顎の痛み 顎関節症の鍼灸治療
顎関節症は根治には歯科や口腔外科的な治療が必要なものもありますが、痛みの改善には鍼灸も有効であると考えます。
当院の顎関節症治療についてご説明します。
主な症状
- 口を大きく開ける事が出来ない。
- 口の開閉時、「コキッ」・「ポキッ」などの音(クリック音)がする。
- 口の開閉時、物を食べるときに顎の関節やその付近に痛みがある。
など。これらの主症状に、
頭痛・めまい・耳鳴り・首を動かしにくい、などの症状を伴うこともあります。
原因
- 咬合異常
- 咀嚼筋の緊張
- 生活習慣
- ストレス
など、様々な因子が絡み合って発症するといわれています。
治療
- 頭・顔・頚・肩への施術
- 顎関節症の方は咀嚼筋をはじめとして、これらの部位の筋緊張を緩めることが大切です。
- 手足のツボへの施術
- 顎関節周辺にはいくつかの経絡が通っています。それらの経絡は頚・肩を通って手足の先まで繋がっており、顎関節の痛みを取るのには、手や足のツボを使うのも効果的です。
- 全身のバランス調整
- 頭痛・めまい・耳鳴りなどの症状がある場合は、自律神経の調整とストレス緩和を目的に、鍼や灸を用いて東洋医学的に全身調整を行います。
子供の場合
子供は痛みのために患部に触られるのを嫌がったり、鍼を刺されるのを怖がることが多いので、基本的に患部には触らず、治療は手足のツボを用いて治療します。
使用する鍼は円皮鍼という、テープで固定するタイプの極々小さな鍼です。無痛なので、これなら子供さんでも大丈夫です。