樹木用語集

 この用語集は柏書房「葉っぱでおぼえる樹木」の用語集を中心に記載したものです。転記は著作権に触れるかもしれませんが、ご理解いただきたく。記載のなかったものは、他の書物、あるいはネット情報の説明を付加しています

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二次林(にじりん)
人為的な伐採や、山火事などの影響で、原生林が失われた後にできる遷移途中の状態が不安定な林。
日本固有種(にほんこゆうしゅ)
日本に しか分布しない動植物の種を指す。
熱帯雨林(ねったいうりん)
赤道付近にできる一年を通して高温多湿で長い乾季のない常緑の高木林。ふつう多くの樹種が混生し純林はない。
稔性(ねんせい)
種子植物では、花粉や種子をつくる能力。
年輪(ねんりん)
樹木の幹や枝の横断面に見られる同心円状の輪。気温の年較差が大きい温帯などにおいては、一年間に形成される材の組織の成長は春夏の暖かい時期は粗く、寒くなる秋冬はしだいに密になる。そのためにできた層の濃淡が一年周期の輪縞紋を作る。熱帯の樹木では乾期に落葉する種にできる。
芒(のぎ)
イネ科の植物の小穂を構成する穎(えい)の先端にある棘状の突起のこと。