2004年06月18日 更新
日本で一番低い分水界
《 水分れ公園 》
日本で一番低い中央分水界です、本州に降った雨は太平洋側か日本海側のどちらかに流れることになります、このようなさかいを、中央分水界といいます。 本州には背骨となる山脈がつらなっているので分水界はたいてい高い山々の尾根になりますが石生の分水界は海抜約95Mで平地の中にあり、たいへん珍しい分水界です。
高谷川を挟んで瀬戸内海側から見た写真です。
高谷川を挟んで日本海側からの写真です。
この平地の分水界(谷中分水界)は、石生奥山から流れる高谷川の右側(北側)の堤防上で、奥山から尾根を下り、山裾から西に向かい、石生宿畑まで約1250m。そこからは行者山、城山へと山の稜線へ上っていきます。プレートには、【これより山に登る 谷中中央分水界 ここで終わる】と書かれている。最も低いところは宿畑で標高95.45mです。水別れ橋では標高101.04m。
水別れ橋 石生の街中に旧国道175号「水分れ橋」がある。日本一低いところにある中央分水界(約1250mにわたる谷中中央分水界に掛かるこの橋は、「身別れ」に通ずると忌み嫌い、婚礼の列はこの橋を渡らなかった。 バイパスができるまでは、国道175号と176号が合流する交通の要でした。
水分れ資料館 ここには、模型や映像そして音声でわかりやすく中央分水界地形の説明や高瀬舟の原寸大模型、付近に生息している魚、絶滅した魚などの資料を展示しています。
所在地: 兵庫県氷上郡氷上町石生(いそう) アクセスまっぷ 舞鶴自動車道春日ICを降りて左折175号線を大阪方面へ約5KM進む、三叉路の交差点(坂)〔水分れ公園の看板あり〕を左折するとJR石生駅を越えて2KMほど進む、案内に従い左折で到着です。176号線を大阪からはJR柏原駅(かいばら)を越えて500M右角にモービルGSのある交差点(柏原北)を直進あとは案内に従って右折で到着です。