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2007.11.28今こそ沖縄の基地機能強化をとめよう!11.28集会
2007.9.29「教科書検定意見撤回を求める」県民大会
2007.7.15「ゆんたく集会・辺野古・大浦湾の自然と米軍基地建設」
2007.6.29合意してない「辺野古のことを話そう」企画
2007.6.9辺野古新基地建設に反対する緊急集会
2007.5.24「自衛隊の政治利用を憂慮する大学人有志」による声明
2007.5.19抗議文:掃海母艦「ぶんご」の沖縄派遣に強く抗議し、ただちに母港に引き返すことを求めます
2007.4.28闘争宣言
2007.4.28座り込み3周年キャンプ・シュワブ「人間の鎖」行動へ
2007.4.24厳しい海上での闘いが始まった!
2007.4.16「やんばるの森を守ろう!米軍ヘリパッド建設を止めよう!!」集会
【緊急署名のお願い】辺野古基地建設事前調査反対
2007.3.10<宜野湾市主催>普天間飛行場問題シンポジウム
2007.3.1【平和市民連絡会よりお願い】エクアドル会議派遣カンパの要請
2007.2.24Peace Music Festa in HENOKO
2007.02.16「なはブロッコリー」より、カンパの要請!
2007.01.21「沖縄の水がめを守ろう!!

今こそ沖縄の基地機能強化をとめよう!11.28集会

◎沖縄の基地強化をとめよう!
 今、沖縄では、米軍基地の強化が進められようとしています。
 名護市・辺野古では、防衛省による環境アセスメントに違反する事前調査が強行され、その過程で、5月には海上自衛隊も投入されました。その後、沖縄県・名護市との協議をも行わずに、環境アセスメントの方法書の公告・縦覧が強行され、基地建設にむけての新たな段階に入りました。
 東村・高江では、辺野古への基地建設と一体となって、ヘリパッドの建設が強行されています。これは北部訓練場の強化を狙ったもので、集落を取り囲むヘリパッド建設に対して、地元住民による座り込み阻止行動が展開されています。
 また、在日米軍再編の最終合意に基づき、年内にも米海兵隊基地キャンプ・ハンセンの、米軍と自衛隊の共同使用が始まろうとしています。
 さらに、陸上自衛隊の第一混成団の旅団への格上げ、那覇基地におけるF4戦闘機のF15戦闘機への配備替えなど、本格的に自衛隊基地の強化が始まろうとしています。
 「沖縄戦」での住民虐殺から62年、日米政府が基地強化で臨んだ「日本復帰」から35年の今、またしても沖縄の「基地撤去」の希望を裏切る政府に対して、これを許さない闘いをつくりあげていきましょう。
◎東村・高江では
 沖縄の北部には、「ヤンバル」と呼ばれる広大な森がひろがる地域があります。米軍はそこを「北部訓練場」として、対ゲリラ戦の訓練場に使っています。1998年には、同訓練場は「ジャングル戦闘訓練センター」と名称を変え、海兵隊などによりサバイバル訓練や、ヘリコプターを使っての移動宙吊り訓練、模擬弾を使っての射撃訓練など戦場さながらの訓練が行われています。
 2006年、日本政府は高江区の建設反対決議を無視して、高江の集落を取り囲むように6箇所のヘリパッドを建設することを決定しました。これは、民家から400メートルしか離れていない場所も含む基地建設です。
 この基地建設は、高江の人々にとってはこれまで以上のヘリコプターによる騒音被害によって、その生活を破壊するものです。また、天然記念物のヤンバルクイナやノグチゲラなど貴重な生物の生息する自然も破壊することになります。
 さらに辺野古への基地建設と一体のもので、海兵隊のオスプレイ配備にも備えた基地建設です。
 高江の人々は、7月からヘリパッド建設を許さないために、早朝から夜間まで、座り込みによる阻止行動を続けています。首都圏の私たちも、ヘリパッド建設を許さない闘いを支援しましょう。
●名 称:今こそ沖縄の基地強化をとめよう!11・28集会
    ★辺野古への基地建設阻止!★高江へのヘリパッド建設阻止!★キャンプハンセンの日米共同使用阻止!★自衛隊基地の強化阻止!
●日 時:2007年11月28日(水) 午後6時30分開場 午後7時開始
●会 場:全水道会館 4階大会議室 (東京都文京区本郷1−4−1 電話03−3816−4196)
   JR「水道橋」駅東口(御茶ノ水寄り)徒歩2分 都営地下鉄三田線「水道橋」駅A1出口徒歩1分
●参加費:800円
○沖縄からの発言:安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会・代表委員)/山城博治さん(沖縄平和運動センター・事務局長)/◇国会報告:山内徳信さん(元読谷村村長;現参議院議員)☆高江現地のビデオ上映も予定しています。
●主催:沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック

9.29「教科書検定意見撤回を求める」県民大会
宜野湾市・海浜公園で開催


<沖縄>集団自決で検定意見撤回求め県民大会 11万人参加9月29日20時22分配信 毎日新聞=Yahoo!ニュース
9.29県民大会号外(PDFファイル版)=沖縄タイムス琉球新報

【当日、集会で蒔いた平和市民連絡会のビラを掲載しておきます。−−いつもお世話になっている「非電脳アイランド」からの転載です。】
沖縄戦の歴史改ざんを許さず、新基地建設反対の運動と結びつけ、共に頑張りましょう!

