ユダヤ人とイスラム教

by Futaro


2024年6月12日。
さて、長引く、ガザ戦争にやっと、明るいニュースが飛び込んできました。イスラエル軍が人質4人をラファのアパートから救い出しました。
残念ながら、その際、部隊の中尉が身代わりとなって敵の弾を受けて亡くなってしましました。彼の英雄的な行動により、僅かにできた隙をついてこの救出劇が成功したようです。
彼らはイスラエル軍の主張どおり、人口密集地のアルジャジーラ記者の自宅に監禁されていました。
何故、国際社会は今もなお、いつ殺されるかという恐怖の中にいる罪のない、人質に対してイスラエル以外の国で無関心なのか私には理解できません。
また、殉死したイスラエル軍の中尉より、毎添えの市民を悲しむ声が多いのも理解できません。
今回も、多くの市民が巻き添えで死んだと、ハマスは伝えてきていますが、その原因を作っているのがハマスであり、そもそも、10月7日、に民間人を交えて無防備のガザ周辺にすむ無実のイスラエル人と音楽祭に参加していた多国籍の観客1200名以上を殺戮したうえ、250名もの人質を取ったことが、国際法に違反しているのです。
ネタニヤフ首相が言うように、これは、彼らが望んだ戦争なのです。
一時的な感情に走らず、この戦争の始まった原点に戻らなければ、全体は見えてきません。
この戦争の全体像は、ユダヤ人とイスラムの対立です。人はよく、ガザ地区での抑圧されたパレスチナ人の不満が今回の戦争に繋がったと言いますが、これはマスコミがでっち上げた嘘です。
何故なら、当のハマスがそれをはっきりと否定しているからです。
かれらは言います。ユダヤ人国家を根こそぎこの地上から葬り去ることが我々の目標なのだと。(アルジャジーラにおけるハマス幹部のコメント)
ハマス憲章にもそう明記されており、彼らの掲げる旗にイスラエルの名前はありません。
文字通り、川から海まで、(ヨルダン川から地中海)が彼らの領土であり、分割案など、当初から受け入れる意思なのありません。
その壮大な目的を達成するため、彼らの取った最大の作戦は、いかに自分たちが惨めで弱く虐げられた存在であるかを世界に具体的に示し、彼らの賛同を得ることでした。
自分たちが虐げられた民であること示すのですから、戦争に勝つ必要はありません。
ただハマスが全滅しては意味ないので、まず彼らは自分たちが生き残るためにトンネルを掘りました。
地下に潜って生き延びるためです。市民は人間の盾となって、地上でイスラエル軍の攻撃を受けて殉教してもらいます。
今回、UNRWAが国連の資金を使って学校でパレスチナ人に殉教を教えていたことが暴露されました。
殉教こそ、戦力で圧倒的に劣るハマスが唯一国際社会から、注目と同情を得ることができると、彼らは信じているようです。
それで、彼らはガザやヨルダン川西岸地区で自爆テロをした女性を殉教者として称賛し子供達にそれを教えました。
同時に攻撃側のイスラエルへの憎しみも教え込みました。日本もこの学校のために長年にわたって数千万ドルの資金援助を行ってきました。
まことに恥ずべきことですが、役人ペーパー棒読みの上川外相は一時停止していた資金提供をいともやすやすと再開してしまいました。
これで日本は立派なテロ支援国家となりました。戦争が始まると、ハマスは次にいかに効果的にその映像をメディアに提供するかに的を絞りました。
最初はあまりにもタイミングが良すぎてボロがでました。イスラエル軍の攻撃がガザの病院を直撃したというデマをすぐに流したのです。
案の定、海外メディアはすぐ飛びつきましたが、やがて衛星写真など検証してデマだとわかりましたが、訂正記事は当初の大々的な報道に比べて申し訳程度の目立たぬものでした。
これに気をよくしたハマスは直属のガザ保健省発表として、以後フェイク映像を流し続けます。
私も何度もユーチューブ動画で、子供を抱きかかえて病院らしき建物の中を走るまわる男性の映像を見ました。
また、瓦礫の中で立ち尽くす女性や子供の映像を見ました。全てフェイクです。
何故それが言えるのかというと、私も以前写真を少し撮っていて、街中やお祭りなど、スナップショットを沢山撮りましたが、絵になるショットなど、簡単には撮れません。
命の危険のある戦場なら、なおさらです。それで、勉強の為、戦時中の映像なども沢山見てきました。
その中で印象的なのは、人の目です。やはり一種独特の凄みがあります。雰囲気が違います。
