地震防災情報HP
大災害の場合、都市部では避難する場所が不足します。
小学校などの防災拠点の収容能力は住民の人口の10分の1以下かもしれません。
『自宅避難』するために、自宅を安全な避難場所にしましょう。
・自宅内の@家具転倒防止策、落下物防止策、ガラス飛
散防止策を行ってください
・住宅のA耐震診断を受けて耐震補強をしてください
・もしもの時に備えて地震保険に加入しましょう
・B感震ブレーカーを設置し、消火器を置いて、
風呂の水貯めをしましょう
※@ABは国(中央防災会議)が3大防災対策(減災の
かなめ)として挙げている必須項目です
★ハザードマップで津波到達が予想される地域、強い液状化が予想される地域では特に、最低限持ち出し袋を準備しておく必要がありますが、津波が必ず来るとは限りませんし、液状化も必ず起こるとも限りません。(震源の場所と強度による)
波到達が予想される地域、強い液状化が予想される地域であっても、以下の『自宅避難』の準備をしておかないと、入れる避難所もなくひどい目に合うかもしれません。
大災害の場合、3日では給水車も食料などの支援物資も期待できません。
国の「首都直下型地震被害想定報告書」でも「南海トラフ巨大地震被害想定報告書」でも国民に最低3日間推奨1週間分の備蓄を呼びかけています。
特に南関東地震や南海トラフ地震では何百万という人が被災するので、給水車や支援物資が自分の街に4日目に来るとは期待できません。
⇒なぜ1週間以上の備蓄が必要なのか?
・1週間分の水と食料
水 3リットルX人数x7日間
食料、栄養補助食品(不足しがちなビタミン類、食物
繊維、鉄分、ミネラル分を補うもの)
・コンロ、鍋、紙皿、紙コップ、ラップ(食器を洗わず
再利用するため)
★カセットガスコンロの耐用年数は10年
これは接続部分のOリングが劣化することによります。
耐用年数を過ぎるとガスが漏れて役に立たなくなる
のでチェックして備えてください。カセットボンベも
ゴムシールの劣化があるので耐用年数は7年です。
入れときゃ大丈夫というものではありません。
⇒イワタニグループ「よくあるご質問」
・カンテラ、懐中電灯、毛布、タオル、ペーパータオル
★登山用品のLEDヘッドライトは両手が開くので便利
・非常時用トイレ(震度6以上の地震時に下水管が
破断したり下水処理場が損傷したりすることすらある
ので、必ず準備しましょう)
・市販の非常用トイレはビニル袋と消臭性のある高吸水性
ポリマーをセットにしまものです。家族の1週間分の
非常トイレを市販品で買うと高くつきますが、高吸水性
ポリマーとビニル袋を200〜400枚用意する方が安あ
がりになります。
⇒高吸水性ポリマー
・使用したビニル袋は70L程度の大きな黒ビニル袋を
二重にしたものに入れておけば熊本では臭いの問題
はなかったといいます。しかし熊本地震は4月だった
ので、夏場でも大丈夫なのかは不明です。
心配な人は、赤ちゃんの使用済みおむつを入れるため
の高消臭袋BOS(ボス)を使う方が臭いに関しては
安心できそうです。
・生理用品
・液体ミルク(水がなくても赤ちゃんに飲ませられるもの
賞味期限が半年〜1年のものがある)
・新聞紙、ポリ袋
・常備薬(かかりつけの医師に災害用に1週間分欲しいと
相談すれば、たいてい出してくれるでしょう)
★要配慮者の流動食
幼児や高齢者といった要配慮者の食事を市販品から作る工夫を紹介した記事があります。阪神・淡路大震災では、乾パンが硬くてのどを通らないということで、高齢者は水に浸して食べたそうです。熊本地震では幼児の離乳食がなかったため、栄養士さんが鍋に米の粉を入れ野菜ジュースで溶かして加熱し、流動食にして食べさせたそうです。 次の記事を参考にして備蓄ください。
市販品で簡単に流動食を作る「火と水を使わない災害食づくり」
★食物アレルギーへの対応
アレルギーのあるお子さんがいるがいる家庭は、特に気を付けて備蓄してください、LFA食物アレルギーと共に生きる会(患者会)がアレルギーっ子ママが考えた防災ハンドブックを作っているので参考にしてください。備蓄に使えるのアレルギー配慮食品がリストアップされています。
・1/2給油ルール
・P波訓練
・自宅避難訓練