▲政府官僚のごまかしや画策を許さずに検定制度・検閲を問いなおしましょう
 今回の検定意見は、「今度ばかりはどうしても発言しなければならない」と悲惨な体験の証言に立ち上がった皆さんの思いを踏みにじるものです。
 伊吹文明文科相は、6月22日の県議会代表に面会もせず、布村審議官に対応させ「検定意見は審議会判断」と撤回を拒否させ、7月4日の県議会、県等6団体の要請に対しても「日程上の都合」と言って会見を拒否し、議官に対応させ「口出しできない」の一点張りで拒否させています。まさに、県民代表を見下した対応に終始しています。
 しかしながら、審議会においては文科省の官僚(教科書調査官)の検定意見の原案が、何の議論もなく素通りしていることが、沖縄タイムス(9月12日朝刊)で暴露されています。全ては文科省官僚の意のままの実態であることが明らかにされました。私たちは、このような検定制度そのものについても問いただしていかねばなりません。検定制度とは国による検閲制度です。ここが国による歴史改ざんの源です。
 ところで、追い込まれた文科省は、官僚に特有なごまかしをしてきています。沖縄戦の真実を後世に伝えるために「記述の完全な回復」の実現まで頑張らねばなりません。
▲今回の沖縄戦の歴史改ざんは「従軍慰安婦」問題や南京大虐殺問題と同根、憲法改悪、米軍再編と一体の攻撃です。
 安部前首相は「戦後レジーム(体制)からの脱却」「美しい国」を掲げて教育基本法の改悪、改憲国民投票法の制定等々を次々強行採決してきました。それは、集団的自衛権の見b直し問題でも明らかなとおり「戦争のできる国づくり」を強化しようとするものです。このことは福田政権になっても基本的に変わる状況ではありません。憲法改悪が次の政治目標であることは明らかです。そのために日本軍に対する悪いイメージを払拭しようとするのが「従軍慰安婦」問題も含めての一連の攻撃です。
 そして、現在進められている「米軍再編」、すなわち日米両軍の一体化の中で自衛隊の強化が図られていること、海自掃海母艦「ぶんご」を辺野古へ強行派遣してまで、沖縄に強引に基地押し付けを行っていること、同時に、最近の目に余る日米両政府官僚たちの沖縄に対する高圧的姿勢などと、今回の「日本軍の強制」削除問題は一体の問題として捉えねばなりません。
▲沖縄戦の教訓を子々孫々に語り継ぎ、戦争のできる国づくりに反対しましょう!
 「軍隊は住民を守らない」「軍隊・基地のある所が一番危険である」との沖縄戦の血の教訓を民衆の記憶から消し去ろうとすることは、再び沖縄戦を行おうと準備することです。
 新基地建設反対運動と結びつけ、共に頑張りましょう。

 2007年9月29日 沖縄平和市民連絡会

平和運動センター・連合沖縄が連絡会結成/9・29県民大会<沖縄タイムス07.9.14>
 沖縄平和運動センター(崎山嗣幸議長、二万人)と連合沖縄(仲村信正会長、四万人)は十三日までに、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に向け、組合員への声掛けを徹底しようと労組連絡会を結成することで合意した。十八日に発足する。双方の団体から声掛けすることで、参加目標の五万人達成を図る。
 両団体で地域を分け、大会告知のテープを車両から放送。朝夕の出勤・退社時間に合わせて街頭宣伝などを行う。
 沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「両団体で重複しない組合員もいる。双方の団体から声掛けすることで、多くの人が参加できるはずだ」としている。
 また、県民大会実行委は十三日までに大会告知用のポスター一万枚を作製、本島や周辺離島の計三十六市町村に計約二千四百枚を送付した。自治労県本部も十三日から立て看板を設置するなど、大会告知に向けた活動が始まっている。


来月29日、宜野湾に変更 「検定」県民大会琉球新報2007年8月23日
 「教科書検定意見撤回を求める」沖縄県民大会実行委員会が22日、県議会内で開かれ、大会を9月29日午後3時から宜野湾市海浜公園多目的広場で開催することを決めた。当初、糸満市摩文仁の平和祈念公園で開く方向で調整していたが、5万人以上の動員を目指す立場から、交通の利便性がよい宜野湾市開催を了承した。期日は9月23日開催で決まっていたが、会場が確保できないため29日に変更した。 実行委員会は今後、県内約千団体に大会への参加を呼び掛けていく。事務局体制は、実行委員会の中に県議会与党代表、野党代表の計2人を幹事として配置する方向。
 この日の会合には、県議会をはじめ、県子ども会育成連絡協議会や県老人クラブ連合会、高等学校PTA連合会など呼び掛け団体、賛同団体から18人が出席した。
 県議会事務局から(1)平和祈念公園は戦没者追悼の地で大会趣旨に沿うが交通が不便(2)宜野湾市海浜公園多目的広場は会場の収容能力や交通の利便性が高い一方、大会の意義付けに乏しい場所―など二会場の利点、欠点が説明された。
 仲里議長は「参加人数を確保でき(宜野湾市海浜公園でも)慰霊の気持ちを示す方法はあると思う。予算面も抑えられる」と話した。

検定撤回要求 県民大会9月29日に 会場も変更 宜野湾で沖縄タイムス2007.8.23
 高校歴史教科書で沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」への日本軍関与の記述を削除した文部科学省の検定意見撤回を求める超党派の県民大会の開催予定が変更になり、九月二十九日午後三時から宜野湾市真志喜の宜野湾海浜公園で開かれることが二十二日、決まった。当初、糸満市摩文仁で九月二十三日に開く予定だったが、交通の便や会場の収容能力などから断念した。
 開催予定の変更は、二十二日、県議会で開かれた実行委員会準備会で決まった。沖縄戦最後の激戦地・糸満市摩文仁の平和祈念公園での開催を強く望む声があり、交通の便や会場の収容能力などの問題は解決できるとみられた。しかし、県警などから意見を聞いた結果、平和祈念公園内は狭隘で、目標の五万人の達成が困難なこと、駐車場やバス輸送で渋滞が生じることから会場の変更を決定。さらに、九月二十三日は宜野湾海浜公園で別の団体のイベントが開かれることから同月二十九日に変更になった。