それに比べて、ハマスの流す映像にはそれがありません。パターンも決まっています。爆撃直後なのか、数日たっているのか、危険に直面しているのか、安全なのか、そこに居る人の表情や動きでだいたい分かります。
これもかれらが当初からメディアを利用した戦略で、民放が視聴率稼ぎに、こうしたフェイク映像を使うのは、商業放送として仕方ないとしても、NHKが国民から強制的に視聴料を取っておいてアルジャジーラというテロ支援組織からこうした映像を買っているのは、明らかに公正を基として放送法違反であり、アルジャジーラ記者が10月7日のテロに加担しているのだから、テロ組織に資金提供するのと同じです。
そして、こうも易々とガザ市民を人間の盾にして殉教させることができるには、イスラム教の教えが元にあります。
彼らは一日に5回もメッカに向けて祈ります。その祈り方は身を投げ出して祈ります。
つまり神に身を捧げるのです。それが、天国に行ける方法なのです。
だから、彼らは死を怖がりません。特に子供達や子供を産み終わった女性たちがそうです。
なぜ、そう私が言えるのかというと、ハマスが大きな証拠を提供してくれました。
かれらは、もうこれ以上、殉教者を出さないでくれ、とは、一度たりとも言ったことはありませんが、ある出来事にたいして、もう勘弁してくれ、おねがいだからやめてくれ、と懇願したことがあります。
それは、アメリカが支援物資をパラシュートで投下した時です。
一部が海に落ち、それを拾いに行った市民が大勢おぼれ死んだのです。
イスラエル軍の攻撃で死ねば殉教ですが、海で溺れたのは殉教にはなりません。
それで、数十人の溺死者は数万人の殉教者より、かれらにはこたえたのです。
もう一つの答えは、彼らイスラム教の成り立ちが、そもそも戦争を目的にしているからです。
彼らが最初に歴史の表舞台に立ったのは第一回十字軍(1096年〜99年)の時で630年にイスラム教創始者のムハンマドがアラビア半島統一してから僅か400年ほどで、千年以上の歴史があるローマ教皇軍と対等に戦えたのです。
その元はコーランが死か、に代表される徹底的な武力制圧で信者を獲得した歴史があります。
その戦いの歴史の中で今でも世界中で用いられているものとして、ガーゼがあります。
これも彼らの発明品です。さらに今はし好品ですが、長時間眠気を防ぐコーヒーも、商取引で必要な数字もアラビアで生まれました。
戦争すれば当然死者がでます。若くして未亡人になった女性の救済のため、裕福な男性は5人まで妻が持てるのも、戦争未亡人の救済のためで、喜捨と呼ばれる、制度も、戦争で稼ぎ手を亡くした家族への援助ですし、ラマダンと言われる、断食も、戦争で長期間食べたり飲んだりできなくなった時のための訓練です。
その訓練の甲斐があってか、3月のラマダン月でもハマスの戦闘力がおちることはなかったようです。 
そして、なによりも効果的なのは、子沢山を推奨することです。そのために、女性が子を産む以外の地位を認めません。
イスラムでは、女は畑、男はいつでも耕していい、ということわざがあります。当然のことですが、子供が沢山生まれれば、人間一人に対する価値は下がります。
今回、イスラエルとハマスの交換する人質には、著しい差があります。かつては、イスラエル兵一人に対して千人ものハマスの囚人を交換して事さえあります。
ハマスのトップ、イスマエル(アブラハムがハガルに生ませた最初の子と同じ名前)は、イスラエルに捕らわれていた時、この事実を知って、今回の作戦では、できる限り多くの人質を取る案を思いついたそうです。
彼はイスラエルが自国民を何よりも大切にすることを学びました。人質は重要な切り札になります。
イスラエル軍は自国人と音楽祭で捕らわれた他国の人質のために命がけで戦っています。
しかし、世界は、その任務のために命を落とした数百名のイスラエル兵士より、自ら進んで殉教を選んだ、ハマスの土台であるガザ市民により同情的です。
ガザ市民の方が多く死んでいるじゃないか、という人達がいます。
しかし、私が疑問に思うのは、そもそも、やりすぎだと言う人たちは、何を基準にして、そう言っているのでしょうか。
おそらく、ハマスが殺したのは1200人だが、イスラエル軍は3万人以上殺しているじゃないか、と言う意味だと思いますが、それは、机上の論理であって、実際、戦っているときに、レフリーがいて死者の数を数えて、ハイ、1200人になったから、これで終了!などと誰が言えるのでしょうか?
