寝違え
寝違えの起こる原因
寝違えとは、ほとんどの方が一度は経験があるかと思いますが、首・肩の筋肉が硬直していて
- 首が動かしにくい、または動かない
- 首を動かすと痛い、または動かさなくても痛い
- 首を後ろに倒すことができない
- 車の運転で後ろを振り返って見ることができない
というような状態のことで、多くは朝起きたときに自覚症状が出ます。通常は動せる方向と動かしにくい方向がりますが、ひどい場合はどの方向にもほとんど動かせない方もいらっしゃいます。
原因としては
- 就寝時の不良姿勢
- 冷え
などがありますが、いずれも首や肩に疲労が溜まっているときに起こりやすいようです。
東洋医学で考える寝違え
寝違えは肩こり同様、経筋病に含まれます。
筋肉は肝の支配を受けており、寝違えのような筋肉の病は、特に肝が関係しています。
鍼灸治療
まず問診・動きのテスト・理学テストにより部位と、どの経絡に問題があるのか、頚椎由来のものであるか否かを確認します。
施術内容は
- コリや痛みのある部位への施術
- コリのある部位を鍼や灸で刺激して血行を促進させます。
- 問題のある経絡への施術
- 問題のある経絡上の効果的なツボに鍼をすることで動きが改善します。
寝違えのような、動作時痛のある症状は鍼灸の最適応症の一つです。即効性があり、頚椎の器質的疾患が原因でなければ、1~2回の施術でほぼ症状は消失します。