9.28沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック 連続学習会 第二回
―沖縄・辺野古基地建設への海上自衛隊出動を探る―「自衛隊 変容のゆくえ (仮題)」
日時 9月28日(金)19:00〜
会場 中野区立商工会館3F・大会議室
講師 前田哲男さん(軍事ジャーナリスト)
資料代 500円

米軍再編下の沖縄と「本土(ヤマト)」〜突出する軍隊の暴力〜
日時 9月29日(土)18:00〜
場所 文京区民センター2A 地下鉄三田線・大江戸線春日駅下車すぐ
講師 鳥山淳さん 新沖縄フォーラム『けーし風』編集運営委員/太田昌国さん 民族問題研究
主催 新しい反安保行動をつくる実行委員会
資料代 800円


7.15「ゆんたく集会・辺野古・大浦湾の自然と米軍基地建設」
辺野古・大浦湾の自然と米軍基地建設−防衛省調査が自然を破壊する−
主催:辺野古・大浦湾NGO会議 参加費:無料
日時:2007年7月15日(日)13:00開場,13:30開会,17:00閉会
場所:沖縄大学 3号館101教室(那覇市字国場555番地)
http://www.okinawa-u.ac.jp/shisetsuAccess.php

6.29合意してない「辺野古のことを話そう」企画
日時:6月29日(金)午後6時〜9時
会場:琉球大学法文学部新棟1階114教室
パネリスト:高作正博・新城郁夫・阿部小涼
6.30合意してない「辺野古で話そう」企画
日時:6月30日(土)午後12時半
集合:琉球大学法文学部駐車場→乗り合わせて辺野古へGO!
→辺野古の座り込みテント村で、前日のシンポジウムでしゃべったこと、しゃべりきれなかったことなどをわいわい語ります。
 1)みなさんが自分の「現場」で実践中のアクションを、ぜひご紹介下さい。
 2)乗り合い車を出せる方はぜひお願いします。
合意していないプロジェクトblogより

沖縄の海も山もクニのものかッ!!
〜辺野古新基地建設に反対する緊急集会〜

 沖縄は今年、復帰して35年の大きな節目を迎えます。県民が復帰に託した「核も基地もない平和な沖縄」の実現は、日米両政府によって踏みにじられ続けています。沖縄は、今なお全国の米軍基地の75%が集中する基地の島です。広大な米軍基地から派生する事件・事故、演習被害、爆音被害はあとを絶たず、県民の生命は脅かされ続けています。
 在日米軍再編により、沖縄の基地の強化・固定化と在沖米軍と在沖自衛隊の一体化が進められています。辺野古沿岸へのX字型滑走路と軍港をも持つ海兵隊の基地建設、嘉手納以南の米軍基地の整理・統合による北部への集約、海兵隊キャンプ・ハンセン基地と嘉手納基地の米軍と自衛隊の共同使用など。さらに海兵隊の司令部要員8,000人のグアムへの移転でも実践部隊は残り、実際の移転数は2,000〜3,000人とのこと。沖縄とグアムが一体となって海兵隊の戦闘能力を高めるための再編成です。このように日本政府の言う「沖縄の負担軽減」はまったくのまやかしです。
 また嘉手納基地へのパトリオット・ミサイルの強行配備、最新鋭戦闘機F22の配備など、同基地の強化も進められています。さらに自衛隊基地の強化も進んでいます。沖縄市への小銃射撃訓練場の建設、那覇基地へのF15の配備、陸自第一混成団の旅団への増強、宮古島への戦闘部隊の配備、下地島パイロット訓練場の自衛隊利用の動きなど。
 こうした中で日本政府・那覇防衛施設局は、4月24日に辺野古への基地建設に向けて環境アセスメントの方法書の公告・縦覧の手続きをおこなわずに、海域の現況調査(事前調査)を強行しました。環境アセスメントを踏みにじる暴挙で、断じて許すことはできません。ヘリ基地反対協議会、命を守る会は、4月28日のキャンプ・シュワブ包囲行動で全国の人々に基地建設阻止闘争への結集を呼びかけました。
 また、復帰から35年たっても基地の強化、演習の激化が進む中で、基地はいらない県民の大きな声を日本政府に突きつけていこうと、沖縄平和行進と嘉手納基地包囲行動への大結集に向けて県内外の人々が立ち上がっています。
 私たちは決意を新たにして辺野古への基地建設、沖縄の基地強化を許さない闘いを強め、7月の参議院議員選挙では基地はいらない沖縄の声を何としてでも国政に反映させていこうと緊急集会を開催します。
 ぜひとも参加と賛同をお願いします。
日 時
日(土)午後6時30分開始
会 場:イーストステージいけぶくろ(文化センター)電話:03-3984-7601 コア・いけぶくろ(豊島区民センター)6階 JR池袋駅東口5分
沖縄からの発言者:山内徳信さん(基地の県内移設に反対する県民会議・共同代表)/安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会・代表委員)/平良夏芽さん(平和市民連絡会・共同代表)
参加費:800円
主 催:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック/東京都千代田区三崎町2-2-13-502/電話:090-3910-4140 Fax047-364-9632
賛同金:一口 個人:1,000円 団体:3,000円/郵便振替(口座番号)00150-8-120796/(加入者名)沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック

