サルーキ (SALUKI) 犬種標準(スタンダード)解説
犬種グループ |
10グループ(※参照) 視覚ハウンド |
犬 種 名 | サルーキ SALUKI |
原 産 地 | 中東/FCI後援 |
用 途 | サイトハウンド |
沿 革 | サルーキはタイプに幅があり、そのバリエーションはこの犬種にとっては好ましく、典型的なものであります。 バリエーションが生まれた理由は、サルーキがアラブの伝統の中で中東という広大な地域で何千年にも渡りハウンドとして狩猟に用いられたからであります。 元来、各々の種族はその地域の特別の獲物の狩猟に最も適したサルーキを所有していました。 しかし、中東の伝統のためサルーキは売買はされず、名誉の象徴とされてきました。 1923年に作成された英国のスタンダードは、この犬種のヨーロッパにおける最初の正式なスタンダードであり、元来の全てのタイプのサルーキの特徴を包括して作成されました。 |
一 般 外 貌 | この犬種の全体の外貌は、優雅さと、均衡のとれた印象を与え、際立ったスピード感と耐久性が、力強さや活発さと共に見られる。 スムース・バラエティー:被毛にフェザリングのないことを除けばポイントは同様である。 |
習 性・性 格 | 他人に対しては控えめだが、神経質でも、攻撃的でもない。 威厳があり、理解力と自立心がある。 |
毛 色 | いかなる色でも、いかなる色の組み合わせでも許容されるが、ブリンドルは好ましくない。 |
サ イ ズ | 体高 平均58〜71cm 牝は比較的小さい。 |
(JKCスタンダードブック参照) |
※ 現在、世界には非公認犬種を含めて700〜800の犬種があるといわれていますが、社団法人ジャパンケネルクラブでは国際畜犬連盟(FCI)により公認された339犬種(2008年6月現在)のうち、187犬種を登録しております。 ご紹介する以下の犬種は、その存在目的や形態によって10のグループに分類(国際畜犬連盟により10グループ制となっているため)されております。 これらの犬種には全て、繁殖指針とするための「犬種標準」(スタンダードとも呼ばれるもので、各犬種の理想像を文書で書き表したもの)が定められています。 |
1グループ(G) | 牧羊犬・牧畜犬 シープドッグ(SHEEP DOGS)&キャトル・ドッグ(CATTLE DOGS) 「スイス・キャトル・ドッグ(EXCEPT SWISS CATTLE DOGS)を除く」 家畜の群れを誘導・保護する犬 |
2グループ(G) | 使役犬 ピンシャー(PINSCHER)&シュナウザー(SCHNAUZER)、モロシアン犬種(MOLOSSOID BREEDS)、スイス・マウンテン・ドッグ(SWISS MOUNTAIN)&スイス・キャトル・ドッグ(SWISS MOUNTAIN AND CATTLE DOGS)、関連犬種(OTHER BREEDS) 番犬、警護、作業をする犬 |
3グループ(G) | テリア テリア(TERRIERS) 穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬 |
4グループ(G) | ダックスフンド ダックスフンド(DACHSHUNDS) 地面の穴に住むマナグマや兎用の猟犬 |
5グループ(G) | 原始的な犬・スピッツ スピッツ(SPITZ)&プリミティブ・タイプ(PRIMITIVE TYPES) 日本犬を含む、スピッツ(尖ったの意)系の犬 |
6グループ(G) | 嗅覚ハウンド セントハウンド(SCENTHOUDS)&関連犬種(RELATED BREEDS) 大きな吠声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬 |
7グループ(G) | ポインター・セター ポインティング・ドッグ(POINTING DOGS) 獲物を探し出し、その位置を静かに示す猟犬 |
8グループ(G) | 7グループ(G)以外の鳥猟犬 レトリーバー(RETRIEVERS)、フラッシング・ドッグ(FLUSHING DOGS)、ウォーター・ドッグ(WATER DOGS) 7グループ(G)以外の鳥猟犬 |
9グループ(G) | 愛玩犬 コンパニオン・ドッグ(COMPANION DOGS)&トイ・ドッグ(TOY DOGS) 家庭犬、伴侶や愛玩犬目的の犬 |
10グループ(G) | 視覚ハウンド サイトハウンド(SIGHTHOUNDS) 優れた視覚と走力で、獲物を追跡捕獲する犬 |