10月11日更新
口絵写真は7月にユーチューブ動画のCMに出ていたハンディグラインダーだが、使って5分で壊れた。
返品しようと、必要事項をネットのフォームに書き込んだが、その後、音沙汰無し。
代金は着払いで佐川に払ってしまったので、お手上げ。ユーチューブはコンテンツも玉石混合だが、CMも同様だと分った。文字からどうやら中国製らしい。
日本の政局は公明党の政権離脱で、おおきな転換期を迎えた。私は自民支持ではないが、高市総裁には大いに期待している。
というか、今までが、ひどすぎた。外国でも、最低のリーダーの元で国民がひどい目に逢っている。
ガザなどその最たるものだが、ハマスを選んだのも彼らなのだ。そのガザ戦争も三回目の10月7日が過ぎて、丸二年が経った。
そして、トランプ大統領の和平交渉が大詰めを迎えている。その間、私は常にこの戦争について考え、多くの情報に接してきた。
その結果、いくつかのことが分かった。一つは、国連が過去から現在に至るまで反ユダヤ主義の牙城であったこと。
二つ目はイスラム教がキリスト教を始めあらゆる宗教と無宗教と敵対すること。
そして、そのイスラム教に対して、過去から現在、そして未来に至るまで戦い続けているのがイスラエルである。
そして、多くの人が、木を見て、森を見ずの喩えの如く、身近な人道主義の観点でしか見ておらず、これが、ユダヤ教、キリスト教とイスラム教の戦いであることを知らない。
まず、ネタニヤフ首相が頑強にハマス打倒に走るわけは、外信によれば、彼は多くの汚職疑惑で告発されており、もし戦争が終わって裁判になれば刑務所行きが確実になるからだ、という記事がある。
しかし、国の存亡を賭けて戦っている首相を汚職で告訴するほど、イスラエル人はバカではない。
では、彼が頑強に戦争を推し進める真の目的は何か?
イスラエルは、その名が示すと通り、神の国だから、(へブル語で神と競うという意味がある)人間が作った国の指針を表す憲法はない。
古くからある聖書が之に当たる。では聖書はこの戦争についてどう言っているのか。
旧約聖書サムエル記に初代王サウルと彼を王に任命した預言者サムエルの話がある。
当時のイスラエルは長く続いた士師(部族長)の時代を経て、当時海岸線から上ってきた強敵ペリシテ人を迎えるのに、国を統一して戦わなければならなくなり、国王が必要となった。
そこで、サムエルが祈ると、ベニヤミン族の一人、サウルがその人だという神のお告げがあり、一農夫にすぎなかった彼がサムエルから油をそそがれて初代の王となった。
彼は長身で美男子の上、実直な男だったので国民の受けもよかった。しかし所詮、一農夫の出身である。
度重なる戦いや、台頭してきたダビデとの争いで疲れ、時には兵士や武器の調達に難儀することも多かった。
それで精神が病んでしまった。そしてある時、神からアマレク人を聖絶せよ、と命じられたのに、彼らの武器を自軍用に使い回すとうことをやってしまった。
それを見て神は彼に対して怒りを燃やされた。
その後、ペリシテ人が、上って来るのを迎え撃つ段になって、彼は神の御心を知ろうとしたのだが、肝心な時に祭司サムエルがいない。
神の声を聞くのは祭司の役割であり、何人もこれを行うことは出来ないのがユダヤ教の決まりだ。
しかし、所詮は農夫に過ぎないサウルはペリシテ軍が援軍を集めているのを見て、しびれを切らし祭司の服をもってこさすと、それを着て神に必勝を祈ったのだ。
そこへサムエルが来て、事の次第を知り激怒する。彼らは袂を分かち二度を会うことはなかった。やがて、サムエルは死に、サウルはさらなる窮地に追い込まれる。
彼はまたしても律法を破り霊媒を使ってサムエルの霊を呼び出す。その時サムエルの霊は言う。
「あなたは主の御声に従わず、燃える御怒りをもってアマレクを罰しなかったからだ。それゆえ、主はきょう、このことをあなたにされたのだ。」
彼の預言通り、サウルはペリシテの大軍に囲まれ、助かる見込みがないことを悟り、自らの剣の上に倒れて自害した。彼の道具持ちも同様に死んだ。
聖書66巻には多数の人々が登場するが、歴代の王を含めて自殺したのは、この二人と新約聖書でイエスを裏切った、イスカリオテのユダの三人だけだ。
この時、神の怒りを買ったアマレク人のしたことは、赤子を生きたまま焼き殺した罪と言われている。
当時、異教徒の間では、こうした生贄の儀式が頻繁におこなわれていた。
誠に、歴史はくり返すというが、サウルが戦っていたペリシテ人は今ネタニヤフと戦っているパレスチナ人のもとの名である。彼らが2023年10月7日に犯した罪はアマレク人が犯した罪よりもむごたらしく、女性を犯し妊婦の腹を裂いて胎児をオーブンで焼き殺したのだ。