「自衛隊の政治利用を憂慮する大学人有志」による声明

安倍晋三内閣総理大臣及び
久間章生防衛大臣へ

沖縄県名護市辺野古沿岸への防衛省による自衛隊派遣に抗議する声明

 沖縄は、1945年3月から日米両軍による熾烈な戦闘のあった地であり、軍人よりも多くの民間人が命を落とした地である。この地において、今年5月18日、日本を守る自衛隊が日本国民に対峙する事態となった。私たちはこの自衛隊派遣を深く憂慮している。
 沖縄では、今、米海兵隊新基地建設のための環境アセスメント「事前調査」実施がすすめられようとしている。その事業主体である防衛省が自らの指揮下におく海上自衛隊を派遣したことは、現行の自衛隊法の枠を逸脱し、その拡大解釈につながるきわめて危険なことである。
 警察や海上保安庁に比べると強力な実力行使を可能とする自衛隊の行動には、国民に対する説明責任とそれに耐えうる慎重さが求められる。これによってこそ、政府に対する国民の信頼が育ちうるのである。自衛隊の「事前調査」への投入は、米軍再編協議における日米合意の実施において、地元・沖縄での支持を得る努力をするという政府の言葉とは、あまりにもかけ離れている。自衛隊は日本や日本国民の安全のために存在すべきであって、自衛隊が国民を抑え込む行動は、これからの日本に重大な禍根を残す暴挙である。
 防衛省による辺野古への自衛隊派遣は、(1)法的根拠を欠き、(2)地元の声を無視し、(3)自衛隊の政治利用であると考える。私たちは辺野古の基地建設に対する賛否の立場を越えて、そのことに強く抗議する。国民に対峙する「事前調査」を中止し、国民から信頼を得る方法を模索するよう強く要求する。

2007年5月24日

自衛隊の政治利用を憂慮する大学人有志

秋山勝(大学非常勤)、新垣誠(沖縄キリスト教学院大学)、石原昌家(沖縄国際大学)、稲福みき子(沖縄国際大学)、江上幹幸(沖縄国際大学)、大城渡(名桜大学)、加藤彰彦(沖縄大学)、我部政明(琉球大学)、神山繁實(沖縄キリスト教学院大学)、喜納育江(琉球大学)、黒澤亜里子(沖縄国際大学)、桜井国俊(沖縄大学)、佐藤学(沖縄国際大学)、島袋純(琉球大学)、高作正博(琉球大学)、高良鉄美(琉球大学)、鳥山淳(大学非常勤)、波平恒男(琉球大学)、西泉(沖縄大学)、宮城公子(沖縄大学)、山門健一(沖縄大学)(五十音順)

●抗議文
 掃海母艦「ぶんご」の沖縄派遣に強く抗議し、ただちに母港に引き返すことを求めます

防 衛 大 臣 久間章生 殿
自衛艦隊司令官 香田洋二 殿
横須賀地方総監 荒川堯一 殿
掃海隊群司令  加藤耕司 殿

 5月11日、呉を母港とする掃海母艦「ぶんご」が横須賀基地を出港して沖縄に向いました。「呉の船がなぜ、横須賀から」と疑問に思いました。しかし、「艦長(二佐)のほか掃海隊群司令(海将補)と複数の幕僚が乗艦しており、任務の重大性を裏付けている」との新聞報道に接して、ようやく納得がいきました。呉からわざわざ横須賀にやってきて沖縄に向ったのは、横須賀の掃海隊群司令部の司令、幕僚などの幹部を乗艦させるためだったということを。
 私たちは事態の深刻さに驚いています。海上自衛隊は、いったい何をやろうとしているのですか。大砲(76ミリ砲)を搭載した軍艦を辺野古周辺の海域に登場させて、反対行動を威嚇するつもりですか。
 私たちは、「ぶんご」派遣を計画した久間防衛相、塩崎官房長官をはじめとする安倍内閣に強く抗議します。塩崎官房長官は10日の定例記者会見で、海上自衛隊の隊員を防衛施設庁の職員の身分で、沖縄・辺野古の環境現況調査に動員する可能性のあるとの発言をしました。しかし、11日の横須賀出港という事実から見れば、10日の時点で「ぶんご」の派遣は決定済みで、準備は完了していたと思わざるをえません。
 17日、久間防衛相は参議院の外交防衛委員会で「妨害に対する人命救助も含め、どんな場合も対応できる万全の態勢を取っている」「施設庁に任せるのでなく、防衛省を挙げてこの問題と取り組まないといけない」と発言しました。私たちは心の底から怒っています。沖縄の人々、辺野古の人々が反対し続けてきた普天間基地の県内移転。安倍内閣はこれらの声に真摯に耳を傾けるのではなく、海上自衛隊を動員して威嚇を加え、反対の声を押しつぶそうとしています。
 昨年5月30日の閣議決定は、普天間代替施設について、「沖縄県及び関係地方公共団体と協議機関を設置して協議し、対応するものとする」としています。国は沖縄県や名護市から「新沿岸湾」について、明確な同意を得ていないのではないか。このような段階での「現況調査」は、そもそも公約違反であり、あってはならないことです。また、事業内容も「方法書」も明確にせずに実施するこの環境現況調査は、基地建設に反対する人々の心を踏みにじるばかりでなく、環境影響評価法の趣旨(事業者の説明責任、意思決定過程の透明化、住民参加など)に反し、辺野古の海の自然を破壊する行為です。
 かかる暴挙は、沖縄の人々の怒りをかきたて、海上自衛隊の隊員にとりかえしのつかない深刻な動揺をもたらすことは確実です。海上自衛隊の中にも今回の派遣には異論があることがすでに報道されています。
 米軍の要求を受け入れるためにはもう時間がない、とばかりに力ずくで米軍再編を進めようとするやり方は絶対に許されません。そもそも、「妨害に対する人命救助」などという任務は自衛隊法のどこにもありません。先の防衛相の発言は、局地的な治安出動命令と変わるところはありません。沖縄戦の記憶が深く人々の心に傷となって残っている沖縄で、民衆を敵とするこのような行動に自衛隊=軍隊を活用することの意味は余りにも重大です。政府は、「妨害に対する人命救助も含め、どんな場合も対応できる万全の態勢」が、警察や海上保安庁ではとることができないことを、自衛隊法78条の趣旨にもとづいて説明する最低限の説明責任すら果たしていません。防衛庁設置法も自衛隊法も、自衛隊を「私兵」のように動かす権限を防衛相に与えてはいません。
 自衛隊法の身勝手な拡大解釈で、事を進めようとするやり方は、これまでにも増して、広範な人々の怒りと行動を呼び起こすことを、今回の「ぶんご」派遣決定にかかわったすべての関係者は自覚すべきです。
 自衛隊の掃海部隊は湾岸戦争後のペルシャ湾に派遣されました。これは自衛隊の初の海外派遣でした。今また掃海母艦「ぶんご」が、自衛隊発足以来初めての取り返しのつかない行動を起そうとしています。

