11月8日更新 このHPは、約二か月ごとに、新しい聖書画をアップしております。(次回更新は1月上旬予定です。)
さて、今回の聖書画は、シリーズでヨハネの黙示録第三章を描いています。
詳しくはGallery油彩と聖書画をご覧ください。
11月7日で、ハマスがイスラエルを無差別にテロ攻撃した日から一か月が経ちました。
予想した通り、イスラエル国防軍はガザを空爆し人質救出のため地上戦に入りました。そして予想した通り、それに反対するデモが各地で起きています。
クリスチャンとしてできることは、このテロによって傷ついた多くのユダヤ人の癒しと心の平安を祈る事と、人質になった人々の早期解放です。
外国人を含む彼らには何の罪もありません。一般ガザ市民を含んだハマスの残虐非道なテロ行為には、強い怒りを感じます。
しかし、この戦いはクリスチャンとして見るなら、イスラムとユダヤの宗教戦争でもなく、相手を殺し合う血肉に戦いではありません。
パウロはエペソの手紙6章12節でこう言っています。「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗闇の世界の支配者たち、また天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」
血肉とは、文字通り肉の欲求であり、目に見えるものへの怒りや悲しみです。その後、世界的におこったイスラエルの空爆にたいするデモも、連日ハマスによって送られる悲惨な映像に対する肉による抗議です。
彼らは「罪のないガザ市民を殺すな!」と訴えていますが、彼らはキリスト教とユダヤ教から見れば明らかに罪人です。
なぜなら、イエスは神の第一の教えとして、神を愛し、隣人を同じように愛しなさい、と教えています。隣人にミサイルを撃ち込む民に罪がないのでしょうか?
又、モーセの十戒では、あなたの隣人の家を欲しがってはならない。中略 すべてあなたの隣人のものを欲しがってはならない。と明確に戒めています。
パレスチナ人は二国共存を頑なに拒んで、パレスチナ全土を自分たちのものだと主張している人たちで、それを得るためにイスラエルに数千回もテロを繰り返してきました。
これが罪でなくて何でしょうか?つまり、反イスラエルデモの根源は似非人道主義の自己主張であり、肉による自己顕示です。
そして、これらはガザ病院に関する偽情報をはじめ、ハマスによる情報操作の結果です。ですから、その意味でハマスは一定の成功を収めていると言えます。
又、それは、ハマスの裏に居るサタンが別名、空中の支配者と言われているように、空中を飛ぶ電波を支配し、マスメディアを支配していることも忘れてはいけません。
ですから、我々クリスチャンは常に聖書を基とした霊的な目でこの戦いを見なくてはなりません。それによれば、必ずこの戦いはイスラエルが勝ちます。
問題は、このテロと国際社会の反発によって、イスラエルが孤立して、より大きな戦争を引き起こすかどうかです。
先日、イスラエルの閣僚の一人がガザに原爆を落とせ、と発言して物議を呼びました。
首相のネタニヤフは直ぐに取り消しましたが、イスラエルが核保有国であるのは公然の秘密ですし、彼はすでにこの戦いは第二の独立戦争だ、と公言していますから、祖国存亡の危機に対して核攻撃も辞さないと相手を威嚇することは、すでにロシアのプーチンが実証済みで、全く現実味のない話ではありません。
何しろハマスをはじめとするイスラム原理主義はテロ攻撃でイスラエルを破滅させると、公言しているのですから、使用をためらう理由はどこにもなく、また、それを止める国も存在しません。
かつてユダヤ人は600万人の同胞をホロコーストで失い、世界の同情を得ましたが、独立国家を得た現在は、たとえ世界を敵に回しても祖国を守るでしょう。
しかも、聖書では、シリアのダマスカスが廃墟になる、と預言されています。シリアはイランの傀儡国家でその手先テロ集団ヒズボラの本拠地です。
大きな軍事力を持ったヒズボラが本格的に参戦すれば、イスラエルは核使用の条件が整うので、その可能性はかなり高いでしょう。
しかし、これが第三次世界大戦になることはありません。イランには実践で使える核兵器がまだなく、ロシアはウクライナで手いっぱい、アメリカも中国がいるのでうごけません。
唯一エジプトが参戦しますが、これも打ち負かされます。その結果、中東の地図は書き直されて、イスラエルは、ナイル川からユーフラテス川に至る広大な領土を手にしますが、これは、創世記に記されたアブラハム契約で、神がイスラエルに与えると約束した地と同じです。
その後、困窮したロシアがイラン、トルコ、と組んでイスラエルに攻め込みます。大国となったイスラエルは孤立しているので、どの国も助けに来ませんが、イエスが介在して一日で、イスラエルが勝ちます。
そして、これを機に、ユダヤ人はキリスト教徒になり、聖地エルサレムの勢力地図も書き直され、ヨハネの黙示録の世界に入っていきます。現在、その黙示録を1章から順次描いておりますので、よろしければ、そちらもご覧ください。
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