ミニチュア・ピンシャー (MINIATURE PINSCHER) 犬種標準(スタンダード)解説
犬種グループ |
2グループ(※参照) 使役犬 |
犬 種 名 | ミニチュア・ピンシャー MINIATURE PINSCHER |
原 産 地 | ドイツ |
用 途 | 家庭犬及びコンパニオンドッグ |
沿 革 | ミニチュア・ピンシャーは20世紀の始め頃からすでに多く飼育されており、1925年のドイツのスタッド・ブックでは1300頭もの登録がありました。 ジャーマン・ピンシャーの様に、様々な毛色から、明るめの斑があるブラック、レッド一色からレッド・ブラウンまでの毛色が選択繁殖されました。 |
一 般 外 貌 | ミニチュア・ピンシャーはジャーマン・ピンシャーを小さくしたような外貌であり、矮小した外観という欠陥をもってはいない。 優美なスクエアな体躯構成は短いスムース・コートによって明確である。 |
習 性・性 格 | 活発で、元気のよい、自信に満ちた穏やかな性格である。 こうした特徴が家庭犬およびコンパニオンドッグとしてふさわしいものとなる。 |
毛 色 | 単色:ディアー・レッド、レディッシュ・ブラウンからダーク・レッド・ブラウンまで。 ブラック&タン:レッド又はブラウンの斑のあるラッカー・ブラック(黒漆色)。 斑はできるだけ濃く鮮明ではっきりとしているのが良い。 斑は以下のように分布する:目の上、喉の下側、パスターン、足、後脚の内 側及び尾の付け根下。 胸には2つの規則正しい明確に分かれた三角形がある。 チョコレート&タン:タンの部分についてはブラック&タンに準じる。 |
サ イ ズ | 体高 牡及び牝:25〜30cmを理想とする。 体重 牡及び牝:4〜6kg |
(JKCスタンダードブック参照) |
※ 現在、世界には非公認犬種を含めて700〜800の犬種があるといわれていますが、社団法人ジャパンケネルクラブでは国際畜犬連盟(FCI)により公認された339犬種(2008年6月現在)のうち、187犬種を登録しております。 ご紹介する以下の犬種は、その存在目的や形態によって10のグループに分類(国際畜犬連盟により10グループ制となっているため)されております。 これらの犬種には全て、繁殖指針とするための「犬種標準」(スタンダードとも呼ばれるもので、各犬種の理想像を文書で書き表したもの)が定められています。 |
1グループ(G) | 牧羊犬・牧畜犬 シープドッグ(SHEEP DOGS)&キャトル・ドッグ(CATTLE DOGS) 「スイス・キャトル・ドッグ(EXCEPT SWISS CATTLE DOGS)を除く」 家畜の群れを誘導・保護する犬 |
2グループ(G) | 使役犬 ピンシャー(PINSCHER)&シュナウザー(SCHNAUZER)、モロシアン犬種(MOLOSSOID BREEDS)、スイス・マウンテン・ドッグ(SWISS MOUNTAIN)&スイス・キャトル・ドッグ(SWISS MOUNTAIN AND CATTLE DOGS)、関連犬種(OTHER BREEDS) 番犬、警護、作業をする犬 |
3グループ(G) | テリア テリア(TERRIERS) 穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬 |
4グループ(G) | ダックスフンド ダックスフンド(DACHSHUNDS) 地面の穴に住むマナグマや兎用の猟犬 |
5グループ(G) | 原始的な犬・スピッツ スピッツ(SPITZ)&プリミティブ・タイプ(PRIMITIVE TYPES) 日本犬を含む、スピッツ(尖ったの意)系の犬 |
6グループ(G) | 嗅覚ハウンド セントハウンド(SCENTHOUDS)&関連犬種(RELATED BREEDS) 大きな吠声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬 |
7グループ(G) | ポインター・セター ポインティング・ドッグ(POINTING DOGS) 獲物を探し出し、その位置を静かに示す猟犬 |
8グループ(G) | 7グループ(G)以外の鳥猟犬 レトリーバー(RETRIEVERS)、フラッシング・ドッグ(FLUSHING DOGS)、ウォーター・ドッグ(WATER DOGS) 7グループ(G)以外の鳥猟犬 |
9グループ(G) | 愛玩犬 コンパニオン・ドッグ(COMPANION DOGS)&トイ・ドッグ(TOY DOGS) 家庭犬、伴侶や愛玩犬目的の犬 |
10グループ(G) | 視覚ハウンド サイトハウンド(SIGHTHOUNDS) 優れた視覚と走力で、獲物を追跡捕獲する犬 |