誤食

気を付けよう。犬の誤食!

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気を付けよう。犬の誤食!
愛犬が異物や毒物を食べてしまった=「誤食」
    その時飼い主さんは、まず何をしなければいけないか。
    逆に素人考えでしてはいけない事は、何なのか。

    いざと言うときのた為の応急処置と予防策を、 
    しっかり勉強していきましょう。

誤食してしまったみたい・・・。
    愛犬が明らかに、異物や毒物を食べてしまった場合や、 
    もしかしたら食べてしまったのでは?っと思ったら、 

    即、かかりつけの獣医さんに連絡を取りましょう。 
    一刻を争うこともあります。

    
@かかりつけの獣医さんに連絡
     何を何時食べてしまったのか(食べてしまったようだ)を、即刻連絡する。 

     それを食べてしまったことによっての今の愛犬の症状も必ず伝えましょう。

     夜間などで、かかりつけの獣医さんに連絡が取れない時は
     あらかじめ調べておいた夜間救急病院に連絡しましょう。

     連絡が取れたら獣医さんの指示に従って、応急処置が
     出来る物に関しては、飼い主自身で応急処置を行い、
     その後獣医さんに連れて行きましょう。

    
A吐かせましょう
     獣医さんの指示で、応急処置として家庭で吐かせることがあります。

     家庭で吐かせた後は、その吐いたものを持って病院へ行きましょう。

     
☆食塩水を飲ませる。
      食塩を茶さじ一杯分をぬるま湯に溶かし飲ませる。
      20分経過してもはかない場合は、次の方法を試す。

     
☆オキシドールを飲ませる。
      大型犬=5mlまで

      中型犬=2〜3ml

      小型犬=1ml

    
B絶対に家庭では吐かせてはいけないもの。

     
☆石油系
      灯油やマニキュア・マニキュア徐光液などがあげられる。

      揮発性が高いため、嘔吐した時に気管支に入ってしまい化学性肺炎になりうることもある。

      処置としては、下剤の投与・胃洗浄

     
☆酸・アルカリ・塩素系
      台所・換気扇・トイレ用等の酸・アルカリ・塩素系の洗剤は
      皮膚や粘膜を腐食させてしまう作用がある。

      そのため、その薬剤が嘔吐によって再び食道を通ることによって、
      炎症を悪化させてしまいます。

      処置としては、胃洗浄が一般的です。

     
☆薬品
      ナフタリンなどの防腐剤を誤食してしまった場合、
      中毒症(痙攣・呼吸不全など)を引き起こします。

      この時無理に吐かせたりすると、痙攣をおこし、
      吐いたものが喉につまり、窒息してしまう可能性もあります。

     
☆異物
      ガラス・刃物類

      ひもや糸状のもの=嘔吐させると胃捻転や腸捻転を誘発する恐れもある。

      串・鳥の骨など =先端が突起状のものは、気管内を傷つけてしまいます。

      
 ※上記の異物に関しては、獣医さんに誤食したと思われたらすぐに連れて行きましょう。

      「ひもや糸状」のものに関しては、嘔吐を促進する薬剤を使用してまず吐かせ、
      それでもだめな場合は全身麻酔をして内視鏡を使って異物を引っ張り出す。

      その方法も100%ではなく、食道で引っかかってしまった場合は、開腹手術しか手が無い。

      「串・鳥の骨など」は、吐かせることは出来ない為、
      全身麻酔後内視鏡で異物の位置や方向によっては
      内視鏡で取り除くことができるが、無理な場合は開腹手術しか手は無い。

誤食の予防法
    飼い主が目を離したすきに、愛犬が異物を飲み込んでしまうケースがほとんどの誤食。

    そんな誤食を未然に防ぐ為には、飼い主さんの「しつけ」と「整理整頓」が大切です。

    
@異物を口にくわえたら、すぐ出させる。
     拾い食いの防止にもなるように、異物を口にくわえたら、
     取り上げるか「ドロップ」・「出せ」の合図で自発的に口から物を出すように
     「しつけ」をしておきましょう。

     とても大切なことです。

    
A家の中を整理整頓しておきましょう。
     犬は好奇心が旺盛です。その好奇心と匂いにつられて、
     いろいろなものを口にしてしまいがちです。

     お菓子の袋などが床に落ちていたり、テーブルの上にお菓子が
     出しっぱなしだったり、あるいは、犬のおもちゃにしても、
     飼い主の目の届いている時に遊ばせるのは良いですが、遊び終わったら
     手の届かないところに片付けましょう。

     これも「しつけ」の一環です。愛犬の生活にメリハリをつけましょう。


★★★おさらいポイント★★★

   
誤食は「させない」が基本です。


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