いったい、どのような理由や憎しみがあれば、平常心を持ってこのような残虐な行為が行われるのだろう。これを知った全てのイスラエル人が言うように、彼らは悪魔、野獣であって人間ではない。
しかし、世界は、彼らに二度と同じことをさせないよう、また、人質となった人々を助けるため、敵陣に乗り込だイスラエルを人殺しだと、決めつけている。
イザヤ書13章18節にこうある。
彼らは胎児も哀れまず、子供達を見ても惜しまない。
20節、そこには永久に住む者もなく、代々にわたり、住み着く者もなく、アラビア人も、そこに天幕を張らず、牧者たちも、そこには群れを伏せない。
20節、あなたは墓の中で、彼らと共になることはない。
あなたは自分の国を滅ぼし、自分の民を虐殺したからだ。
悪を行う者どもの子孫については、永久に語れない。
先祖の咎ゆえに、彼の子らのために、屠り場を備えよ。
彼らが立って地を占領し、世界の面を彼らの町々で満たさないなめに。
もし、ネタニヤフ首相が怒りをもって彼らを聖絶しなければ、彼がサウルと同じ罰を神から受けることになってしまう。
聖書の神は今もイスラエルの神であり、生ける神であることは、ユダヤ教徒であれば、誰でも知っている筈である。
しかし、現実は神に従って命がけで戦っているイスラエルを国際社会はまったく理解していない。
メディアの偽情報によって世論は、イスラエルはパレスチナに対してジェノサイドを行っていると非難している。
同時進行のウクライナ戦争が双方で100万人も死者を出していながら、それを聞かないのは、両軍の戦力が拮抗しているからだろうか。
しかし、ガザ戦争をしかけ、人間を盾にしているのはパレスチナ側ではないか。
では、何故、パレスチナは勝てない戦争を敢えて起こしたのか?その答えは、聖書にある。
まずこの戦争が宗教戦争であると理解した上で、聖書はこう語っている。第一列王記18章にエリヤとバールの預言者の戦いが書かれてある。
北イスラエル王国の王アハブの時代にエリヤという預言者がいた。彼はアハブに言った。
「私のことばによらなければ、ここ二三年の間は露も雨も降らないであろう。」
さらに、彼はアハブの妃イザベルが彼女の母国フェニキアからバール信仰を持ち込んで、主の預言者を迫害したことで王を諫めた。
それで、エリヤは家臣のオバデヤに言った。「私が仕えている万軍の主は生きておられます。必ず私は、今日、彼(アハブ)の前に出ましょう。」
それを聞いてオバデヤはそれを王に伝えたのでアハブはエリヤに逢った。日照りで国民が困っているので、彼は言った。
「これはお前か。イスラエルを煩わすもの。」エリヤは答えた。「私はそのような者ではありません。
あなたは主の命令を捨て、あなたバールの後についています。どちらの神が正しいのか、彼らと戦いましょう。」
それで、アハブはカルメル山にバールの預言者450人を集めた。主の預言者はエリヤ一人しか残っていなかった。
彼は民に言った。「もし、この戦いに勝ったのが、主であれば、それに従い、バールであれば、それに従え。」民は了解した。彼は民に言った。
「二頭の雄牛を用意せよ。あなた方は一頭を選びそれを切り裂き、たきぎの上に載せよ。
火をつけてはならない。私はもう一頭の雄牛を同じようにして、たきぎの上に載せ、火をつけないでおく。あなたたちは自分の神の名を呼べ。私は主の名を呼ぼう。
その時、火をもって答える神、その方が神である。」民は了解した。エリヤは言った。
「あなた方から始めよ。」それで、彼らは、朝から真昼まで、バールの名を呼び続けた。
しかし、答える者もなかった。それで、彼らは祭壇の周りを踊り回った。エリヤは言った。
「もっと大きな声で呼んでみろ。出かけているか、寝ているかもしれない。起こしたらよかろう。」
彼らはますます大声で神を呼び、彼らの習わしに従い、剣や槍で血を流すまでに我が身を傷つけた。それで死んだ者も出ただろう。
しかし、何も起こらなった。昼過ぎになり、エリヤが同じように、牛を裂き、たきぎの上に載せた。祭壇の周りに溝を掘り、上から水を注いだので、水は溝まで流れた。
そしてエリヤは神に言った。「アブラハム、イサク、イスラエルの神、主よ。
あなたがイスラエルにおいて神であり、私があなたのしもべであり、あなたのみ言葉によって、私がこれらのすべてのことを行ったということが、今日明らかになりますように。
主よ私に答えて下さい。」すると、主の火が降ってきて、全焼のいけにえと、たきぎと、全てのものを焼き尽くした。
民はこれを見て、ひれ伏し、「主こそ神です。」と言った。エリヤはバールの預言者全員をその場で殺した。
その後、大雨が降った。アハブは車に乗ってイズレエルへ行った。主の手がエリヤの上に下ったので、彼は腰をからげてイズレエルの入り口までアハブの前を走っていった、と聖書は記している。
