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大和国(慶長年間)

●慶長5年(1600)
関が原の戦で、増田長盛、多賀秀種(宇陀松山城主)ら改易。本多俊政(高市高取城主)は本領安堵となり、片桐且元、福島孝治、織田長益、桑山一晴、桑山元晴、片桐貞隆ら大和国内に加増･転封され、のちの平群(へぐり)郡竜田、宇陀郡松山、式上(しきじょう)郡戒重(かいじゅう)、葛下(かつげ)郡新庄、葛上(かつじょう)郡御所(ごせ)、添下(そえしも)郡小泉藩祖となる。

●慶長6年(1601)
片桐且元、領内の年貢米を大阪に回漕するため、亀ノ瀬の峡流をひろげ竜田社の社人安村信安に魚簗舟(やなぶね) をつくらせ大和川の水運権を与える。

●慶長7年(1602)
徳川家康、大和国内の主要社寺に朱印地を与える。

●慶長8年(1603)
奈良町で町割りを実施し、惣年寄制をしく。

●慶長18年(1613)
筒井定次旧臣中坊(なかのぼう)秀政、奈良奉行に任命される。

●慶長19年(1614)
大和の浪人衆、大阪城にこもる。北山一揆勢、大阪方に呼応し、紀伊国新宮城を攻めるが鎮圧される。松山藩主福島孝治改易され、伊勢山田に蟄居する。
奈良町の岩井与左衛門、将軍家康に甲冑を献上し、のち将軍家御用具足師となる。 12月－大阪冬の陣で大阪方に呼応して大和･紀伊両国の土豪一揆｡