その後、人質になった250名はどうなるのでしょうか?もし、ハマスがイスラエル軍の反撃を見て、これは勝てない、と判断して、人質は全て解放したら、おそらく、その時点で、戦争は終わっていたでしょう。
しかし、実際、ハマスは人質を全員解放していません。死者数が増える原因を作っているのはハマスの方です。
それと、これが一番重要な点ですが、ハマスにとってガザ市民の死は全て殉教ととらえているので、彼らは天国に行けるので、それでいいのです。
それを裏付ける発言が、6月12日に、今回のテロの首謀者シンワルからありました。「我々は、ガザ市民の死をまったく気にしていない。彼らは必要な犠牲者だ。」
その理由は、殉教は最大の名誉であり、彼らの共通の願いでもあります。
宗教には独自の価値基準がありますから、それを自分たちの基準で捉えると、間違った方向へ行ってしまいます。
日本の例をひとつあげるなら、江戸時代には武士には切腹というものがありました。
現在の法に照らせば、明らかに自殺行為で、例えば、どこかの広場で、それを実際にやろうとする人がいたならば、直ぐに警察が来て、すでに腹を切っていたなら救急車が呼ばれるでしょう。
もし、用意周到に介錯人がいて、苦しまないように、首を切ったら、その人は自殺ほう助か、殺人罪となります。
そんなこと現代人はやらないとお思いでしょうが、昭和の時代にはそうやって切腹した作家が実際にいました。
彼は葉隠れ、という思想に染まっていただけで、気が狂ったわけではありません。
古来よりの武士道を歩んだだけだと、本人もその介錯人も思っています。
それを狂気の沙汰だ、と一蹴したのは時の総理大臣ですが、価値観が違えば、同じ死でも捉え方が違うのは、イスラム教とキリスト教が違うのと同じで、どちらが、いい、悪い、の問題ではありません。
実際、江戸時代には、それが武士の作法とされていたのですから。
そして、今、世界で多くの人々の自分たちの価値基準で判断しているので、それがハマスには好都合なのです。
テロ組織に好都合であっても、欧米日本の持つ、人の命は一番大切でパレスチナ人は弱者で正義、イスラエルは強者で悪、という図式は一ミリもずれないでしょう。
近代国家はそもそも人命第一で成り立っているからです。そして、それを強引に推し進めているのが、WHOが推進する、パンデミック条約です。
人命第一を質にとって、各国政府をコントロールすることが、彼ら、グローバリストの最終目標です。
人質を取って、自らの延命を図っているハマスと同じ構図です。グローバリストの最終目的は金ですが、彼らイスラム教の最終目的は、イスラム革命を各国で起こして、世界をイスラム教だけにすることです。
イスラム教徒は今後、若い女性さえいれば、いくらでも増え続けることが出来ます。それで、イスラム教は宣教という言葉はありません。
何故なら、イスラム教の子供は全てイスラム教徒になるからで、その逆、つまり棄教は出来ません。
子沢山、しかも世襲制、これらがイスラム教の増える理由です。
日本でも政府は人手不足解消のため、多くの移民を受け入れるとしていますが、当然、賃金の安い東南アジアの国々からの移民も増えます。
世界最大のイスラム教国は、インドネシアです。すでに、埼玉県川口市では、イスラム教徒のトルコ系クルド人と、地元民との間で、軋轢が起こっています。
あまりにも、生活習慣が違い、言葉も満足に伝わらない中、移民の問題は今後の日本の治安情勢を益々悪化させていくでしょう。
昨年、都内で難民と都民の交流会がありました。その時、ちょっとした諍いがあった時、激高した難民の女性が、都民に向かって、「神は偉大なり、神はあなたを殺す!」と叫んで問題になりました。
イスラム教徒にしてみたら、偉大な神の民を、貶める者には死を、と言うのは、当たり前の話なのです。
しかし、ほとんどに日本人には理解できないでしょう。聖書は、こう預言しています。
黙示録9章15節。すると、定められた時、日、月、年のために用意されていた4人の御使いが、人類の三分の一を殺すために解き放された。騎兵の軍勢の数は二億であった。
わたし(ヨハネ)はその数を聞いた。世界で二億もの軍隊を有する国はありません。したがって、この二億は、国の軍隊ではありません。それが、できるのはイスラム教徒しかありません。

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