この話が伝えることは、異教徒は彼らの神の注意を引き付けるために自らを傷つけ、死者まで出すということだ。
しかし、神は何もしない。本当の神ではないからだ。ユダヤ人はホロコーストで600万人も死んだ。その後どうなったのか。戦後まもなく、イスラエルが一晩で建国された。
主は生きておられる。ハマスの幹部がこれを真似て、自国民を犠牲にして、彼らの神の力を試そうとしている。
それに関して、ジャーナリストの木村太郎氏が興味深い記事を載せている。ハマスの幹部はイスラエルが何故建国できたかを研究し、その原動力がマサダの戦いにあると見ている。
エルサレムは紀元70年にローマ帝国によって破壊され、それ以降、ユダヤ人は各国に離散したわけだが、最後までローマに抵抗したのが、このマサダに立てこもった人々だ。
彼らは最終的に一人(歴史家のヨセフス)を残して玉砕するのだが、この精神は今のイスラエルに受け継がれている。
ハマスはこれから学び、自ら玉砕して、ガザ市民に伝説を残したいと願った訳だ。
なるほどと思わせる話だが、私の目には、彼らはおもちゃ売り場で、足をばたつかせて買ってくれと泣き叫ぶ子供のように見える。
それが第三者にはイスラエル軍が無抵抗の市民を殺戮しているように見えるのだ。
このことは、この戦争が宗教戦争だと理解し なければ、分からない。そこで、一度、目線を変えて、仮にイスラエルが存在しなかったら、中東はどのようになっていたか考えてみよう。
当然、パレスチナの単独国家が生まれるが、彼らは一度も国を持ったことがないから、国という概念を知らない。
それで、最大の支援国であるイランの傀儡国家になるのは必然だ。そうなると、イランはそこへ開発した核兵器を持ち込むだろう。
イランは中国、ロシアと繋がっているから、EUにとっては地中海をはさんだ対岸に、全EUを射程距離にしたイランとロシアの核脅威にさらされることになる。
フランスのマクロンは、パレスチナを国家承認したが、イスラエルがなければ、大変な脅威となることを彼は知らないらしい。
軍事面だけではない。イスラエルの技術は様々な面で中東を潤している。砂漠に作物を育てるには水が必要だ。唯一の淡水湖はガリラヤ湖だが、増える人口のため年々水位が下がっている。
それで、イスラエルは海水から真水をつくる最高の技術をもっている。
なんと、地中海の海水から真水を作りガリラヤ湖に注いでいるのだ。
この水は隣国ヨルダンにも供給されヨルダン川沿いの地域を潤している。
砂漠で水がなくなったら、どうなるか、それを一番知っているのは彼らだが、その水を海水から作っているのがイスラエルだということを知っている人はいない。
だから、平然とイスラエルに死を、などと叫ぶのだ。彼らは木を見て、森を見ない。
豊かな農地を見ても、それがイスラエルの世界最高の灌漑施設のお蔭だと言うことも知らない。
さらに、イスラエルがなければアメリカは中東への軍事支援を減らすだろう。
そうなれば、イランはホルムズ海峡で何でもできる。日本への石油は殆どここを通るから、日本はますますイランに頭があがらなくなる。
そうなれば、憲法を改正して、タンカーに自衛隊(日本軍)の護衛をつけるしかない。
サウジやカタールといったアメリカ寄りの国々も自国を守る術を失しない、ますますイランの脅威に怯える日々をすごすことになるだろう。
石油供給が不安定になれば、日本も大変なことになる。イスラエルは西側のメディアがガザに入るのを禁止している。
危険だし、彼らまで人質に取られたら後が厄介だ。それでガザ報道はすべて、ハマス関連のアルジャジーラ記者による配信を買っているのだ。(彼らは10月7日のテロの実況中継までしたのだ。)
事実を切り取ってどのようにでも配信できる。イスラム教の最終目的は、イスラム革命により全世界がイスラム教国にすることである。
日本もそのイスラム教労働者を大量に迎えようとしている。宗教対立による危険を知らない日本は彼らにとって最も住みやすい国だろう。
羽田の国際線ターミナルには彼ら専用の祈りの部屋があるらしいし、霊山富士の登山道脇のお土産屋には、彼ら専用の祈りの小屋があるという。
日本特有のおもてなし、のつもりだが、彼らにとって日本は国教のない無知でおめでたい国と映るだろう。
それに対抗できるのは、キリスト教であり、その基であるユダヤ教だが、日本にはそれらが殆ど無い。
そして、ユダヤ教はやがて来る、エゼキエル戦争で悔い改め、消滅して全員キリスト者となる。 それまで、イスラム教は人々を惑わし続ける。それに関して、また新しい絵を描きました。
詳しくはGallery油彩と聖書画をご覧ください。