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信濃国(延享・寛延・宝暦年間)

●延享3年(1747)
中村彦三郎、木曾末川村に稗田を開く。

●延享4年(1746)
飯田生まれの太宰春台死去。

●寛延3年(1750)
善光寺山門できる。

●寛延4年(1751)
松代領内山中73ｶ村、百姓一揆（田村騒動）。

●宝暦元年(1751)
1月－善光寺本坊が全焼する。

8月7日－更級郡松代藩領で，年貢徴収の新方法に反対して一揆がおこる（田村騒動）。

●宝暦3年(1753)
3月－岩村田藩士の瀬下敬忠(のぶただ)が地誌「千曲之真砂(ちくまのまさご)」を著す。

●宝暦4年(1754)
水内(みのち)郡上松(うえまつ)などの10ｶ村、飯綱原(いいづなはら)に大座法師池(だいざほうしいけ) をつくる。

●宝暦7年(1757)
8月－松代藩の家老恩田木工が勝手方を兼任し，藩政改革に着手する。
小県郡塩尻村の塚田与右衛門、『新撰養蚕秘書』を著わす。

●宝暦10年(1760)
佐久郡の依田惣蔵が「家訓全書」を著す。

●宝暦11年(1761)
12月12日－上田藩領の農民が年貢減免などを要求し城下へ強訴、全領惣百姓一揆起こる。夫神(おかみ)村の浅之丞と半平、死罪となる。（上田騒動）。
塚田与右衛門が1757年に著した「新撰養蚕秘書」が、「養蚕全書」の名で刊行される。

●宝暦12年(1762)
2月17日－飯田藩が千人講をつくって御用金の賦課を計画したため，1万4,000人の農民が講への強制加入に反対して打ちこわしを行う（千人講騒動）。
松代藩の藩政改革を推進した家老恩田木工民親(おんだもくたみちか)、没する。
この頃、高遠の石工、広く各地へ旅稼ぎに出向く。