日本と韓国はお互いに理解出来ない事がようやく日本でも認識されてきました。しかし実は、相当前から主張されていた方がいます。別の記事で紹介した”韓国は恨の文化”の話の元となった書籍を執筆された台湾出身の黄文雄氏です。この連休中に、彼の著書「日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか(黄文雄著:徳間書店)」と「日本人が絶対に理解出来ない中国人と韓国人(黄文雄著:徳間書店)」を読みました。何故韓国が2013年になっても法治国家になれない理由が分かった気がします。ちなみに私が黄文雄氏の著書を知ったのはYouTubeの武田鉄矢氏の教科書で教わらなかった韓国中国の歴史の動画です。韓国は恨の文化というのはこの動画で説明されていました。本はもっと多岐に渡り内容も濃いです。
この本を読むと、日本人として色々考えさせられます。何気に使われているお蔭様でという挨拶は日本特有であり、そこには気遣いやいたわりの意味が込められている事に改めて気付かされました。日本人だと当たり前過ぎて考える対象にもならないのですが、台湾の方だから気が付くんですね。日本人の特質の一つを利他的と表現しています。これは利己的(日本人に分かり易い表現で言えば自己中心的)と対を為すものです。中国人、韓国人の気質はこちらの利己的になります。この利己的気質の人には、気遣い、いたわりのような無償の善意は全く理解出来ないそうです。確かに。。中国人は金にならない事はやらないのは昔から知っていましたが、韓国人の気質の根底は中国人と同じだそうで、さらに”恨”が加わるそうです。
日本人の無償の善意の、”無償”は物的、金銭的なという意味で、完全に無償という訳ではないですね。日本人にとって当たり前すぎて考える機会も無かったです。あえて文で表現すると、報酬はあります。無論、金銭的な物ではないです。善意を向けた相手の笑顔という感じですかね。これも正確ではないですね。相手が喜んでくれた時の笑顔を見ることで嬉しくなります。この嬉しい気持ちが善意の報酬と言えるものです。日本人にとって、嬉しさには何種類もあり、勝負で相手を負かした時の嬉しさと、相手が喜んでくれた時に感じる嬉しさは別の感情です。つまり、相手の喜びを自らの喜びに変える価値観が存在します。当たり前すぎて、ここまで論理的に考える機会も無かったですね。韓国人には、その価値観が存在しないため、善意が通じない訳です。
また韓国が法治国家になれない理由も示されていました。中国は人治国家だそうです。優先順位は情・理・法の順であり法は最も低優先です。人治国家での法とは地位の高い人を守るために存在し、取り締まり対象は人民のみだそうです。法の公正とは相いれない文化なのです。そのため徳治という言葉が出てきますが、人民からすれば法は時の施政者の思惑や、施政者の交代によりコロコロ変わるので信用が無いそうです。中国は一党独裁政治を行っており、粛清やら政治犯やらの話を子供の頃から聞いているので、この本のイメージとそれほどずれていません。驚いたのは、民主化したと思っていた韓国も同様だった事です。中国は大中華と呼ばれるのに対して、韓国は小中華と呼ばれているようで、法に関するシステムは同じだそうです。韓国がいくら近代民主主義を主張しても、法治国家の概念を知らないのだから、日本と相いれないのは無理もないです。法やルールは、日本人にとっては聖なるものに近いですが、韓国人にとっては信用ならない物な訳ですから、ルールに関して互いに話が噛み合う訳もないです。スポーツ大会の韓国による審判の買収の背景には、ルールが公平さを保つためにある訳では無く自分(自国)に有利にするためにあるという価値観があるようです。中国でもこの点は同様のようですが、利に聡い気質により信用を失う事がもたらす不利益の計算を働かせ、かつ後から面子を汚される事を嫌うので、世界が着目する場所では露骨にこの様な事はしないようです。
一方日本人の無償の善意は無制限ではないです。日本人が最も軽蔑する行為に他人の不幸を喜ぶ行為があります。韓国は”東日本大震災を祝う”事をやってしまいました。私自身はこの一件で、それまでの韓国への好感が消し飛び、嫌韓になった訳ですが。
