シー・ズー (SHIH TZU) 犬種標準(スタンダード)解説
犬種グループ |
9グループ(※参照) 愛玩犬 |
犬 種 名 | シー・ズー SHIH TZU |
原 産 地 | チベット |
用 途 | コンパニオン・ドッグ |
沿 革 | 1934年ラサ・アプソから分離独立した犬種であります。 アメリカン・ケンネル・クラブの第一号は1969年に登録されているが日本には昭和30年代の末に紹介されました。 中国の王宮で数百年にわたり飼育されていたペキニーズとラサ・アプソの混血によって誕生したといわれています。 神の使者として神聖視され、獅子狗(シー・ズー・クウ)と呼ばれていました。 1930年イギリス人の旅行者が中国から持ち帰りヨーロッパに紹介されました。 しかし、ラサ・アプソとの区別がはっきりしていなかったため同一犬種として扱われていました。 アメリカではシー・ズーとラサ・アプソの人気がほぼ伯仲しているが、日本とイギリスではラサ・アプソよりシー・ズーの登録が多いです。 |
一 般 外 貌 | 健全で、明らかに気高い雰囲気がある被毛の豊富な犬で、キクの花のような顔をしている。 |
習 性・性 格 | 理解力があり、活動的で、敏活である。友好的で、自立心がある。 |
毛 色 | あらゆる色が許容される。 パーティ・カラーの犬においては、前頭部に見られるホワイトのブレーズや尾の先端が白いのはたいへん好ましい。 |
サ イ ズ | 体重 4.5〜8.1sである。 理想体重は4.5〜7.3sである。 |
(JKCスタンダードブック参照) |
※ 現在、世界には非公認犬種を含めて700〜800の犬種があるといわれていますが、社団法人ジャパンケネルクラブでは国際畜犬連盟(FCI)により公認された339犬種(2008年6月現在)のうち、187犬種を登録しております。 ご紹介する以下の犬種は、その存在目的や形態によって10のグループに分類(国際畜犬連盟により10グループ制となっているため)されております。 これらの犬種には全て、繁殖指針とするための「犬種標準」(スタンダードとも呼ばれるもので、各犬種の理想像を文書で書き表したもの)が定められています。 |
1グループ(G) | 牧羊犬・牧畜犬 シープドッグ(SHEEP DOGS)&キャトル・ドッグ(CATTLE DOGS) 「スイス・キャトル・ドッグ(EXCEPT SWISS CATTLE DOGS)を除く」 家畜の群れを誘導・保護する犬 |
2グループ(G) | 使役犬 ピンシャー(PINSCHER)&シュナウザー(SCHNAUZER)、モロシアン犬種(MOLOSSOID BREEDS)、スイス・マウンテン・ドッグ(SWISS MOUNTAIN)&スイス・キャトル・ドッグ(SWISS MOUNTAIN AND CATTLE DOGS)、関連犬種(OTHER BREEDS) 番犬、警護、作業をする犬 |
3グループ(G) | テリア テリア(TERRIERS) 穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬 |
4グループ(G) | ダックスフンド ダックスフンド(DACHSHUNDS) 地面の穴に住むマナグマや兎用の猟犬 |
5グループ(G) | 原始的な犬・スピッツ スピッツ(SPITZ)&プリミティブ・タイプ(PRIMITIVE TYPES) 日本犬を含む、スピッツ(尖ったの意)系の犬 |
6グループ(G) | 嗅覚ハウンド セントハウンド(SCENTHOUDS)&関連犬種(RELATED BREEDS) 大きな吠声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬 |
7グループ(G) | ポインター・セター ポインティング・ドッグ(POINTING DOGS) 獲物を探し出し、その位置を静かに示す猟犬 |
8グループ(G) | 7グループ(G)以外の鳥猟犬 レトリーバー(RETRIEVERS)、フラッシング・ドッグ(FLUSHING DOGS)、ウォーター・ドッグ(WATER DOGS) 7グループ(G)以外の鳥猟犬 |
9グループ(G) | 愛玩犬 コンパニオン・ドッグ(COMPANION DOGS)&トイ・ドッグ(TOY DOGS) 家庭犬、伴侶や愛玩犬目的の犬 |
10グループ(G) | 視覚ハウンド サイトハウンド(SIGHTHOUNDS) 優れた視覚と走力で、獲物を追跡捕獲する犬 |