晩酌であれ、居酒屋であれ、男の一日を締めくくるにはどうしても欠かせないのが酒。 男の料理もそれに合った酒があれぱ、さらに真価を発揮するというものです。 ここでは私の行きつけで、埼玉県蓮田市にある「今宮酒店」のラインナップを中心に、 男の夜を演出するにふさわしい、私お勧めの厳選地酒銘柄を紹介します。


諏訪泉

諏訪泉

醸造元

諏訪酒造梶@ 鳥取県八頭郡智頭町

杜氏

東田雅彦

お勧めの1本

純米 田中農場

コメント

 この蔵を一言で表現しろといえば「真面目」とういう言葉しか無いでしょう。 日本酒ビギナーの若い女性などに一口飲ませ「ワッー、美味しーい」 なんてと言ってもらいたというチャラい願望をお持ちの方には絶対お勧めいたしません。 「幸せな食卓」という蔵のテーマをかかげていますが、その言葉通り料理の引立て役に徹する、 肩肘を張らない酒、当研究所の目的にも怖いほど合致しています。 酒米は地元鳥取産玉栄の他、富田さん、田中さんという契約農家で栽培されるオーガニック米を使用してますが。 皆さんもこの、富田さん、田中さんの名を冠した「農家シリーズ」を是非お燗で味わってみてください。 この蔵のテーマ「幸せな食卓」きっと実感できることでしょう。
 お勧めの1本は50℃付近で実力を発揮する「田中農場」。 米本来の力強い旨味にほのかな吟香と甘味をまとわせながら、酸味が全体を引き締め酒の輪郭は崩しません。 お酒がいかに複雑な要素で構成されているかを感じるような酒、いい意味で「分かりづらい酒」です。 肉料理でも魚料理でも幅広く対応します。是非、お試しください。

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