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古賀志山-山の旅 |
赤川ダムからの古賀市山眺望:赤川ダムから紅葉に染まる古賀志山と連なる中尾根などの稜線。ダムの水面に広葉の彩が映りこむ。
582.3bルの三角点を持つ古賀志山(こがしやま)は、栃木県宇都宮市の西北西約12kmに位置し、市の森林公園内にあり、市民に親しまれている。また「栃木百名山」の一座でもある。
岩尾根を針葉樹林帯と広葉樹林帯が囲うこの地域には、変化に富んだ適度な岩稜ルートが存在するとともに、カタクリ、アカヤシオそしてヒメイワカガミなど四季おりおりに咲く花の種類が多い。
このサイトでは、古賀志山への基本3ハイキングコースを中心に、その派生コースも含めて、四季おりおりの植物を紹介しながら、各コースの特徴や注意箇所を紹介する。
旅詳細
参考情報
常連者の話では、古賀志山には100ものハイキングコースが存在するとのことである。ここでは、一般登山道3コースに、愛好家の利用が多いバラエティに富んだ主要7コースを中心にして、主要コースに繋がるバリエーション・ルートも紹介する。
ルートやトレイルは網の目状(ここではネットトレイルと呼ぶ)に広がっており、道標も極めて少ないためコースを見失い易い。本サイトを活用してネットトレイルを理解し、四季おりおりの風景や、豊富な自然を安全に楽しんで頂ければ幸いです。
古賀志山全体トレイル |
個々のルート・トレイルは整理中です。2016年順次報告します。
古賀志山と御岳(御嶽山)そして鞍掛山などの山頂付近には社(やしろ)又は祠(ほこら)が数多く設置され、古い昔から多くの人に敬われ又愛されてきたことが伺える。50万人都市の宇都宮市や10万人の人口を抱える鹿沼市などの近在市街から近く、森林公園に広い駐車場を備えているアクセス条件の良さもあって多くの登山愛好家を集め、近年では主登山道から、いつの間にか沢山のトレイルが延びている。
岩尾根を針葉樹林帯と広葉樹林帯が囲うこの地域には、変化に富んだ適度な岩稜ルートが存在するとともに、カタクリ、アカヤシオそしてヒメイワカガミなど四季おりおりに咲く花の種類が多いため、ルートや花を求めて、必然的にトレイルが増殖したものと思われる。
常連の愛好家の話では100ものコースが存在するとのことである。ここでは、一般登山道として紹介されている3コースに、愛好家の利用が多いバラエティに富んだ7コースを加えた主要10コースを中心にして、その主要コースに繋がるバリエーション・ルートもできる限り紹介していく。
この網の目状のトレイルを自然を守りながら自在に歩き回り、四季おりおりの風景や豊富な自然を、安全に楽しんでもらうのがコースを紹介する者の願いである。
古賀志山北トリム・天狗鳥屋コース |
コブシ岩展望台からの展望:眼下に赤川ダム、遠方に関東平野が広がる。
北トリムコース図:青色の太い実線で示す。
森林公園駐車場:約300台駐車可。トイレ有。
森林公園駐車場・車道脇:約30台。時間外駐車可。
北トリムコース東入口:矢印の階段を登る。
トリム・アミダの山:不規則に並んだバーを登る。
トリムコース分岐:登ると天狗鳥屋方面。
天狗鳥屋方面分岐:左手に折れて天狗鳥屋方面。
トリムコースから天狗鳥屋・コブシ岩展望台分岐。
天狗鳥屋山頂:木々に覆われていて展望は無い。。
このコースは、赤川ダムの北側にある南向きの斜面を「天狗鳥屋」の山頂を往復しながら、北トリムコースを周回する手軽なコースで、お子さん連れの家族や年配の方にもおすすめできる。
「天狗鳥屋」は木々に覆われているため展望はないが、山頂から南北に延びる短い尾根の南端には、ベンチが設置された展望地があり、古賀志山や中尾根、赤川ダムを展望しながら、落ち着いて休憩できる。
復路は、往路とは逆のトリムコースを辿って、整備された健康遊具(トリム)を楽しんでもらいたい。
