クラウドバンクのコンプライアンスが正常に機能している。
突然、未払いの分配金等の支払いメールが来た。

クラウドバンクからの遅延損害金・未払金等とは？

クラウドバンクからこんなメールが来ました。

■未払いとなっていた分配金等のお支払いに関するお知らせ
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本日の分配・償還にあわせて、以下の通り未払いとなっていた分配金等をお支払いしましたのでお知らせいたします。
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１．過去の償還遅延に関する遅延損害金について ---------------------------------------------------------
下記の【対象となるファンド】のうち、2014年12月から2015年7月までの間に償還を予定していた8本のファンドにおきまして、本来の償還予定日を経過した後に元本を償還しておりましたが、この償還の遅れがファンド営業者の事務処理の過誤に起因していたことを確認いたしました。そのため、対象となるお客様に対して次の金額をお支払いいたしました。
・償還予定日から実際に償還した日までの間の遅延損害金　合計 224,898円 ---------------------------------------------------------
２．手数料還元キャンペーンにおける未払金等について ---------------------------------------------------------
下記の【対象となるファンド】のうち、2015年5月以前に実施した手数料還元キャンペーンに該当するファンドにおきまして、当該ファンドに出資したお客様に対する手数料還元金の未払いがございました。そのため、対象となるお客様に対して次の金額をお支払いいたしました。
・手数料還元金額　　　　　合計 1,297,271円
・本日までの遅延損害金額　合計 317,866円 ---------------------------------------------------------
３．為替差益に関する未払金等について ---------------------------------------------------------
【新興国マイクロファイナンスファンド第2号】（2014年12月償還済み）におきまして、為替差益の一部が未払いとなっておりました。そのため、対象となるお客様に対して次の金額をお支払いいたしました。
・未払いとなっていた為替差益金額　合計 5,120,311円・本日までの遅延損害金　合計 2,404,188円
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４．分配金に関する未払金等について ---------------------------------------------------------
下記の【対象となるファンド】の一部におきまして、分配金の一部が未払いとなっておりました。そのため、対象となるお客様に対して次の金額をお支払いいたしました。
・本来お支払いするべき分配金と実際にお支払いした金額の差額　合計 2,760,979円
・本日までの遅延損害金額　合計 1,098,400円 ---------------------------------------------------------
５．上記対象となるファンドについて
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未払いとなっていた分配金等のお支払いの対象となったファンドは次のとおりです。
【対象となるファンド】
新興国マイクロファイナンスファンド第2号
不動産担保型ローンファンド第2号第3号第10号第43号第44号第55号第61号第63号第68号第73号第89号第95号
中小企業支援型ローンファンド第4号第14号第28号第29号第50号第60号第62号第70号第76号第96号第101号

どうやら金融庁より3ヶ月の業務停止命令が起きる前のファンド群ですね。
以前、資金金額の照らし合わせをしてくれとの問い合わせがあった時期がありました。
詳細に突き合わせを行なった結果、事務処理上のミスやズレが見つかったので遅延損害金と未払金及び分配金を支払うよとの事。
その頃は事務処理ミス(口座入金金額間違い)や顧客の資産分別管理のズサンさが露骨に出ていた時期でもありました。
私の投資していたファンドも調べてみたら該当していました。
中小企業支援型ローンファンド第62号　投資金額　￥100,000
2015年1月から分売金の支払いが始まり運用終了が8月になっていて分配金合計が3,358
キャッシュバック未払金が66円、遅延損害金が17円になっています。
不動産担保型ローンファンド第68号　投資金額￥500,000
2015年5月から分配金が支払われ始め、運用終了が同年12月で￥分配金合計が￥13,690
キャッシュバック未払金が357円、遅延損害金が74円になっています
クラウドバンクより未払金と損害遅延金の入金がありました。
未払い金や損害遅延金は微々たるものですが、思わぬ利益にぶっちゃけちょっとうれしい。
しかし、どのようなお金の流れができていて、企業と投資家が結ばれているのか、ソーシャルレンディングの不透明さが浮き彫りになってしまいました。ただ単に会計上の事務処理ミスだけのような気もするが・・・。
このような不透明さで投資家の我々が間違いに気が付かない事案なだけに逆に恐ろしさもあります。
だからこそ限りなく詳細な情報を公開し、透明性を限界まで高め、我々投資家が安心する材料を構築し徹底していってほしいものです。
がしかし、今回のクラウドバンクは企業として正しいあり方ではあります。(当然といっちゃ当然なわけですが・・・。)
気が付かないふりをしてもいい事案なだけにちゃんと正しく事業を経営しているところを見ると、コンプライアンスが正しく機能している事を改めて確認した次第です。
企業のあり方を問われる事案なだけに今後とも法令遵守し投資家保護に努めていってほしいです。