坐骨神経痛 椎間板ヘルニア

坐骨神経痛 椎間板ヘルニアの治療

当院の坐骨神経痛・椎間板ヘルニアの鍼灸治療についてご説明します。

症状
腰、臀部、足にしびれ、重い感じ、鈍痛、激痛を感じる、など
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原因

坐骨神経痛は症状が似ていても、その原因は椎間板ヘルニアや、その他様々な場合が考えられます。

  • 梨状筋症候群
  • 変形性脊椎症
  • 椎間板ヘルニア
  • 脊椎分離症、すべり症
  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間関節症
  • 婦人科疾患、妊娠
  • 糖尿病
  • その他
坐骨神経痛の画像

東洋医学で考える 坐骨神経痛 椎間板ヘルニア

坐骨神経は腰から足にかけて分布し、何らかの原因で障害を受けると、腰~臀部~足先までの神経支配部位上のどこかに、痛みや痺れなどを生じます。東洋医学で坐骨神経痛は、痺病(ひびょう)に含まれます。痺病とは、風・寒・湿の外邪が体内に侵入したときに発病するとされるものです。下肢は陰陽で分けると陰の部位にあたり、多く場合冷えると痛みがひどくなります。

坐骨神経痛で痛みの出る部位は臀部、大腿部、下腿部ですが、経絡的には多くの場合、

  • 前面(胃経上)
  • 側面(胆経上)
  • 後面(膀胱経上)
  • それらの複合部

に分かれます。

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鍼灸治療

坐骨神経痛でお越しの方は、初診時すでに整形外科で椎間板ヘルニア等、具体的な疾患名や障害部位まで診断を受けていて、原因がハッキリしていらっしゃる方も多いのですが、まずは問診・理学検査行い、原因を判断します。さらに脈診、腹診などを行い治療方針を決定し、その方の状態に応じてツボを使い分け、治療を行います。
坐骨神経痛・椎間板ヘルニアの治療は痛む場所に“はり・きゅう”をするだけではなく、次の3つの観点から治療を行います。

症状を引き起こしている部位への施術
血行を促進させて神経の圧迫を緩めます。特に梨状筋症候群は梨状筋とその周囲をほぐすと早く症状が取れます。
症状出現部位及び経絡への施術
症状のある部位と同一経絡上にある遠隔部のツボも効果的です。
全身調整のための手足や腰背部のツボへの施術
問題のある経絡を整えるための施術です。坐骨神経痛を起こしている根本部分へのアプローチです。

最後に日頃気を付けて頂きたいことなどをアドバイスして、1回の治療は終了です。これらの施術により、徐々に症状は改善して行きます。

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