チャンドラ・ナマスカーラ(月礼拝) |
普段はスーリヤ・ナマスカーラ(太陽礼拝)の方を行っていますが、チャンドラ・ナマスカーラ(月礼拝)というものもあります。 スーリヤ・ナマスカーラと比べて流派による違いが著しく大きいようです。 (1)スーリヤ・ナマスカーラとほぼ同じ動作のもの (2)スーリヤ・ナマスカーラの前後開脚時に上体反らしの動作が加わったもの (3)さらに正座で上体反らし・拝伏の動作が1つか2つ付与されたもの(16〜24動作程度) (4)横方向の反らしや移動を伴い、動作数の多いもの(30動作程度) (1)〜(3)が本来の伝統的な礼拝の流れを汲んだものと思われます。(3)ではスーリヤ・ナマスカーラに比べて、より大地側に粘りつくような動きになってい ます。5と9では両手を上げて上体を反らす形となっており、正座から拝伏する形が加わっています。 (4)についてはスーリヤ・ナマスカーラが前後方向の動作が主であるため、横方向の動作を補完する動作をチャンドラ・ナマスカーラとして行っているようで す。 以下は(3)の動作の一例です。4〜7と8〜11は右足と左足の入れ替えがある以外は同じ動作です。11から12の移行は両手で上体を支えながら、 両足を引き摺り寄せるようにします。15から16への移行も同じようなやり方で行います。8の後に拝伏動作が入るシーケンスもあります。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 マントラも、いくつかの種類が存在するようです。例えば、om chandraya namaha、om somaya namahaから始まる12から16のマントラや、 全く別系統のものがあるようです。後者の14のマントラから成るものでは、およそのイメージが次のようなものがあります。 @願いを叶え、A繁栄の花輪を纏い、B情け深くも、C獰猛なり、D炎に住み、E雷を持つ、Fその使いはシヴァ、 G迅速にして、H徳あり、尊き、魅惑に優れ、I永遠にして、J青き旗で飾り、K常に勝利する、L幸運の源にして、M炎に包まれし者 ページ先頭へ 前へ 次へ ページ末尾へ |