 私たちは、掃海母艦「ぶんご」を、ただちに母港である呉基地に引き返すことを求めます。
 環境現況調査への自衛隊の参加を、ただちに中止することを求めます。
 自衛官の皆さんが、この反民主主義的脱法行為に手を染めることに、自衛隊の中から反対の声を上げることを、願ってやみません。

2007年5月19日

●申入れ団体:すべての基地に「ノー」をファイト神奈川/戦争反対・平和の白いリボン神奈川/名護へリポート基地に反対する会/バスストップから基地ストップの会/ふぇみん婦人民主クラブ横浜支部/平和をつくる大和市民の会/「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会/派兵チェック編集委員会/新しい反安保行動をつくる実行委員会/グループ 武器をつくるな! 売るな!


4.16「やんばるの森を守ろう!
  米軍ヘリパッド建設を止めよう!!」集会


 沖縄の大切なやんばるの森。そこには、ノグチゲラ・ヤンバルクイナ・ヤンバルテナガコガネなど、ガラパゴス諸島よりも豊富な生態系があり、日本の動植物の4分の1がやんばるの森にいるといわれ、世界自然遺産の候補地にも何度もあがっています。
 地元高江区民は、自然とともに共存共栄をして暮らしてきました。そんな高江区に、今、米軍ヘリパッドが作られようとしています。また、辺野古への環境アセスメントの精神を無視した事前調査の実施を行おうとしていること、宜野座村松田区での国道へ銃口を向けた訓練、提供水域外の東村平良区でのヘリコプター訓練など、米軍は地元沖縄の声を無視してまさにやりたい放題。本当に許せません。
 SACO合意から10年、米軍再編の波が沖縄に押し寄せています。そんな沖縄の現状報告を交えながら報告を行います。ぜひご参集下さい!!

日時:2007年4月16日(月)19:00〜
場所:南部労政会館TEL03-3495-4915第六会議室(JR山手線・大崎駅下車徒歩3分)
主催:なはブロッコリー&沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(共催)
報告者:本永貴子(なはブロッコリー代表)
参加費:500円/お問合せ:090-3910-4140沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック


【緊急署名のお願い】
辺野古基地建設事前調査反対

 地元の住民や名護市や沖縄県の意向よりも、日米の宣言を重視する日本政府は、できるだけ早く普天間代替基地建設計画(辺野古沿岸への新基地建設)を進めようと、環境アセスメント法の趣旨を無視して事前現況調査を進めようとしています。
 環境アセスメント法で決められた「アセスメントの手続きの流れ」によれば、事業者(防衛省)は、対象事業の概要を明らかにし許認可権者に届け都道府県知事の意向を聞き判定してアセスメント方法を決定(以上が1「対象事業の決定」)し、次にアセスメント方法書案を作成して公表し広く多くの人や市長村長の意見を聴いて知事が意見を出してアセスの方法を決定する(以上が2「アセスメント方法の決定」)、そしてやっと調査・予測・評価と対策の検討(以上が3「アセスメントの実施」)に着手できるのです。
 政府は急ぐ余り以上の1と2の手順をすっ飛ばして事前現況調査をすべく、3月初旬に入札公示しました。
 私たちは沖縄辺野古現地とも相談して、事前調査をしないよう要請する署名文を作成し、広く皆さんからの署名を集め提出することを決めました。
 皆さん、大変お忙しいと存じますが、この趣旨をご理解の上、ご協力をお願いします。
【署名の概要】
1 署名内容(後述)/2 締切:3月末日/3 提出:4月2日夕刻防衛省にて
4 署名用紙・辺野古実のウェブからダウンロードできます。/反安保実のウェブでもダウンロード可能です。
5 署名方法
・署名用紙による署名/郵送:東京都千代田区三崎町2-2-13-502沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック気付・FAX:03-3234-4118(市民のひろば)
・メールによる署名/タイトルに「辺野古基地建設事前調査反対署名」と書き、氏名と住所を書いて、次のアドレスに送信してください。hananpojitsu@jca.apc.org
【問い合わせ】090-3910-4140、又は市民のひろば(03-5275-5989、木曜夜)

