犬種別価格
仔犬は日本全国でたくさん生まれています。価格の安い仔犬もたくさんいます。
また、ブリーダーから直接買えば安いだろうとお考えの方もいますが、犬の価格にも、良い物は高い、質の落ちる物は安い、この原理が働いている事を忘れないで下さい。
良い仔犬を産ませる為には、良質の血統、飼育施設、育て方、ドッグフードにいたるまで、気を配る必要があるのです。
良き血統を育て上げるには、より良い血統が必要です。
交配をする際、オス犬、メス犬のどちらかの犬質を下げることにより、生まれてくる仔犬の質は低下します。
逆に質を上げれば、より良い仔犬が生まれてくるのです。
その血統の良さを受け継がせ、育て上げるのにのに費やす費用と時間とショーブリーダー、プロブリーダーの努力は、仔犬が生まれた瞬間からその仔犬の生涯を通して続きます。
また、ショーブリーダー、トップブリーダーは、親犬に対しても莫大な投資をされています。
ドッグショーに出陳し、常に良質な仔犬の繁殖や環境、ブリーダーの仔犬の衛生面に対する時間や投資も計り知れないものがあります。
例えば、1回の交配料で数十万円
血統の良い種オス1頭を購入するのに数十万円〜数百万円
ドッグショーでチャンピオン犬になるまでに数十万円〜数千万円
これだけお金がかかれば、良い犬は高いのがお分かりでしょうか?
生まれてくる仔犬の質はストレートにでてきます。
姿かたちの美しさ、触ったときの感触、毛艶までが全然違のです。
ショーブリーダー、プロブリーダー等がプロとしての交配知識を十二分に持っている上、仔犬の質を上げる努力をしている犬舎で生まれた仔犬であるので、常識的、かつワンランク上の仔犬の価格設定となっております。
それが高いと思うか安いと思うか、もしくは当たり前と思うかは評価するあなた自身ということです。
一般の人が繁殖した犬をペットショップが買い取ったような犬や、それぞれの犬種知識が薄いネットショップ・ブリーダー等の仔犬、素人ブリーダー、自称ブリーダーの仔犬には、やはりそれなりの評価しか出来ないのです。
また、ショーブリーダー、プロブリーダーがこだわって良い犬を作り上げたものにはそれにもまた良い評価を与えるべきだと思います。
ペットショップ、市場の相場をうのみにしている方は血統の良い仔犬が50万円と聞くと、たじろぐ人がいますが、それなりの良い犬を繁殖しているからその値段になるのです。
犬の寿命も延び、平均すると15年以上は生きるものです。
購入価格が高価とお思いなのでしたら、年換算してみて下さい。
10万円の仔犬も1年で最低、狂犬病注射、ワクチン接種、フィラリア、フロントライン、医療費、食費、雑費等で莫大なお金が発生します。
それでもお高いと感じるのでしたら犬を飼育するには厳しいと思います。
犬の価格は、ショーブリーダー、トップブリーダーのこだわりと血統の違い、評価額ということです。
また、最近、それぞれの犬種知識が薄いネットショップ・ブリーダーなどの仔犬は、あえて区別するならばペット(愛玩犬)タイプですが、ペットタイプとはショーなどを目的としない一般家庭のペット(愛玩犬)を目的として繁殖して産ませた仔犬であり、比較的安価でお買い求めやすい仔犬ですので血統にはこだわっていません。
ペットタイプの子にも良質な仔はおりますが、ブリーダーズ・グループではタイトルを獲得している仔がほとんどで、日本の一般的な犬種より数段レベルが高い犬となります。
やはり、一般的なペットタイプの仔犬に比べるとその差は歴然としており、顔立ちも上品さがありバランスの良い容姿は見る人を魅了します。
このような両親から生ませた仔犬は基本的にショータイプの犬となり、ペットタイプの仔犬より高価でレベルの高い仔犬です。
もちろん血統が全てではありません、ショータイプだからといって全ての仔がショーに出せるということでもありません。
良血統だから良い犬という単純な事ではございませんが、良い犬は良い犬からしか生まれないのも事実です。
理想の犬種らしさを持った容姿、犬種標準の仔犬をお薦めいたします。
仔犬の価格の違いは、血統の良い犬、悪い犬の値段ということになるのです。
つきましては、仔犬を価格だけで検討されていらっしゃるお客様におかれましては、ショーブリーダー、トップブリーダーの状況をよくご理解賜りますようお願い致します。
価格前提の仔犬に関しましてはご要望にお応えできかねますのでご了承下さい。