2008/12/24

コンサートの予定と出演者のコメントです。

皆さんの近況などをお知らせします。

経歴、プロフィールを紹介します。

終了したコンサートはこちらです

December　２４. 2008

　９月１１日から約２か月、イタリアのモデナとパルマで語学と声楽の勉強をしました。
モデナはオペラ歌手のパバロッティやフレーニの生まれた町です。
　
　そこで私はアパートで独り暮らしをしながら語学学校に通いました。
　語学学校は歌のレッスンのついでに、という軽い気持ちで通うことにしたのですが、今となっては一番のいい経験、思い出となりました。クラスは開始したばかりの頃私以外みんな２２，３歳！そして休憩中は何人かが英語で会話をしていて、英語が苦手な私はすっかり疎外感を感じてしまいました。

　しかし授業が進んでいくとイタリア語での会話も増え、同年代や年上の人たちがクラスに加わったり、違うクラスにも友達が出来たりと、どんどん学校が楽しくなりました。

　学校には「自分の国でモデネーゼの彼と出会ったから」という理由でモデナに来た人がほとんど！！イタリアでは「彼女の友達は僕の友達」という考え方があるのかな？と思うくらい、どの友人カップルも温かく接してくれて、小旅行に一緒に連れていってくれたり、家族とのディナーに招待してくれたり、こちらが「邪魔じゃないのかな？」と心配になるほど誘ってくれて、寂しい思いをしませんでした。

　今回の短期留学では音楽だけではなく、沢山のいろいろな国の人との出会いがあり、すべてがいい思い出になりました。

　その経験を歌に生かせるようにこれからも研鑽を積んでいきたいと思います。

　帰国後も、何人かの友人と、つたないイタリア語でメールのやりとりを続けています。

　声楽のレッスンについては、まず、関西二期会で一緒に勉強していた友人に頼んで、パルマの音楽学校のお二人の先生のレッスンを聴講させていただきました。
　両先生ともに興味深いレッスンをされていて、お人柄もよかったので、思い切ってお二人にレッスンをお願いして、週に１、２回、モデナから電車で約４０分ほどのパルマに通いました。
　両先生から沢山の発声のヒントをいただき、大変充実したレッスンを受けることができました。一人の先生から、帰国前にお電話をいただき「あなたとの時間は私にとって素晴らしいプレゼントだった」という温かい言葉をいただき、大変感激しました。

三津橋さん　イタリア短期留学のご報告です！

モデナ劇場

パルマ・ドゥオーモ内

December　３１. 2008

…大掃除は、あきらめました。ろうそくの灯りに照らされて、こちら初めて公開、寝室の一部でございます！

ボエームのことを考えています…ミミは、寒いクリスマスイブをひとりぼっちで過ごしていました…ろうそくの灯りは彼女の心をあたためる唯一の光だったのでしょう…

そのたったひとつの灯りが消えて、、ミミはきっと淋しくてたまらなかったでしょう…

隣室のドアからもれる、かすかな灯りをたよって、思い切って彼女はドアをノックします…「すみません、灯りが消えてしまって…」

ドアの向こうに待っていたのは…【愛】と【希望】と【生きるよろこび】！

…2009.2.15のオペラ『ラ・ボエーム』…公演に向けて、私はまっすぐ歩き続けています…
今年もおかげさまで、たくさんの素敵な思い出ができました。来年もよろしくお願いします。

平野則子