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老犬との暮らし
犬は人の数倍の速さで年を取っていってしまいます。

   ついこの前までコロコロと小さかった愛犬が、
   はっと気が付くと7歳を過ぎ「老い」が始まってきている。

   愛犬の体の変化を日常生活から知った時、「何故?」っと慌ててしまうかもしれません。

   しかし、そのことに向き合って愛犬と共に幸せな時間を過ごせるようにしていきたいものです。


犬の老化は7歳から始まります。
   食生活の改善・医療の進歩と共に犬の寿命も昔に比べて随分延びています。

   犬種・個体差にもよりますが、7歳ころから犬の老化は始まると考えていいでしょう。
   かといって、7歳になったからといって、老犬扱いは可愛そうです。

   飼い主さんは、年とともに起こる愛犬の体の変化を把握し、
   愛犬に合った食事・運動を考えてあげなくていけません。 

   食事・運動制限も大切ですが、愛犬に話し掛けながら一緒に遊んだり、
   散歩をしたり楽しく暮らせる様にしていくことも大切なことです。

   飼い主さんと楽しいひと時を過ごすことが、愛犬にとって「生きていく喜び」なのですから。

  
☆年をとると変わるところ。
   
@視力・聴力の衰え
    人間と同じく、年をとると顕著に現れます。

   
A消化・吸収の衰え
    胃腸の働きが弱くなってしまう為、栄養素の吸収力が低下してします。

   
B病気にかかりやすくなる。
    免疫力の低下によって、病気になりやすくなる。

   
C骨・筋肉の衰え
    カルシウムの吸収が低下する為骨がもろくなりやすい。
    関節の疾患も増えてくる。

   
D毛が薄くなってくる。
    老化にともなって、毛が全体的に薄くなってきたり、
    顔を中心に白髪が増えてくる。

   
E反応が鈍くなってくる。
    神経伝達物質の衰えによって、反応が鈍くなってくる。
    睡眠量も増す。

   
F歯が抜ける。
    歯磨きを怠っていると歯周病になって、
    ひどい子になると歯が抜け落ちてします。

   
G心臓・肺・腎機能の低下
    老齢犬は、心臓から送り出す血液の量が、若い頃に比べて30%近く低下する。
    肺の機能の低下により、気管支炎・喘息などの病気にかかりやすくなる。
    腎臓は尿を作る臓器。老化にともなって、この機能が低下し、
    おしっこがうまく出来なくなる犬もいる。

10歳過ぎたら、脳の老化が始まります。
    脳が衰えてくると、体のいろいろな部分の感覚が鈍くなり精神的にも不安定になりがちです。

   
☆ 脳の衰えによって犬の起こす行動と飼い主さんに出来ること。
   
@夜鳴き
     痴呆犬に多く見られる行動のひとつがこの「夜鳴き」です。夜中中鳴かれてしまうと、
    飼い主さんの睡眠不足、または近隣住宅の方への迷惑が挙げられます。

    この対処策としては、獣医さんで処方してもらう「鎮静剤」「睡眠薬」を使うことが多いですが、
    長期に使うと、副作用が出たりするので、
    フード(処方フード)やサプリメントを使用するのもひとつの手段です。

   
A徘徊
    痴呆による徘徊は前方にのみとぼとぼ円を描く様に歩く旋回運動をします。

   
B食欲
    脳の老化に伴って、満腹中枢が低下し異常な食欲を見せるケースがあります。

    催促されて鳴かれたからといって、むやみに与えないように気をつけましょう。

    おもちゃで遊んだり、散歩に行ったりして、気を紛らわせるのもひとつの方法です。

   
Cトイレの失敗
    判断力の衰えによって排泄場所が分からなくなったりすることがありますが、
    老犬にありがちな腎臓の低下に伴う病気も疑わなくてはいけません。
 

愛犬が老犬になる前に出来る健康生活準備
   
@定期健診を受けましょう
    7歳を過ぎたら、毎年一回は健康診断を行いましょう。

   犬の1年=人の4年 なのです。
   犬にとって1年い1度の定期健診であっても、
   人に置き換えると4年に1度と言う事になってしまうのです。

   ですから、10歳を過ぎたら、1年に2度の検診をお勧めします。

   
A犬種ごとにかかりやすい病気を知っておきましょう。
    犬を飼うときは、自分の飼った犬がどんな病気にかかりやすいか
    と言う事を知っておくと良いでしょう。

    かかりやすい病気を先天的にもっていることも少なくない為、
    早期発・早期治療のためにも、知識を持っていることが大切だと言えるでしょう。

    そういった病気を悪化させる要因のひとつに肥満があります。

    肥満によって、関節や呼吸器に負担を与えることがあるので、
    成長期に肥満にならないように日ごろから気をつけましょう。

   
B散歩
    愛犬に合った適度な散歩は、身体機能の維持や新陳代謝の促進に必要不可欠です。
    心身リフレッシュにも役立つでしょう。



★★★おさらいポイント★★★
老犬ケア

   老犬との暮らしは愛犬の老化の現実をしっかり受け止め、
   愛犬の「心の声」に耳を傾け、これまで以上に愛犬とのスキンシップを保つ事が大切でしょう。

   犬の老化は特別なものではないのです。

   老いて体のいろいろなところが不自由になってきた愛犬を飼い主さんは、
   あたたかく受け止め、悲観的にひとりで悩むのではなく、
   楽しく前向きに暮らしていくことによって、愛犬は、
   飼い主さんに守られていると言う 安心感に包まれるでしょう。

   その安心感こそが、愛犬の不安感を取り除かせ、
   ストレスもなく健やかに老後を過ごすことができるのです。



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