ウィペット (WHIPPET) 犬種標準(スタンダード)解説
犬種グループ |
10グループ(※参照) 視覚ハウンド |
犬 種 名 | ウィペット WHIPPET |
原 産 地 | イギリス |
用 途 | サイトハウンド、レーシング・ドッグ、コンパニオン |
沿 革 | 約100年ほど前、小型のグレーハウンドにマンチェスター・テリア、ベドリントン・テリア、ホワイト・テリアなどの混血によって作出されました。 最初スナップ・ドッグと呼ばれたが、おそらくウサギやネズミを殺す際の噛む力が強いことと関係があるらしいです。 英国のダーハムやニューカッスルなどの鉱山地帯で競争犬として使用されたが、グレーハウンドのレースが一般化したことやショー・ドッグとしての良さが見直され、以前ほどレースでは活躍していません。 走る姿勢が馬を鞭打って駆けるように見えることからウィペット(鞭犬)と名付けられたといわれています。 |
一 般 外 貌 | 筋肉の力強さと、機能的な美しさと優美なアウトラインのバランスが取れている。 スピードと働くために作られたような体躯である。 体躯構成において、いきすぎた形での誇張は避けるべきである。 |
習 性・性 格 | 理想的なコンパニオンである。 家庭でも、スポーツをする環境でもたいへん適応しやすい。 優しく、愛情豊かで、むらのない性質である |
毛 色 | 毛色はあらゆる色が許可され、色がミックスされていても良い。 |
サ イ ズ | 体高 牡:47〜51cm 牝:44〜47cm |
(JKCスタンダードブック参照) |
※ 現在、世界には非公認犬種を含めて700〜800の犬種があるといわれていますが、社団法人ジャパンケネルクラブでは国際畜犬連盟(FCI)により公認された339犬種(2008年6月現在)のうち、187犬種を登録しております。 ご紹介する以下の犬種は、その存在目的や形態によって10のグループに分類(国際畜犬連盟により10グループ制となっているため)されております。 これらの犬種には全て、繁殖指針とするための「犬種標準」(スタンダードとも呼ばれるもので、各犬種の理想像を文書で書き表したもの)が定められています。 |
1グループ(G) | 牧羊犬・牧畜犬 シープドッグ(SHEEP DOGS)&キャトル・ドッグ(CATTLE DOGS) 「スイス・キャトル・ドッグ(EXCEPT SWISS CATTLE DOGS)を除く」 家畜の群れを誘導・保護する犬 |
2グループ(G) | 使役犬 ピンシャー(PINSCHER)&シュナウザー(SCHNAUZER)、モロシアン犬種(MOLOSSOID BREEDS)、スイス・マウンテン・ドッグ(SWISS MOUNTAIN)&スイス・キャトル・ドッグ(SWISS MOUNTAIN AND CATTLE DOGS)、関連犬種(OTHER BREEDS) 番犬、警護、作業をする犬 |
3グループ(G) | テリア テリア(TERRIERS) 穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬 |
4グループ(G) | ダックスフンド ダックスフンド(DACHSHUNDS) 地面の穴に住むマナグマや兎用の猟犬 |
5グループ(G) | 原始的な犬・スピッツ スピッツ(SPITZ)&プリミティブ・タイプ(PRIMITIVE TYPES) 日本犬を含む、スピッツ(尖ったの意)系の犬 |
6グループ(G) | 嗅覚ハウンド セントハウンド(SCENTHOUDS)&関連犬種(RELATED BREEDS) 大きな吠声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬 |
7グループ(G) | ポインター・セター ポインティング・ドッグ(POINTING DOGS) 獲物を探し出し、その位置を静かに示す猟犬 |
8グループ(G) | 7グループ(G)以外の鳥猟犬 レトリーバー(RETRIEVERS)、フラッシング・ドッグ(FLUSHING DOGS)、ウォーター・ドッグ(WATER DOGS) 7グループ(G)以外の鳥猟犬 |
9グループ(G) | 愛玩犬 コンパニオン・ドッグ(COMPANION DOGS)&トイ・ドッグ(TOY DOGS) 家庭犬、伴侶や愛玩犬目的の犬 |
10グループ(G) | 視覚ハウンド サイトハウンド(SIGHTHOUNDS) 優れた視覚と走力で、獲物を追跡捕獲する犬 |