2010年6月8日、赤さび病が止まりません!おそらく「カタバミ」が宿主だと思います。 周り全体のカタバミに赤サビが発生しています。芝生にも伝染しています。
いや、芝生も宿主か?中間宿主(2種類の植物の間を行き来しながら生活を繰り返す「異種寄生菌」が冬の間、別の植物に寄生して越冬します。寄生された植物を中間宿主といいます。そして春になると元の植物に戻ります。)は?
さび病を引き起こす菌には、同一の植物に寄生する「同種寄生菌」と、2種類の植物を行き来する「異種寄生菌」があります。
カタバミや芝生、または、ネギ・ニラ?寄生菌の種類で対策法が変わってきますね。
とにかく根気よく解決していきましょう。
ムラサキカタバミ | オッタチカタバミ | ウスアカカタバミ |
私の所でのカタバミは、左上のムラサキカタバミで特に発生しています。
症状を撮ってみましたが、表から見ても気がつきませんが、葉の裏を見た瞬間「うわー!」って感じです。
近くに寄ると、赤っぽい斑点がいくつかあり、左上に小さな穴が開いています。
裏を見ると赤さびのところが表から、うっすらと見えるのでしょう。
拡大してみると、赤さびが葉を浸食して薄くなり、完全に穴があいてしまっています。
最後には、カタバミ全体が枯れてしまうでしょう。
小さくて見えませんが、葉の端に小さな斑点が無数にあります。
(画像をクリックすると拡大して見られます。)
まず、芝生の端っこのカタバミから根こそぎ取り除いていきます。
小さいのも含めると100株以上はあるでしょうか?
梅雨に突入する前に退治したいですね。
掘り起こすときは、芝生も犠牲になって
バリバリっと根っこまで切って剥がすと球根のような根っこが出てきます。
そーと掴んで取ってしまいます。
これは、まだ小さいが、大きくなると幾つかに分かれてバラバラになります。
残ってしまうと、生えてくるので、一つ残らず拾い集めます。(難しい!)
芝生のカタバミの根は浅いですが、畑の中は10cm〜20cmの深さ(耕す時、タネも混ぜてしまうため)に根っこがあり、ムリなのでちぎってしまいます。
左に様に端っこが盛り上がり風通しが悪いのでメインの畑の周りだけ電動カッターで短く刈り込みました。
芝生では、草木の陰などで湿気の多いところや、伸びすぎている場所に赤サビが多く見られます。
芝を全体に短く刈り込んでみましょう。
左の写真も草木の陰でかなり伸びています。
今日は多少曇りがちなので、草木の周りのカタバミ(特にムラサキカタバミ)を根っこから処分しました。
比較的、根は浅かったので助かりましたが、やはり100個以上はあったでしょうか、殆ど取り除き出来ました。でも、根っこはどうしても幾つかに分かれてしまうので、逃した根から芽が出てくるでしょう。
出たら取り、出たら取り、根気よく除去するしかありません。
明らかに、赤さびが見えます。
飛び散らないように根っこごと取ります。
草木の下は、葉が2,3本長く伸びているので、たどっていって、その下を土ごとひっくり返し、そっと引っ張ると根も一緒にとれます。
見つけ次第、根も一緒に取っていますが、後から後から生えてきます。
左は畑の中から次から次へと生えてきます。畑のカタバミは比較的綺麗で赤さびは見られませんが、(しかしトマトの畑には赤さびが少しありました)草木の陰に下のようなカタバミが潜んでいます。
取っても取っても小さいカタバミが生えてきます。
よく見ると、もうすでに赤さびがくっついています。根は約2mmくらい、葉は約5mmくらいで、これよりも小さいのがいっぱいあるでしょう。
無くなるまで根競べです。
芝生に多少の赤さびを確認。
カタバミは殆ど、この敷地から姿を消しましたが、必ず残っているので、見つけ次第取り除いています。
おかげで、かなり奇麗になってきましたが、左のように少し芝生に赤さびがついているようです。
拡大
しかし、周りの芝生は6月12日の写真にくらべ、かなり奇麗なので気を抜かずに見張っていきたいと思います。
芝生には相変わらず赤サビがでています。しかしポツポツと新しく出てきたカタバミには発生していません。
芝生は、左のようにツツジの下で殆ど日陰になっている所に生き続けているようです。
このツツジを刈り込んで日当たりを良くしてみます。
思いきって、30年近くも茂っていたツツジを刈り込んでみました。
ツツジの下の所に赤さびが残っていたので拡大してみました。
しぶといサビですねえ。
矢印のところは日陰でジメジメとして、芝生も繁茂できないようで、そこに赤さび病が発生するような感じです。
刈り込んで日当たり抜群になりました。
しばらく様子をみてみます。ツツジは又、伸びてくるでしょう。
多少、赤サビは少なくなっているよう気がしますが、まだしつこく残っています。8月7日よりは赤さびの粒の数が確かに減ってはいます。
芝生が宿主となると手の打ちようがありませんが、少し涼しくなってから芝生を短く刈り込んでみます。
赤サビに犯され穴があいています。
しつこい赤サビ
消石灰をばらまいてみた。
アルカリ性に弱いと聞いているので試しに散布してみました。
芝生は常に刈り込んでいないと良くないみたいですが、今年の夏はやたら暑く、疲れてしまって伸び放題になってしまいました。
まだまだ、しつこい赤さび!
でもかなり減ってきました。
ただし、上の写真の様に赤さびが多少残っているのは、8月7日にツツジを刈り込んだ所に集中しています。他の場所には今のところ無いようです。
下の左の写真は中央の畑の枠の外で、芝生の中から生えているニラですが、鮮やかなな緑色をして周りの芝生も正常のようです。
こぼれた種で自然に成長したニラ
再度、消石灰をまく。
すでに、ムラサキカタバミがいたる所に生えてきています。
思った通り一網打尽には出来ませんでした。
スコップで根ごと取り除いても、鱗茎(りんけい)が小さく散らばって、そこからまた発芽するのでしょう。
見た目は非常に奇麗な葉をしていますが、宿主だとすると、またサビが出るでしょうか?
小さく散らばった鱗茎から発芽するのを待って、生えてくる所をスコップで根気よく退治してみましょう。
芝生は、もう枯れていて、カビも死滅?しているようですが、安心は出来ません。
芝生は既に枯れていて(青いところもある)この場所の葉は、赤茶色くストロー状に丸まっていますが、サビは無いようです。しかし他の場所の葉には、赤いサビがまだくっついています。
赤サビは確認できない。
拡大
椿の下の芝生に赤サビがありました。
モッコリした様なサビがくっついています。
やはり、この場所も密集している為か、風通しは余りよくないので生き残っていたのでしょうか。
葉が長くて密集しているところに比較的サビが残っているように思われます。
葉を短く刈って、もう一度、消石灰を蒔いておくことにします。
完全に枯れている葉には無いように思われますが、まだ青い葉にはサビは生きてるようです。
前半の撲滅記録はここまでにして、後半の記録は来年度、ページを変えて行います。(赤さび病の撲滅日記 その2へ)
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