この菜園では「カブラヤガ」という蛾の幼虫時の被害です。いわゆるネキリムシですね。
左のカブの葉は、しっかりしていますが、右の葉は、しおれていて、グッタリしています。真っ白で見た目はきれいですが、土の中で根を半分くらい食べられていました。
カブ自体は食べられてないので美味しく頂きましたが。
成長前のカブは食べられません。
もう、しおれてしまってフニャフニャでだめです。
この時は非常に小さな虫かもしれません。
探しても見つかりませんでしたが、周りにアリの穴がいくつか開いていました。
「犯人」は、アリかなあ?
翌日には完全に萎れてしまいました。
春菊ですが、ある程度は成長していますが、真ん中がほとんど芽が出てきません。
土の中を探すと下の写真のような根切り虫が「一匹」でてきました。かなり大きなやつです。一匹でこの被害に遭いました。
結局、ここの春菊は3本程度で終わってしまいました。
土の中をほじくると、このような虫が出てきます。
ネキリムシと呼ばれる、カブラヤガの幼虫です。
そんなに深いところではなく比較的い浅い所にいました。
昼間は活動はせず、夜になってから動き出すそうです。
これが本来の形(幼虫)です。
葉ネギの被害
3株一組で定植したネギの一株だけがしおれ、引っ張ると軽くちぎれてしまいました。
葉ネギの根の部分
根は見事にかじられ、無惨な状態です。
その株の周りを探すと大きなネキリムシが出てきました。
土が一杯ついていて姿が分かりづらいので水で洗ったあと撮影してみました。
カブラヤガの終齢幼虫でした。
根の周りをピンセットでそっと土をほじくると出てきます。
深く掘ってしまうと土と混ざって分からなくなってしまいます。
見つけ次第、捕殺しましょう。
耕す時などに、スコップで土をそっと、ひっくり返し、頑張って根気よく探してみてください。(大きな畑ではムリかな?)
素材:No.108
害中編