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  •  歴史認識の話について、中国や韓国から指摘される度に不思議に思うことがあります。憲法9条です。私は憲法9条が好きです。おそらく近代史において最も優れた条文であろうと思ってきました。この条文が盛り込まれたいきさつはどうであれ、歴史を反省していないのであれば、この条文を日本国民は受け入れなかったでしょう。憲法9条の存在こそが日本の歴史認識を最も良く表していると思います。この事を日本の政府はアピールしなければならないし、中国、韓国政府と協議し、この点については各国の教科書に掲載すべきと思います。

     韓国では日本が右傾化などと言いますが、日本の対韓外交に軍事オプションは100%ありえないです。それは憲法9条があるからです。これが伝わっていないように思っています。竹島近辺で韓国が軍事演習を行っている事がその証拠です。韓国の教科書に出ていないとすれば今からでも遅くないので掲載するよう日本政府が働きかけるべきでしょう。

     一方、中国に関しては話が変わります。中国は領土的野心を向き出しにしつつあります。憲法9条は優れた条文ですがそうも言ってられない状況に変わりつつあるように思います。中国はしたたかな国であり、全てが国益と直結しています。日本に憲法9条があるかどうかなどお構い無しの態度をとるでしょう。中国の暴走をストップする可能性があるとすれば中国民衆に今の日本に9条がある事を周知させる事が出来ればよかったのですが、その前にアジアで大きな紛争が起こる可能性が出てきました。中国の次のリーダが強行派だとの指摘が出ています。
     憲法9条について解釈を余儀なく変更するような事態が起こらないことを願いますが、アジアを取り巻く情勢がそれを許さないようです。国が滅びてしまっては意味がないからです。この条文が謳われるには時代が早すぎたように思います。

    (2012/9/24 記)

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