内閣総理大臣  安倍 晋三 様
防衛大臣 久間 章生 様
防衛施設庁長官 北原 巌男 様、那覇防衛施設局局長 佐藤 勉 様
環境大臣 若林 正俊 様
沖縄県知事 仲井眞弘多 様 

 「沖縄・辺野古新基地建設のための事前調査反対」緊急署名

 辺野古沿岸新基地建設の事前調査を実施しないでください
 いわゆる「普天間代替基地建設計画」(沖縄・辺野古沿岸への新基地建設)で、事業者が環境アセスメント法に基づかない事前調査の実施を計画していると聞きました。既に事前調査のための入札公示がされ3月末に入札すると報道されています。私たちは以下の理由でこれに反対です。
1 事前調査は、環境アセスメントの法の趣旨に反している
 すなわち、環境影響評価法に基づく事業の判定(スクリーニング)もアセスメント方法書の決定(スコ―ピング)も実施せず住民等の意見を取り入れないまま、事前現況調査をすることは、「事業の内容を決めるに当たって、事業により得られる利益や事業の採算性だけでなく、環境の保全についてもあらかじめよく考えていくことが重要」(環境省パンフから)という法の精神を無視した手順である。環境アセスメント学会副会長の原科東工大教授も「法の趣旨に反する」と発言し、環境省担当者も同発言に共感しているほどである。
2 事前現況調査の実施によって環境が破壊される
 アセス法によらないサンゴの産卵などの事前調査は、非科学的で不完全な調査になり、環境を破壊する可能性がある。このことは、先の辺野古沿岸案のボーリング
調査実施(2004年4月から)でも、サンゴ礁が無惨に傷つけられジュゴンも近づけない状況を作った実績が証明している。
3 県や市や住民が反対している状況の中で、拙速に作業を実施するべきでない
 辺野古海上基地建設が1997年の名護市民投票で拒否されたように、辺野古沿岸案に対しても沖縄県民、名護市民、地元区民の多くが反対している。そんな状況の中で、まず実施すべきは地元住民に説明し住民の納得を得ることである。
以上より、事前調査を実施しないことを強く要請します。



<宜野湾市主催>
3.10普天間飛行場問題シンポジウム

●開催日時:2007年3月10日(土)午後3時〜午後5時
●開催場所:宜野湾市民会館
 本市の中心部に位置する普天間飛行場は、戦後61年以上経った今なお、米軍施設として使用されており、 市のまちづくり計画の大きな阻害要因であると共に、多くの危険性を伴う米軍基地として認識されております。
 2004年8月に発生した大学構内への米軍ヘリ墜落事故は誰もが恐れていた大惨事が現実になったものであり、住宅密集地に囲まれる飛行場に潜在する危険性が如実に実証されたものでありました。
 本市は、SACO最終報告返還期限の2003年以来、普天間飛行場返還アクションプログラムを策定し、市街地上空で繰り返されている旋回飛行訓練による墜落の危険性と騒音激化を訴え、2008年までの普天間飛行場の・即時閉鎖・返還を強く求めてきましたが、 昨年5月の在日米軍再編協議では普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部への県内移設が合意され、宜野湾市にある普天間飛行場の危険性除去については策が示されないまま、更に2014年までの長期にわたり危険性が放置されようとしております。これ以上、市民の生命・財産が危険に晒されることは決して許されるものではありません。
 半世紀余も多大な基地負担を強いられてきた宜野湾市民の爆音被害をはじめとする墜落の危険性等基地被害の苦悩を早期に解決するためにも、今回、普天間飛行場問題シンポジウムを開催し、危険性を除去するための解決策等について多くの若い世代が討論を行うことにより、今後の取り組みの方向性を模索することを目的とする。
●開催内容:
第一部(20分)FEC公演「お笑い米軍基地」
第二部(20分)伊波市長基調講演「普天間飛行場の閉鎖・返還に向けた市の取り組み」
第三部(50分〜60分)普天間飛行場問題シンポジウム「普天間飛行場の危険性を除去するために若者はどう考えるか。」
  ◆コーディネーター:高良鉄美教授 ◆アドバイザー:伊波洋一市長
  ◆パネリスト:琉球大学・沖縄国際大学・沖縄キリスト教学院大学の学生
●主催:宜野湾市
沖縄タイムス2007.3.11<基地反対 若者は声を/普天間シンポ 県内6大学生が討議>
【宜野湾】基地被害の早期解決を目指し、若者のメッセージを発信しようと「普天間飛行場問題シンポジウム」(主催・宜野湾市)が十日、宜野湾市民会館で開かれた。県内三大学の六人の学生をパネリストに活発な意見が交わされた。コーディネーターは高良鉄美琉球大学教授。
 那覇市在住で、沖縄国際大学入学まで基地問題に実感がなかったという同大三年の嘉数陽さん。「若い人が基地問題に関心が薄いのは生まれた時から基地があるから。何の疑問も思い浮かばない」と強調。その上で「小中学校の授業で国語、数学、英語みたいに基地問題を扱ってはどうか」と提案した。
 「友達と基地問題を話すのは抵抗がある」という琉大四年の比嘉千奈津さん。「危険性除去の一番の方法は基地返還。次世代を担う私たちが頑張りたい」と語気を強めた。
 沖縄キリスト教学院大学三年の山内駿さんは基地反対のオレンジのリボンを身に着けていることを紹介。「意思表示をすることで、基地問題への議論のきっかけになる」と強調した。
 琉大三年の川野勇輔さんは「普天間飛行場を撤去することで、他の基地もなくなる方向に進むのではないか」と指摘。「名護市辺野古への移設は間違いだ。きれいな海を基地で埋め立ててしまうのは残念でならない」とため息をもらした。
 「補助金を出して基地を受け入れさせるのは地方自治体の足元を見ている」と国の対応を批判したのは沖国大三年の渡嘉敷真さん。「一時の金より自然など大事なものがある。県内基地移設反対の声を学生が上げるべきだ」。跡地利用について、沖縄キリスト教学院大学三年の新垣誠貨さんは「平和を考える施設を造ればどうか。教育現場では沖縄戦の歴史は教えるが、現実の基地被害については教えられていない」と指摘した。

