路線充実・道路やハイウェイの増線、また新幹線プロジェクトも進行中であり、住環境が飛躍的に改善され地価も上昇傾向にある。
人口が増加傾向にあるなかで比較的失業率も低く、非常に裕福な都市であり学校の教育レベルも総じて高く、大企業勤務の人々には子育てをするのに非常に適したエリアである。

カリフォルニアに案件が集中している理由

ロサンゼルスの夜景ロサンゼルス・サンフランシスコ・サンディエゴ・ハリウッドなどがあり、娯楽関連産業、精密機械工業、石油工業、航空機や船舶などの製造業を次々に成長させ、現在米国第2の工業地帯であり、全米第１位の農産物販売額を誇る農業州でもある多様な産業構造になっている
カリフォルニアは移民が多い州であり、常に住宅が不足している状態である。
カリフォルニアも教育レベルが高く、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、スタンフォード大学、カリフォルニア工科大学など教育レベルが極めて高く、裕福層が積極的にアパートを購入する傾向がある。
人口増加が著しくニューヨークに続いて第2位である。
不動産市場も非常に活発であり、優秀なエージェントも多数在籍している。

ハワイに案件が集中している理由

ハワイ日本人に非常に馴染みのある場所でもあるが、世界からみても特に富裕層から別荘などの需要が非常に高く、近年は経済発展が著しいアジアからの投資マネーが流入し続けている。
土地が限定している島特有の事情である為、需要が逼迫しやすい環境であり、過去30年に渡って年平均4～5％程度の安定的な価格上昇が続いている。
リーマン・ショックでもオアフ島の不動産は影響を最小限に留めていて、景気の波に左右されにくい。
減価償却の活用によって高い節税効果が期待できる。

高条件なエリアに限定して我々投資家に案件を提供している。

このようにアメリカンファンディングとガイアファンディングは条件が良いエリアを選択し、積極的に投資物件を紹介している現状が見て取れます。
アメリカは広い国土を持っていて、先進国で唯一の人口増加国です。テキサス・カリフォルニア・ハワイ以外にも、魅力ある物件を全米各地から探し当て、投資エリアを拡大していっています。
貸出先が不明瞭ながらではあるものの、投資場所はある程度、州、群、市までは開示されていますので、地域別特色を我々投資家が調査、比較しなけらばならないのではないかと思います。
投資は自己責任といいますが、投資をする上で大事なのが、「自分のリスクをどこまで持てるのか。メリットをどう捉えるのか」が重要になってきます。
いろいろ悩むことはあるものの、リスクとメリットを天秤にかけ、納得する上で投資を行って下さい。