札幌・江別の「のっぽろカウンセリング研究室」です。私の読書歴の範囲を超えるものではありませんが、心理療法の実践と研究を深めるために必読の書を列挙して、わずかばかりのコメントを付けたいと思います。どうぞご参照ください。
現在入手困難な本もあります。大学などの図書館を利用可能な方は問題ないでしょうが、古書をまめにチェックすることをお勧めします。私の場合は、国内の図書であれば「日本の古本屋」を、外国の図書であれば「紀伊国屋書店」をよく利用します。
バフチンとヴィゴツキー
多声性の心理療法のために
ライヒ/カイザー/シャピロ
ユダヤ的対話思想
メルロ=ポンティとワロン
人間性心理学・精神病理学
ゲーテ(自然科学)
現象学
ウィトゲンシュタイン
治療的アセスメント
シュテーケル
芸術・視覚
ジャネとミード
サリヴァンとその周辺-ネオ・フロイディアン
ユング
精神分析/フロイト
ロールシャッハ・テスト
ロールシャッハ・テストへの方法論的懐疑
M M P I
スクール・カウンセラーのために-臨床教育学/教育臨床心理学/養護教諭
番外編-カウンセラー・セラピストのためのSEO対策/初心者が失敗しないために
以下、更新の予定。
カウンセラーは実践が大切です。しかし、臨床に埋没するだけでは前進することができないかもしれません。では、どうすればよいのか。これに対する答えは、文献を読むということです。
カウンセラーとして日々研究していることがあれば、それに関連のある文献を読みあさるでしょう。同じように、毎日の臨床につまづいたり、うまくいかなかったり、疑問が湧いたりしたときには、何か参考になる情報を求めて文献に手を伸ばすでしょう。
そこにあるのは、先人たちの知恵です。
面白いもので、このアイデアは私独自のものであって、これまでこんなことを言っていたカウンセラーなどいないはずと思っても、ふたを開けてみると、かなり昔にすでに同じことを言っている人がいるものです。それは数年前の文献かもしれませんし、あるいは一世紀前の文献であるかもしれません。
これはあくまで私の好みですが、私は新しいものを追うよりも、古い文献をさかのぼって読むことが少なくありません。温故知新というやつですね。新しい情報ばかり追っていると、私のようにいつかパンクするかもしれません。新しい情報を仕入れることが目的になってしまって、本末転倒してしまうのです。いまはそれよりも、自分が興味関心をもっている領域に的を絞って、その領域に関連する文献を読むようにしています。
文献の読み方は人それぞれであると思います。このカウンセリング文献ガイドに掲載した著作の数々は、私色のかたよったフィルターを通じて選択されたものです。そんなガイドですが、少しでも皆様の参考になれば幸いです。
札幌・江別など札幌圏の対人援助