ニュースを見て思うのは、警告を聞かない加害者が極端な事件に向かいやすいと思います。なので下記のような対応をしてみてはどうでしょうか。
(1)被害届けが出されたら加害者へ警告(現行のストーカー規制法)
(2)(1)の警告を無視し、再度、ストーカー行為に及んだ場合、長期拘束刑などの重い処罰を科す。
つまり警告を無視した場合は、重い処罰がその後に待っている事を犯罪者が認識することで犯罪を抑止させる事を目的とします。警告を無視して再犯に及ぶ場合は、重大な犯罪に及ぶ可能性が非常に高いと判断し、長期間加害者を拘束するのです。やはり被害者の生活を守る事が最優先だと思います。加害者は拘束せざるをえないでしょう。犯罪を犯していないので刑務所ではなく、そういった加害者を長期拘束する施設があれば良いと思います。少なくとも今回の事件は(2)があれば防げたでしょう。かけがえの無い命は救えたはずです。
なお、この警告制はストーカーだけではなく、様々な、犯罪に結びつきやすい行為に対して有効になるのではないでしょうか。まだ行為が軽いうちに歯止めをかけて加害者を減らす事が出来るかもしれません。結果として犯罪被害者を少なくする事につながるのではないかと考えます。ただこの制度ってすごく危険な気もします。重大犯罪を犯していないとは言え、軽犯罪(ストーカー行為)は犯している場合や性犯罪などのみに適用するなど拡大解釈されないよう良く検討される事が必要ですね。
(2012/11/12 記)
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