アフガン・ハウンド (AFGHAN HOUND) 犬種標準(スタンダード)解説
犬種グループ |
10グループ(※参照) 視覚ハウンド |
犬 種 名 | アフガン・ハウンド AFGHAN HOUND |
原 産 地 | アフガニスタン |
用 途 | サイトハウンド |
沿 革 | 紀元前4000年頃、シナイ半島にいたと伝えられています。 古代エジプト王室では狩猟犬として飼育されていました。 デザート(砂漠)ハウンドとして、アラビア砂漠を経て、アフガニスタンに入り山岳犬に変わり、最初はアフガニスタンのバグジー王室で飼われたが、放牧民によって、ガゼル(小型かもしか)や豹その他の獣猟犬として活用され長い間その純血を保ち、そのタイプを変えることなく、門外不出だった。第一次世界大戦時に、イギリス将校によって、初めて世界に紹介されてから、ヨーロッパやアメリカで東洋的神秘な犬として人気の座を占めています。 世界最古の犬種として、ノアの箱舟に乗ったのは、この犬種と伝えられています。 |
一 般 外 貌 | 力強さと威厳のある表情をしており、スピードとパワーがある。 頭部は気高く掲げられている。 |
習 性・性 格 | 東方或いは東洋風な表情はこの犬種の特徴である。 アフガン・ハウンドは人を見ても、気に留めていないようである。 威厳があり、超然として、ある種の鋭い精悍さが見られる。 |
毛 色 | あらゆる色が許容される。 |
サ イ ズ | 理想体高 牡:68〜74cm 牝:63〜69cm |
(JKCスタンダードブック参照) |
※ 現在、世界には非公認犬種を含めて700〜800の犬種があるといわれていますが、社団法人ジャパンケネルクラブでは国際畜犬連盟(FCI)により公認された339犬種(2008年6月現在)のうち、187犬種を登録しております。 ご紹介する以下の犬種は、その存在目的や形態によって10のグループに分類(国際畜犬連盟により10グループ制となっているため)されております。 これらの犬種には全て、繁殖指針とするための「犬種標準」(スタンダードとも呼ばれるもので、各犬種の理想像を文書で書き表したもの)が定められています。 |
1グループ(G) | 牧羊犬・牧畜犬 シープドッグ(SHEEP DOGS)&キャトル・ドッグ(CATTLE DOGS) 「スイス・キャトル・ドッグ(EXCEPT SWISS CATTLE DOGS)を除く」 家畜の群れを誘導・保護する犬 |
2グループ(G) | 使役犬 ピンシャー(PINSCHER)&シュナウザー(SCHNAUZER)、モロシアン犬種(MOLOSSOID BREEDS)、スイス・マウンテン・ドッグ(SWISS MOUNTAIN)&スイス・キャトル・ドッグ(SWISS MOUNTAIN AND CATTLE DOGS)、関連犬種(OTHER BREEDS) 番犬、警護、作業をする犬 |
3グループ(G) | テリア テリア(TERRIERS) 穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬 |
4グループ(G) | ダックスフンド ダックスフンド(DACHSHUNDS) 地面の穴に住むマナグマや兎用の猟犬 |
5グループ(G) | 原始的な犬・スピッツ スピッツ(SPITZ)&プリミティブ・タイプ(PRIMITIVE TYPES) 日本犬を含む、スピッツ(尖ったの意)系の犬 |
6グループ(G) | 嗅覚ハウンド セントハウンド(SCENTHOUDS)&関連犬種(RELATED BREEDS) 大きな吠声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬 |
7グループ(G) | ポインター・セター ポインティング・ドッグ(POINTING DOGS) 獲物を探し出し、その位置を静かに示す猟犬 |
8グループ(G) | 7グループ(G)以外の鳥猟犬 レトリーバー(RETRIEVERS)、フラッシング・ドッグ(FLUSHING DOGS)、ウォーター・ドッグ(WATER DOGS) 7グループ(G)以外の鳥猟犬 |
9グループ(G) | 愛玩犬 コンパニオン・ドッグ(COMPANION DOGS)&トイ・ドッグ(TOY DOGS) 家庭犬、伴侶や愛玩犬目的の犬 |
10グループ(G) | 視覚ハウンド サイトハウンド(SIGHTHOUNDS) 優れた視覚と走力で、獲物を追跡捕獲する犬 |