@(森林公園)駐車場5分⇒Aトリムコース東入口15分⇒Bトリムコース分岐5分⇒C天狗鳥屋分岐10分⇒天狗鳥屋2分⇒Dコブシ岩展望台10分⇒E天狗鳥屋分岐3分⇒トリムコース分岐12分⇒トリムコース西入口8分⇒(森林公園)駐車場
@駐車場⇒トリムコース東入口:5分
広い森林公園駐車場(写真:約300台駐車可能:8AM〜4PMまで、この時間帯前後は、車道脇の駐車場に30台ほど駐車可能)に駐車し、準備運動・トイレなどを済ませて、赤川ダムに向かって舗装された車道を登る。堰堤を過ぎ、赤川ダム湖が見えてくると、この舗装道は二手に分かれるが、右手山沿いの道を真っ直ぐに進みトイレを過ぎると、すぐに右手に、トリムコースの標識が現れる。さらに2百bほど進むと同じようにトリムコースの標識が現れ、トイレもあるが、ここでは、手前(東)のトリムコース標識から登り始める。
Aトリムコース東入口⇒トリムコース分岐:15分
整備された道を数十bほど進むと道は右に曲がりながら高度を稼いでいく。尾根上の緩やかな遊歩道に出ると、トリム施設がいくつか現れる。これらをこなしていけば、大いに健康増進に寄与してくれるだろう。ファミリー向けの遊歩道である。最初は、『アミダの山』『倒木越え』、続いて、『とびとび』が設置されてゆっくり楽しみながら登ることもできる。
15分ほど歩いて分岐に着くと『ストレッチスタンド』がある。この分岐を『トリムコース』の標識に従って、左手(南)に降りると、さらにトリム遊歩道が続き、赤川ダム湖畔に近いバーベキュー場付近に出られる。帰路にこの下降路を利用することにする。左手『赤川ダム400m』、右手『コブシ岩展望台400m』の標識も設置されている。
Bトリムコース分岐⇒天狗鳥屋分岐:5分
 天狗鳥屋へは、この分岐を右手に折れて、『コブシ岩展望台400m』の標識表示に従って広い尾根上の道をさらに進む。5分も経たないで、『赤川ダム550m』、『コブシ岩展望台250m』の標識を確認するとすぐに再度分岐に到着する。直進し北に向かうと、鞍掛山方面だ。
C天狗鳥屋分岐⇒天狗鳥屋2分⇒コブシ岩展望台:10分
この分岐を左手に緩やかに下ると、天狗鳥屋に向かう。数十メートルほど下ると、左手に薄い踏み跡がある。このトレイルを下ると林道長倉入線の終点広場に出る。
天狗鳥屋方面へのトレイルを下りきると、今度は明るい落葉広葉樹林の中をジグザグに登る。8折れほども曲がりながら登ると、頂上に続く稜線に到着する。この登りきった地点も分岐になっており、右手に進むと天狗鳥屋山頂、左手に折れると、ベンチのあるコブシ岩展望台に着く。どちらもその先へと続く道はない。コブシ岩展望台からは、古賀志山が良く見える。
天狗鳥屋とは、天狗の住みかとの意味だ。この天狗鳥屋山頂は樹木に覆われていて隠れ家には良いのかもしれない。天狗はコブシ岩から下界や古賀志山方面の岩場を眺めては、機会を見て飛び歩いたのだろう。不動の滝から西に数分進むと、大きな岩屋に天狗の宮があり、大天狗と烏天狗の顔を模った柱で支えられている。赤岩山や御岳などの岩場の多い山が活動の拠点だったに違いない。
Dコブシ岩展望台⇒天狗鳥屋分岐:10分
景色を堪能したら帰路は、まず来た道を引き返す。北向きに尾根を戻り、天狗鳥屋山頂手前の分岐を右手に下る。九十九折の道を下り最低部から緩やかに登り返して、トリムコースへの分岐に達する。
E天狗鳥屋分岐3分⇒トリムコース分岐⇒トリムコース西入口:12分
分岐から広い道を数分下ると、『トリムコース』と表示された標識のある分岐に達する。来た道は南東に直進するが、帰路は、階段のある道を南西(右手)方向に下る。こちらもトリムコースになっており、『丸太のぼり』、そして『ネットのかべ』などと名づけられた設備が順次続いている。キャンプ場が見えると、登山口は直ぐだ。
Fトリムコース西入口⇒森林公園駐車場:5分
トリムコースを下りきると、バーベキュー場前の林道に出る。林道を左手(東)方面に進むと出発点である森林公園駐車場に到着する。