当院の鍼灸治療について

当院では経絡治療という、東洋医学的に全身のバランスを整える治療法をメインに行っております。
経絡治療とは鍼灸が日本へ伝わって以来、中国の古典医学書に立脚して、日本人の体質に合うように発展・継承されて来た、日本伝統の鍼灸治療です。
全ての病は経絡の変動として現れると考え、経絡の流れを整えることで全身のバランスを調整し、自然治癒力を発揮させて病を治癒へと導く、東洋医学本来の体に優しい鍼灸治療です。

安全・安心へのこだわり

当院では初めてお越しの方、あるいは鍼灸を受けるのが初めての方でも安心して施術を受けていただけますよう、常に次のことを心掛けております。

痛くない鍼・心地良いお灸を心掛けます。
施術中は多くの方が眠っていらっしゃいます。鍼灸治療は気持ちの良いものです。
全て使い捨ての鍼を使用します
鍼は適切に消毒をすれば繰り返し使用しても差し支えありませんが、当院では全て使い捨てにしております。
国家資格保持者が施術します。
施術者は国家資格(はり師・きゅう師)を有し、保健所に開設を届け出済みの正規の施術所です。
しっかり問診を行い、お一人お一人に合わせた施術を行います。
症状は似ていても体の状態は人それぞれ違います。その方のその時の体の状態に合わせた丁寧な施術を行い、流れ作業的な施術はいたしません。
ご要望によく耳を傾け、同意の得られなかった施術は行いません。
施術開始前に料金と大まかな施術内容についてご説明します。施術中も何かございましたらいつでもお声掛け下さい。
ご質問やご相談には、出来る限り分かり易く親切丁寧にお答えします。
症状に直接関係のない事でも、日頃気になっている事がございましたらご遠慮なくお話し下さい。

痛くない鍼・心地良いお灸

軽い刺激
通常の治療では鍼を0~数mm程度刺すだけなので、痛みや強い刺激を感じることはほとんどありません。
極細の鍼
使用する鍼は直径0.14mm~0.20mm程度と、髪の毛の太さと変わらない位の極細い物です。このように滅菌処理して密封状態のものを開封して使用し、施術後は廃棄します。
左側は鍼の長さが4cm、太さが0.16mm
右側は鍼の長さが3cm、太さが0.14mm
お灸
通常当院では、写真のようにお灸用の熱緩和シートを使用します。本来お灸は肌の上に直接据えるものですが、これを使用することで熱を和らげることができ、熱すぎず程よい熱感が伝わります。また、水ぶくれや灸痕ができることを予防する効果もあります。熱いお灸に慣れていらっしゃる方には直接肌の上に施灸可能ですが、その場合でも熱すぎないようキチンと熱の調節をいたします。
灸頭鍼
鍼の上で固めてあるもぐさを燃やす、灸頭鍼という鍼とお灸をミックスさせた方法です。慢性のコリ・痛み・冷え等に特に効果的で、温かくて大変気持ちが良いとご好評いただいております。
間接灸
これらも直接肌の上で燃やすのではなく、間接的に肌から離れたところでもぐさを燃やして体を温めるものです。状況に応じて使用します。ご家庭でのお灸をご希望の方には、間接灸のやり方をアドバイスさせていただいております。
施術着
基本的に部位治療の場合は症状のある部位、全身治療の場合はお腹・背中・肘から先・膝から下に鍼や灸ができる格好であれば構いません。そうでない場合は、女性の方は施術着(前後・肩の部分がマジックテープ式)に着替えていただきます。 男性の方は上半身シャツ1枚もしくは裸で行います。