嫌いになれない理由はいくつかあります。日本が好きな人が社会的に成功を収めている話を聞きます。日本人自身が中国のTVで活躍している話も聞きます。中国では日本の事が好きと言っても社会的に抹殺されず許容されているように見えます。つまり中国人からは懐の深さを感じるのです。かつて日中間で揉めていたにも関わらず中国の映画に日本の俳優が出演出来る点などで中国に対する見方が好意的な方へ変わりました。
また中国人は自身に不利な点も堂々とネットへ書いている点もよく日本のネットで和訳されたニュースみかけます。日本人の謙虚な人は嫌いになれないという気質を少し突いてますね。
先の戦争においても、日本帝国の行いにも関わらず、敗戦時に日本人を助けてくれた中国人が居た話もいくつか聞きます。
中国人は動機が非常に分かりやすのだと思います。つまり非常にドライで感情よりも実利および面目を重視する気質と思っています。尖閣諸島にしても埋蔵石油の話が無ければおそらく中国側は放置していたと思います。歴史問題とビジネスなどは切り分けて考えているように見えます。また相手を理解しようという姿勢も見えます。大中国主義を持っている事については日本人側が理解しとけば良いでしょう。
ただし実利にさとい中国人とはビジネス上で付き合いはしたくないです。
また社会主義国家という点で大きなリスクがあります。つまり中国国内の日本企業の工場は人質にとられているも同様です。我が国の経団連は事実上首根っこをつかまれているのと同様です。なので事無かれ主義に沿った主張をするのは当たり前なのです。丹羽中国大使の主張はビジネスサイドに立った見方にすぎないと私はニュースを見ながら思いました。この件はビジネスで首根っこをつかまれている業界の人間を大使にした政府に問題があります。人選ミスですね。
かつてサラリーマン時代にアメリカに居た事があり、その時に中国や色々なアジアの方とも一緒に仕事をしました。その時に感じたことは中国相手というよりは日本人側の問題でした。日本人は「以心伝心」の文化(今風に言えば空気を読む)が有り、はっきりと物を言わない気質があります。これは外国人には通らないです。「言うべき事ははっきり伝える」が基本です。これは中国相手ではなく、どの国に対しても同じです。
日本の政府が尖閣問題で事を大きくしてしまったのは、黙っていれば、中国も何事も無かったかのように対処してくれると考えていた節があると思いますが、全くのダメダメな対応だったと思います。譲歩は通用しない国です。経団連からも圧力があったのではと思いますが経団連は人質をとられているようなものですから。
中国とは、日本としての主張を明確に伝えた上で、かつ日本側のリスクも良く認識した上での協力関係を築いていけば良いかと思います。
私は周りによく主張しているのですが、中国が民主化されたら日本にとって脅威と思っています。おそらく日本は再び経済的に立ち直れない程に、技術や資金が中国に流れるでしょう。中国が社会主義であるうちはリスクを考え歯止めがある程度かかっていますが。 中国は不思議と強力なリーダを輩出しています。我が日本とは対照的です。私が思うに小泉さんだけだったな。先の選挙で民主党に投票してしまったが、ここぞとばかりに諸外国から良いようにやられました。
優秀なリーダがいる限りはなかなか民主化には移る事はないと思いますが、日本としては民主化された時に日本を守るための対応等も決めて置くべきと思います。
大中国主義は重大な軍事的脅威を生み出していると思います。戦争したら日本は中国に勝てないです。アメリカ軍がいるおかげで守れると思います。日本の自衛隊は他国を攻める力が無いにも関わらず、中国の国防費の増強の理由にされていますがこれははっきりとメッセージを出すべきと思います。もしくは中国が心配している内容に自衛隊を合わせてしまうのも手です。私自身は非戦論者ですが国防の最後の手段としての軍事力は必要と考えています。
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