自彊術(じきょうじゅつ)


自彊術(前半部)
自彊術の動作は全部で31動作より成ります。各動作において、6〜20回程度の反復動作を行います。

動作のテンポ・リズムについては、実演動作をビデオ等で見ないとわからないと思いますが、号令をかけつつかなりキビキビした動きです。
1〜12までは正座状態で運動量が少ない動きで短時間で済みますので、体力のない方はこれだけでも覚えると良いでしょう。

正確な表現は困難なので、実行する場合は正式なテキストやビデオ・DVDを参考にしてください。


実際の動作は次のように行います。
@第1〜15動 前半部
A第16〜31動 後半部
B第1〜15動の前半部の中から13と14を除いたものを行う。


筋力バランスやストレッチ効果、血行促進、自己整体や目のまわりのツボ押し等が一つにまとめられた非常に良く考えられた体系と思います。

反面、動作数や繰り返しが多いので@〜Bまで全部行うと、早いペースでも10分程度の時間はかかります。(ラジオ体操では第1・第2とも3〜4分)体力的に自信のない方でも実行は可能ですが、覚えるにも行うにもそれなりの気力が必要と感じました。個人的な感想ですが、全部を行った後には他の体操とは違うさっぱりとした清涼感があり、1回行っても効果は体感できました。特にBの動作での体感は、同じ動作の繰り返しにもかかわらず、@を行ったときとは全く違うスーッとした体感が得られ、短時間の血行や体調の改善に驚きました。

@第1〜15動 前半部

1 2 3 3' 4 

5 5’6 7 8

9 9’10 11 11’

 12 13 14 15



動作 回数
第 1動 下腹の持ち上げ運動 ×20
第 2動 肋骨の持ち上げ運動 ×20
第 3動 両肘の開脚運動 ×20
第 4動 肩の上下運動 ×20
第 5動 肩の持ち上げと上体の捻り 左右とも×20
第 6動 首の横振り ×12
第 7動 首の縦振り ×12
第 8動 首の左右回し ×12
第 9動 首すじ・顎(唾液腺)・咽喉(甲状腺)を軽く打つ 左右3箇所づつ×6
第10動 ぼんのくぼの辺りを手刀で軽く打つ 左右の手ごとに×6
第11動 額を天に向け、望遠鏡を覗く手の形で軽く打つ 左右の手ごとに×6
第12動 目の周りのツボ押し(目の上・下、左・右、中央) 両眼同時づつに5箇所×2
第13動 両足を前にして座り、前屈 ×20
第14動 脇を締めながら腕立て伏せ ×10
第15動 腕立ての状態からお腹を床につけて背中を反らす ×20



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