肥田式簡易強健術(後半)


肥田式簡易強健術(後半)                                      

簡易強健術は10種の動作より成ります。各動作で足の位置が重要ですが、他にもいろいろなポイントがあります。
E大胸筋練修法 右1回、左1回

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両足の位置は斜め平行にして立ちます。最後に胸に拳をひきつけますが、握りは集約拳という独特の握り方になっています。
その握り方は、まず親指を手の平に握り、薬指と小指を上からかぶせる。人差し指と中指は親指にかぶらないようにその手前で握ります。
5本の指に力が均等にかかる感覚で締めます。

F三角筋練修法 左右交互2回

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両足の爪先と踵を結んで伸ばした直線が直角になるようにして立ちます。
上げた方の手は降ろすときに膝をぴしゃりと叩いた後、小指のみを膝につけたままで、手首を外側にひねり、上腕の内側を前に向けます。

G上膊(上腕)三頭筋練修法 左右交互2回


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両足の爪先と踵を結んで伸ばした直線が直角になるようにして立ちます。頭上で両手を交差するようにして、
内側の手を外側の腕(二の腕肘近く)に掛けながら、外側の手の拳を内側に捻りながら胸の高さに降ろします。拳の握りは集約拳の形です。


H上膊(上腕)二頭筋練修法 左右交互2回

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両足の爪先と踵を結んで伸ばした直線が直角になるようにして立ちます。顔を天に向けながら、頭上で片方の手を手の甲が内側になるように
して握り、もう一方の手の平で拳をくるむようにしながら、拳と手の平を滑らせつつ、拳を胸の高さに降ろします。拳の握りは集約拳の形です。
最終的には、拳は360°捻られ、さらに手首は内側に曲げられ、押えた手の平は拳の甲を包みながら、下方に押し付ける形になります。

I前腕筋練修法 左右交互2回

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両足の爪先と踵を結んで伸ばした直線が直角になるようにして立ちます。頭上で片方の手を手の甲が後方になるようにして握り、
もう一方の手の平をその手首を掴む形で当てつつ、拳を胸の高さに降ろします。拳の握りは集約拳の形です。

●整理運動 三骨軽打法

1 2 2' 3

3'
拳の握りは集約拳でなく、親指と人差し指は輪を作るようにして軽く握り、打ちます。
三骨は腸骨(骨盤側面の前側の出っ張り)、仙骨(骨盤後方中央)、頚椎7番(首の付け根後方)の3箇所で左右交互に5〜10回程度行います。

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