坪庭施工例６(施設玄関の和風坪庭リフォーム)山形市-三澤造園

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　　　坪庭（小スペースの庭）

　　＜施設玄関前の和風坪庭リフォーム＞

今回は日頃より公私共に大変お世話になっているお客様のご紹介により、ある企業の施設玄関前の庭園リフォームのお話をいただきました。
元々あった建物をこの度改装して新たに施設をオープンされるという事で、その玄関前に隣接する庭園部分もそれに併せてリフォームし、見栄えを良くしてほしいとの事した。
そこで今回の工事ではまず荒れてしまった既存の赤松や梅などの植木を剪定し、今まであった石組みを改良・増設する事で、この施設にふさわしい風格ある和風坪庭に生まれ変わらせられるように施工を心掛けました。

上の左側は庭園リフォーム前の荒れてしまった状態の最初の庭園写真です。まずはこの庭の中心木である大きな赤松や低木の剪定を行い、植木の樹形を整え再生する事からリフォーム工事はスタートしました。
この庭園は大きさでいえば坪庭程度の庭なのですが、中心に植えられている赤松はとても大きく、樹形も大変いい松だったため、今回の剪定で古葉や枯れ枝を取り除き、きれいにする事でこの施設のシンボルツリーとして蘇らせることが出来ました。

上の写真はこの庭園のメインとなる、つくばい周りのリフォーム前と完成後の写真です。
リフォーム前はせっかくの二つのつくばいが、荒れた低木や落ち葉のせいもあってまったく目立たず、また周りの石組みも中途半端になっていてその役目を果たしていませんでした。そこで今回は、つくばい周りの石組みを元々あった石も使いながら新たに組み直し、この庭園の本当のメインとして再生できるように施工いたしました。
最後にお客様からのご要望もあり、つくばいの水出し口に筧を取り付け、きれいな玉砂利を敷く事で玄関前にふさわしい和風庭園のメインに仕上げる事ができたと思います。

上の写真は道路側（歩道）から見たリフォーム前と完成後の庭園写真です。工事前の状態では上の左側写真をご覧になるとわかるように、土留め代わりに既製の丸太型コンクリートブロックが使われていて、せっかくの石灯篭や和風庭園の良さがまったく生かされていないように我々は感じました。
そこで今回は今までの既製ブロックをすべて取り外し、自然石で石組みを増設する事で、庭全体を本格的な和風庭園に完成させるようにリフォームさせていただきました。この度のリフォーム工事では、以前の庭と比べるとまったく別の新しい庭を造り上げたように感じるくらい、この施設にふさわしい風格ある和風坪庭を完成させる事ができたと思います。