日本人は自分が属する組織や社会をかき乱される事を嫌います。利他的という言葉の裏には、揉め事を出来るだけ起こさないという意味が込められます。悪く言えば事勿れ主義です。韓国はかき乱すどころか、日本の象徴である天皇陛下の土下座発言をやってしまったし、日本の代表の総理の国書に対する非礼等で日本そのものを侮辱しました。”日王”という言葉自体が侮蔑発言であった事も初めて知りました。この事をきちんと報道してこなかった日本のマスコミにも責任がありますね。韓国の公式な場での発言、公式文書やマスコミでの日王発言は外交ルートでしつこく抗議すべきです。これは国際ルールの常識の範囲だと思います。
そして、ルール破りです。対馬の仏像盗難返還拒否や放火犯の引き渡し拒否などです。日本人は揉め事を起こさない気質があり、その基本はルールを守るという事です。韓国の条約破りに対しては、とてもガッカリしましたし、さらに日本人の心に軽蔑すら植えつけました。私自身は韓国が法治国家だとの思い込みがあり、日本の常識に照らした思考から抜け出せず、何が起きたのかしばらく理解出来なかったほどです。日本人の気質を知っているのならこれは絶対にやってはいけない事でした。日本人にとって法やルールを破る人は軽蔑の対象となります。無論、法やルールがまともな内容であるという前提がありますが。。ただ韓国が法治国家ではなく、法が時の政権に都合良く変えられている事を日本人の大半が知らなかったですね。その点多少の同情はしますが、その事に日本が付き合う必要は全く無いです。
韓国の本土を離れ海外に居住する韓国人の中には国際感覚を身に着けた立派な人も居るので、韓国の本土の環境が、黄文雄氏のおっしゃる典型的な韓国人を育ててしまうのだと、私自身はまだ思っています。まぁどうにせよ日本人は韓国に対して余りに無知すぎた訳です。
韓国の報道を見ると李明博元大統領の竹島訪問が嫌韓を呼び起こしたとしてますが、全く日本を理解していないです。実のところ、大統領の竹島訪問に関しては、嫌韓・憎韓の本の僅かで些細な部分しか占めてません。日本人の価値観では東日本大震災を祝う行為の方が怒りや憎しみの大きなウエートを占めます。黄文雄氏の著書を読むと人の不幸に漬け込む行為は当たり前なんだそうです。これは日本人からすれば全く理解出来ない価値観です。さらに天皇陛下土下座発言で嫌韓・憎韓の流れが決定的になりました。大半の日本人の心の底から怒り・軽蔑・憎しみを呼び起こす韓国の数々の行為が現在の嫌韓、憎韓につながったのです。
また黄文雄氏は、歴史捏造も韓国のお家芸である事を伝えています。私個人的には不幸な慰安婦が居たと思ってますが、捏造が少しでも入ると、黒も灰色となってしまいます。ましてや韓国では歴史の捏造は当たり前なのだそうです。韓国のルールに対する価値観が自分(自国)を有利にするためであり公平さを保つためでは無い事から、捏造が入っている可能性が相当高い、と考えるのが自然です。日本が望むのは論理的で公平な議論・調査・事実です。現在の韓国に対してこれは望めないです。
私が思うに現在の韓国とは距離を置くのが一番です。やはり国交断絶がベストな選択だと思います。国交が必要だというなら、韓国に法の公平と論理というものが何たるものかを知ってもらう事を国策で行うべきですね。条約を破るような国との約束事には何の意味も無いですし、まともに相手にする国家では無いです。嫌韓・憎韓の次に来るのは、韓国に対する無関心ですね。韓国の事はどうでも良いという感じになるでしょうね。それでも日本国民が韓国人を理解する事も必要です。小学校・中学校・高校の副参考書として黄文雄氏の著書を使用して韓国の文化を知る事が良い方法だと思います。この先永久に続く韓国からの言いがかりに対し、日本的な感性で対処するのではなく、正しい知識で対処するような仕組みを国として用意したほうがいいですね。このような知識があれば韓国とまともな外交を行おうとする馬鹿な政治家が当面日本からは現れないです。そして”恩”という言葉が理解・実践出来る国家同志の関係を重視すべきです。台湾や他の国々とです。韓国が公平という言葉を知り、真の民主的な法治国家となった時に改めて国交を考えれば良いです。今回紹介した黄文雄氏の著書には、他にも色々と、中国人・韓国人の気質について述べておられます。興味ある方は是非読んでみてください。
(2013/5/7記)
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