犬☆皮膚 |
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犬のやっかいな皮膚病 |
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皮膚の役割 主に水分で出来ている動物の体は空気と言う環境の中で 体内の水分が外に出てしまわないようにしなくてはならず、 その役割を持っている膜が皮膚なのです。 そして皮膚は体温・汗などの分泌によっての体内の変化や体外の 温度・湿度などの変化に応じて水分が、 外と中を行き来できるようにしているのです それと同時に皮膚は外部からの刺激や細菌から体を守るための 「バリヤ」の役割もしています。 皮膚は、体の内と外の環境の変化に順応して 自分自身の体の状態を修復することも出来るのです。 皮膚のメカニズム〜正常?異常?〜 @毛の無いおなかの部分が赤くなった。 皮膚は表皮と真皮からなっていて、血管は表皮にはありません。 皮膚が暑さや刺激によって、真皮内の血管が膨らみ 血液の流れる量が増え肌が赤くなる時が有りますが、 その状態は長くは続きか無いものです。 したがって、長く続く場合は異常が考えられます。 赤いだけではなく、腫れていたり、湿疹の様な物が 出来ている場合は獣医さんに行きましょう。 Aかさぶたが出来た。 @のケースの時に血管の周りは水っぽくなり、 皮膚の表面は炎症を起こしている状態で、 皮膚の表面から、水や細胞が炎症を起こしている皮膚からにじみでて、 空気に触れたことによって、乾燥し皮膚の表面にこびりついたものが 「かさぶた」で、自然にできる「ばんそうこう」なのです。 しかし、数日たっても治らなかったり、腫れをともなったり、 範囲が広がったりした場合は獣医さんに行きましょう。 Bフケが出た。 表皮は常に新陳代謝を行っているので、 古い角質が剥がれ落ちたものが「フケ」なのです。 健康な皮膚は常に「フケ」が出ている状態なのですが、 小さい細胞のため飼い主さんの目につかないのが正常で、 目に付くほど出ている時は代謝異常や寄生虫の可能性があります。 注意深く観察して異常が確認された場合は受診しましょう。 C毛が抜けた 季節が変わる特に春〜夏に向けて、夏毛に変わるため多くの犬種は抜け毛が増える。 その時期の抜け毛の多さにはあまり気にすることは無いが、 体の一部分が不規則的に抜け落ちたりしている時は、 何らかの皮膚病を疑ったほうが良い。 かかりやすい皮膚病 @かいせん ヒゼンダニが寄生してフケが増え、かゆみが強いため一日中激しく皮膚をかきむしる。 人にはうつりません。 ☆予防・治療☆ 生活環境を清潔に保つことが予防になり、治療としては、 抗生物質の投与によってダニを殺しかゆみを抑える 薬も併用して使用し1ヶ月〜2ヶ月間かけて治療していく。 A膿皮症 免疫の低下によって毛穴や皮膚の傷口からブドウ球菌が感染し 皮膚を化膿させて起こる皮膚病。 ブドウ球菌は通常犬の皮膚などに付着しているものですが、 免疫力の低下によって異常繁殖して、 皮膚を化膿させてしまいます。 激しいかゆみがあるため、かきむしり炎症が悪化することもある。 また、フケやかさぶたが剥がれ落ちる時に毛も広範で抜け落ちることもある。 ☆予防・治療☆ 皮膚にあったシャンプーを使用し、皮膚を清潔に保つ。 治療としては、2週間位抗生物質の投与をし細菌の増殖を抑え、 塗り薬も併用する。 それと殺菌効果のあるシャンプーも使用することによって、 再発予防をしていきましょう。 B脂漏症 栄養の偏りやホルモンバランスの異常などが原因となって発症する。 脂っぽい体臭が強くなり、体がベトついたり、乾燥肌の場合はフケが異常に増える。 ☆予防・治療☆ バランスの取れた食事が予防のひとつです。 治療としては抗脂漏作用のシャンプーを使用する。 ホルモン異常での皮膚病の場合は、その治療をしましょう。 ★★★おさらいポイント★★★ 犬の体には、健康な皮膚を作る作用があります。 その働きが正常でない場合「皮膚病」を引き起こします。 しかし、この働きに異常が見受けられない場合は、何か他の要因、 たとえば環境が原因で「皮膚病」になることも有ります。 日本の夏は湿度も高く皮膚病を起こす要因が多々あるのです。 日ごろから愛犬の皮膚を清潔に保ち、 バランスの良い食餌に心がけ生活環境も清潔に保つことが大切でしょう。 |
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