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四天王寺前針灸院
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F3(腎・副腎)良導絡
   F3(腎・副腎)良導絡は、身体の「分ける」機能にかかわる自律神経と関係します。通常、身体の分けるとは、機能が2つに分かれる働きで、腎臓、骨(造骨・破骨)、下垂体・副腎(ホルモン分泌)、脳・自律神経(交感神経・副交感神経)などの働きをあらわします。とくに、F3(腎・副腎)良導絡では、ホルモン分泌の働きをあらわします。なので、これらの器官・機能は、とても深い関係にあります。また、この働きは、お互いに協調・競合して営んでいます。そして、その協調が乱れると、さまざまな症状(高血圧、骨折(骨粗鬆など)、排尿や神経の障害など)が生じてきます。

   F3(腎・副腎)良導絡の測定値は、副腎を含む内分泌系の異常と関連して変動することが多いようです。その他、骨、腎臓、神経の異常の時にも変動がみられます。
※東洋医学では、副腎を「腎」としています。

   F3(腎・副腎)良導絡の測定部(代表測定点)は足の関節の内側(内くるぶし)の下方にあります。この部において微弱な通電電流量(測定値)を測り、その数値の高・低によって判断(診断)します

H系
H1( 肺 )良導絡
H2(心嚢)良導絡
H3( 心 )良導絡
H4(小腸)良導絡
H5(リンパ)良導絡
H6(大腸)良導絡

F系
F1( 膵・脾 )良導絡
F2( 肝 )良導絡
F3( 腎・副腎 )良導絡
F4(膀胱)良導絡
F5( 胆 )良導絡
F6( 胃 )良導絡

■臨床の手引き

(1) 症状が現れるところ
イラストorスナップ写真 上半身・・・
咽喉部、耳、前頸部、胸中央部

下半身・・・
下腹・陰部、大腿の内側、下腿の内側、足底など

(2) 関連する器官・機能
イラストorスナップ写真 器官では・・・
神経系:脳(視床下部)、自律神経(ホルモン系)など
内分泌系:副腎、下垂体など
泌尿器系:腎臓、尿管など
その他:生殖器、耳など


機能では・・・
おもにホルモンと泌尿・生殖器の働き

(3)よく見られる病症
イラストorスナップ写真 《 F3測定値が・・・ 》※:平均40μAより

高い場合
よくある : 気分不快、高血圧など
時々ある : 口乾き、下腹異常、胸が苦しい、咳嗽、足ほてり、性力異常など

低い場合
よくある : 易疲労、性力減退、足腰冷えるなど
時々ある : 便通異常、記憶力減退、耳鳴りなど

(4)よく用いられるツボ(灸・指圧の経穴)
イラストorスナップ写真 胸腹部・・・
F5-21(京門)

腰背部・・・
F4-34(腎兪)

(5)よく用いられる漢方薬
イラストorスナップ写真 咽喉症状・・・
桔梗湯(ききょうとう)F3↓。 のど腫れ・咳の人。ただし胃腸の弱い者に不向き