【平和市民連絡会よりお願い】
エクアドル会議派遣カンパの要請
あらゆる扉をたたこう! 辺野古のたたかいを全世界へつなげよう!

沖縄平和市民連絡会は、「世界反基地ネットワーク会議・エクアドル」に参加します。


★「エクアドル会議」って何?
 2004年にムンバイ(インド)で開催された「第4回世界社会フォーラム」で、34カ国125人が参加して「国際反米軍基地会議」が開かれました。このときの参加者の呼びかけで「外国軍事基地撤廃国際ネットワーク(世界反基地ネットワーク)」が結成されました。そしてインターネット上での議論や、米軍基地に反対する共同行動など、さまざまな取り組みを経て、この国際的ネットワークを強化し、より実働的なものにすることを目的に、2007年3月5日から4日間、南米のエクアドルで、設立総会を開催することになりました。
 世界反基地ネットワークは、「エクアドル会議」への参加呼びかけ文で、「外国軍基地、その他の形態の外国軍の存在、そして社会全体の軍事化が、世界のいたるところで民主主義・正義・主権を犠牲にしつつ、特定の国や企業のために利用されている」と呼びかけ、そのことに対し「基地を廃止し、地球社会と各国社会を非軍事化することなくして『もうひとつの世界』を作ることはできない」と訴えています。
 その訴えに共鳴し、沖縄・辺野古の新基地建設を阻止し、沖縄・日本、そして東アジアの脱軍事社会化の実現を目指すために、平和市民連絡会は、エクアドル会議への参加を決定しました。

★会議に参加して何ができるの?
 エクアドル会議は、反軍事基地活動家の国際会議として近年で最大規模のものです。国際的なネットワークを創設し、互いの顔が見える関係づくりを通して、これから先さらに親密な日々のやりとり、お互いの経験の共有、戦略や教訓の交流、いっそう効果的な国際キャンペーンの戦略の作成などを行う、重要な会議となります。
 辺野古のボーリング調査阻止座り込みが1000日を越えました。この間、辺野古に心を寄せてくださったみなさまからの支援がそうであるように、韓国、中国、台湾、フィリピン、グアム、米国、ビエケス、コスタリカ、etc.……世界のさまざまな地域から辺野古現地を訪れた方々が、辺野古新基地建設を阻止する力となりました。エクアドル会議は、そうした世界中の仲間との再会や、新たな出会いと交流の場となることでしょう。
 アジア・太平洋地域、世界中で進行している「米軍再編」の実態を、互いの経験をつきあわせ分析することで明らかにし、共同作業の可能性を探ります。また、記録映像の上映などを通して、辺野古のたたかいがいかなる意義をもっているのかを、世界中から集まる人々に知らしめ、今後に予想される厳しいたたかいに勝利するための、さまざまな手がかりを得たいと切望しています。

★支援のおねがい
 沖縄平和市民連絡会は、エクアドル会議にメンバーを派遣するにあたって、カンパを募ることにしました。派遣団は、安次富浩・高里鈴代・平良夏芽の三名です。目標額は60万円です。集まった資金は渡航費・滞在費として役立てることにします。

★派遣団の活動目標
 1)世界中に辺野古のたたかいの支援の輪を広げます。
 2)エクアドル会議に結集した世界の反基地運動の活動家・理論家・民衆運動とのネットワークを作ります。
 3)エクアドル会議の模様や、世界中の反基地運動の潮流を、みなさまに報告します。ニュースレターの発行や報告集の作成など、なんらかの形で、会議での経験をみなさまと共有したいと考えます。
 4)会議から持ち帰った成果を、これからのたたかいに最大限活かしていきます。

 知ることは力になり、連帯はたたかいの杖となります。
 みんなの力で、代表団をエクアドル会議に送りだそうではありませんか!

★振込先 郵便振替口座 01710−5−88511/郵便振替口座名称 平和市民連絡会
       (振替用紙の通信欄に「エクアドル・カンパ」と記入してください。)
★募集期間 2月1日〜28日まで
★連絡先 電話098-862-2277 FAX098-861-6466

