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武蔵国(延享・寛延・宝暦年間)

●延享3年(1746)
幕府の四川用人方(しせんようすいかた)普請役の設置により、羽生領・騎西領などに四川用水方の足掛場が定められる。

●寛延3年(1750)
4月－各地で雹(ひょう)が降り，家屋・農作物・人馬に大被害を与える。

●宝暦元年(1751)
このころ入間郡南永井村の名主弥右衛門が、上総国から甘藷の種を購入して栽培を始める。

●宝暦2年(1752)
7月28日－秩父郡内忍(おし)藩領13か村の農民が増税に反対して越訴する。

●宝暦6年(1756)
岩槻藩主永井直陳(なおのぷ)、美濃加納に転封。
大岡忠光、上総国勝浦より岩槻に入封。

●宝暦7年(1757)
11月6日－幕府が，陪臣・浪人の子が旗本の養子となることを制限する。
利根川・元荒川筋洪水、足立郡五丁台村地先備前堤破堤、葛西郡八甫(はっぽう)堤も破堤。

●宝暦10年(1760)
埼玉郡柴山村の見沼代用水掛樋(かけどい)を伏越樋(ふせこしひ)に改造。見沼通船は柴山村が終点となる。

●宝暦11年(1761)
10月26日－大師河原村の池上幸豊が製糖を始める。

●宝暦12年(1762)
春－池上新田が完成し，幕府の検地をうける。
忍藩秩父領で、年貢増徴反対の強詐が起こる。

●宝暦13年(1763)
円安家領地村々で前年に起こった年貢増徴反対の箱訴(はこそ)事件で、参加者260人が厳科に処される。