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四天王寺前針灸院
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F2(肝)良導絡
   F2(肝)良導絡は、身体の「動き」機能にかかわる自律神経と関係します。通常、私達の体内での動きは、神経(末梢神経系など)・筋肉(腱・靱帯など)などによる働きです。また、F2(肝)良導絡の動きは、そのすべて活動に、胆の機能がかかわっています。さらに、心(こころ)や性の働きも影響します。なので、これらの器官や機能は、とても深い関係にあります。それに、この働きは、すべてが協調して営んでいます。そして、その協調が乱れると、さまざまな症状(精神、生殖器や運動の障害など)が生じてきます。

   F2(肝)良導絡の測定値は、肝機能の異常と関連して変動することが多いようです。その他、脳・脊髄、筋肉の異常の時にも変動がみられます。さらに、心(感情)の動揺の時にも変動するようです。
※東洋医学では、腱を「筋」、筋肉を「肌肉」としています。

   F2(肝)良導絡の測定部(代表測定点)は足の背側、第1趾と第2趾の関節の後ろにあります。この部において微弱な通電電流量(測定値)を測り、その数値の高・低によって判断(診断)します。

H系
H1( 肺 )良導絡
H2(心嚢)良導絡
H3( 心 )良導絡
H4(小腸)良導絡
H5(リンパ管)良導絡
H6(大腸)良導絡

F系
F1( 脾・膵 )良導絡
F2( 肝 )良導絡
F3( 腎・副腎 )良導絡
F4(膀胱)良導絡
F5( 胆 )良導絡
F6( 胃 )良導絡

■臨床の手引き

(1) 症状が現れるところ
イラストorスナップ写真 上半身・・・
頭頂部、目、前頸部、脇肋

下半身・・・
鼠径部、大腿の内側、下腿の内側、足背(おや指の外側)など

(2) 関連する器官・機能
イラストorスナップ写真 器官では・・・
神経系:脳(大脳辺縁系)、自律神経(交感神経系)など
消化器系:肝、胆、胃腸など
生殖器系:子宮・睾丸・卵巣など
骨格系:筋肉(腱)、肋間など
その他:目など


機能では・・・
おもに血液とリンパ循環の状態

(3)よく見られる病症
イラストorスナップ写真 《 F2測定値が・・・ 》※:平均40μAより

高い場合
よくある : イライラ、不眠、腰痛など
時々ある : めまし、目の異常(充血)、月経異常、生殖器病、胸腹が苦しい、気分不快、肋間神経痛、消化不良(嘔吐、胃が張る)など

低い場合
よくある : 立ちくらみ、性力減退など
時々ある : 易小便漏れ、視力減退、無気力、脱腸、肋間神経痛、ノイローゼなど

(4)よく用いられるツボ(灸・指圧の経穴)
イラストorスナップ写真 胸腹部・・・
F2-19(期門)

腰背部・・・
F4-44(肝兪)

(5)よく用いられる漢方薬
イラストorスナップ写真 婦人科症状・・・
温経湯(うんけいとう)F2↓。手足がほてり、唇が乾くの人
温清飲(うんせいいん)F2↓。皮膚かさかさ、色つや悪い、のぼせる人
加味逍遙散(かみしょうようさん)F2↓。肩こり、疲れやすい、精神症状のある人


痔・・・
?帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)F2↓。冷え性、出血傾向の人。ただし胃腸の弱い者不向き