「なはブロッコリー」より、カンパの要請

 1996年のSACO合意で、北部訓練場の約半分の返還が発表されてから10年の月日が経ちました。当初、返還予定地にある7個のヘリパッドのうち66個を残る地域に移設するという条件付の返還計画は、環境団体・学者などの反発を呼び、断念したように見えました。しかし、昨年の2月、環境アセスメントの計画が着々と進められていることがわかったのです。しかもそのヘリパッドは、北部訓練場に隣接する東村高江区を取り囲むように建設されようとしています。
 現在でも高江区では、ヘリコプターによる昼夜を問わず深夜まで無灯火での訓練や、食料を持たず訓練場内で捕食するサバイバル訓練、訓練場内にある国管理ダムでの水上訓練などが行われています。高江区民は小中学校の真上をも飛ぶヘリコプターによる騒音被害や事故の恐怖に悩まされています。また訓練場と住宅地域との間にはそれと分かるような境界線もなく、区内の道路わきまで出てくる武装した兵士による事件・事故の恐怖にさらされ続けています。実に草むらに隠れ、民間地域に向かって銃を構えていたりするのです。
 さて、返還されずに残る地域にはヘリパッドがないのでしょうか?そうではありません。今も15個のヘリパッドが存在しています。ではなぜ新しいヘリパッドを米軍がほしがるのか。答えは、辺野古との関連にあります。事故が多いことでも有名な「オスプレイ」というアメリカの新型輸送機での訓練が行われるのではないかといわれているのです。これは、辺野古に基地が作られると沖縄に配備されるといわれ、それを裏付けるように、建設予定図には2つのヘリパッドが隣接した場所が2箇所あり、オスプレイの滑走路になると推測されます。
 また、北部訓練場のあるヤンバルの森は世界でも類を見ない豊かな自然のある森です。ヤンバルクイナやノグチゲラなどの希少動物をはじめ、日本に生息する動植物の実に4分の1が生息し、イタジイの木を中心に豊かな生態系を保っています。そして、県民の飲み水として供給される大切な水源地でもあるのです。
 先月、北部訓練場に隣接する福地(ふくち)ダム・新川(あらかわ)ダムで、米軍のものと見られるペイント弾・照明弾・使用済み手榴弾・散弾銃など、1万2000発以上が見つかりました。いまや米軍基地により水の安全までもが脅かされていることが明らかになったのです。
 私たち「なはブロッコリー」は、昨年8月から高江区の皆さんとともに話し合いながら、ヘリパッド問題に取り組み活動してきました。今まで、デモ行進や勉強会、県・防衛施設局への申し入れ、抗議の記者会見などを行っています。
 今回、東村の方々から「東村議会はオール与党という状況なので、この問題があまり知られていない。もっと知らせてほしい」という要望があり、早急にパンフレットを作成し、まずは東村を手始めにポスティングしようと決め、準備を進めています。なはブロッコリーは実質3人の自腹で活動してきましたが、現在資金不足に悩んでいます。そこで、全国の皆さんにカンパの要請を行うことにしました。
 私たちのモットーは「ヤンバルの森の生態系の中心をなすイタジイの木になったつもりで頑張ること」。イタジイの木はまるでブロッコリーのような形をしているのでこの名前をつけました。どうぞ、皆様の暖かいお力添えをよろしくお願いします。
◎カンパの送り先: 郵便貯金:17010-16061551 名義:なはブロッコリー
2007年2月16日
なはブロッコリー・代表 本永貴子
http://blogs.yahoo.co.jp/yannbarunomori/

1.21「沖縄の水がめを守ろう!!
ヘリパッド建設問題を考える集会」のご案内


 今沖縄の水がめが危ない!!
 連日、福地ダムに放置されていたペイント弾の報道が続いています。私たちの大切な水の安全は守られているのでしょうか?
たくさんのダムのあるヤンバルでは、1996年のSACO合意で北部訓練場の過半が返還されることが発表されました。しかしそれは、移設条件付でした。その条件とは、返還されない部分に返還される土地にあるヘリパッドを移設するというものです。福地ダムや荒川ダムのダム際から始まる返還されない部分には、6箇所のヘリパッドの移設計画が進んでいて、工事が始まると13ヶ月で建設する予定になっています。しかも、このヘリパッドは東村高江地区を囲むように建設されようとしているのです。
 現在、東村高江区近くのヘリパッド(一番近い民家から400メートルしか離れていない)では、夜10時過ぎまで、ヘリコプターによる無灯火でコンクリートを吊り上げ、運ぶ訓練が行われています。二度にわたる区民の抗議決議。簡易水道で暮らす高江区のみなさんは、上水道を引くといわれても建設を拒否してきました。また、北部訓練場内の訓練も、民間地域や希少動植物生息地域との境目のない危険な訓練であることもわかってきました。辺野古と連動した危険なオスプレイの配備も取りざたされています。
 そんな中、ヘリパッド建設に向けた県条例に基づく「環境アセスメント」が最終段階に入っています。このままでは、今年度中にもヘリパッド建設が始まってしまう状況です。
 沖縄県民の生活用水の52.7%は国管理ダムによってまかなわれています。北部にある国管理ダムは全体がひとつのダムのように地下でつながっているのです。降った雨水が地上に湧き出てくるまで100年の時を要するとも言われています。水を使う側の私たちに何が出来るのか、みんなで考えていきましょう。東村高江区の方も参加されます。ぜひご参加ください。

●日 時 2007年1月21日(日)午後6時30分から(開場午後6時)
●会 場 教育福祉会館2階ホール(那覇市古島・モノレール古島駅徒歩3分)
●資料代 500円
●発言者(交渉中含む)
 ・環境アセスメント概要と問題点 桜井国俊(沖縄大学教授)
 ・ヘリパッド移設問題の環境アセスメント 土田武信(ジュゴンネットワーク沖縄・事務局長)
 ・オスプレイ配備問題ほか 真喜志好一(沖縄環境ネットワーク・世話人)
 ・ヤンバルの森を世界自然遺産に 伊波義安(奥間川流域保護基金代表)
 ・高江区から 高江区住民

なはブロッコリー日記ヘリパッド移設問題(資料)
沖縄タイムス2007.1.17<高江区が阻止行動決議/ヘリパッド建設>


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